語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】 改憲を語るリスクと語らないリスク ~改憲問題~

2016年08月04日 | ●佐藤優
(1)議論すべきは「憲法体制」
 (a)①いま、憲法について語らないのは非常に危険だ。麻生太郎・副総理兼財務相が2013年7月に「ナチスの手口に学んだらどうか」と発言したが、これは実は深刻な話だったかもしれない。
   ②ドイツの国法学者オットー・ケルロイターは、『ナチス・ドイツ憲法論』にこんな趣旨のことを書いている。ワイマール憲法を改正しようとすると、あれだけの硬性憲法なので、すごいエネルギーがかかる。それより、「法理の上で矛盾するような法律をたくさんつくることで、事実上のナチス・ドイツ憲法ができる」と。結局ナチスはその方向へ行った。

 (b)ロシアやドイツ憲法を見ても明らかだが、憲法における緊急事態条項は「緊急自体においても、この基本的人権だけは絶対に停止してはいけない」という国家権力を憲法によって縛る方向性の条項だ。しかし、安倍晋三・首相たちが行っているのは、国民の権利を制約する「国家緊急事態法」の条項のようなものを憲法に入れろ、ということだから。人権に関する根本的な発想に問題がある。

 (c)留意しておきたいのは、「民主主義」と「独裁」は矛盾しない、ということだ。たとえば国会議員が1千人いて、この1千人に権限を委任するとする。999人だったら本質的に変わるか。変わるまい。どんどん議員を削減していって10人だったらどうか。理論的には変わらない。じゃあ1人になったら? それでも変わらない。「民主主義」と「独裁」は意外に相性がいい。民主主義という概念を振り回しすぎるろ、それは独裁につながっていく。

 (d)①圧倒的多数の日本人には、無意識のうちに構造化された沖縄差別が組み込まれている。ヘイトスピーチの問題について立法で解決しようとしても、なぜかアイヌや沖縄の人たちが抜け落ちてしまう。裏返して言えば、米軍貴t理が集中する沖縄で「アメリカ出ていけ、ヤンキー・ゴー・ホーム」と言った場合、ヘイトスピーチとして扱われる可能性があるわけだが、沖縄の人びとに対するヘイトスピーチは処罰の対象にならない。この辺のズレというのが、絶望的なほどに分からない。こういう多数派感覚における常識から出てくる憲法改正は、「悪いもの」か「うんと悪いもの」にしかならない。
   ②日本が好きだし、愛国者でありたいと思う。「戦後レジームが人権や自由といった普遍的な価値を体現しているがゆえに、日本は誇れる」といったユルゲン・ハーバーマスの「憲法愛国主義」的な感覚を持っていないと、憲法改正はいずれの方向に向かうとしても危険。差別の構造に取り込まれている沖縄の人たちにとって護憲運動は、「沖縄に米軍基地を過剰負担させている現状」の固定化につながるわけだ。

(2)新しい護憲論が必要だ
 (a)沖縄の問題は深刻だ。安全保障や外交に関しては、沖縄に拒否権を持たせるような連邦制を導入しないと、いまの袋小路を脱することはできないだろう。日本政府が何を決めても沖縄が合意しないと動かない、という現状は、事実上は連邦制になってしまっているこということだ。

 (b)①沖縄が「沖縄憲章」みたいなものをつくって、日本と連邦条約を結ぶことだ。そして、連邦条約と日本国憲法では、条約を優先させる。なぜなら、いまの沖縄はある種の無法状態なのだから。
   ②米軍普天間飛行場の移設計画をめぐり、国が翁長雄志・沖縄県知事を訴えた代執行訴訟で和解が成立した。しかし、翁長知事は、沖縄県が新たな訴訟で国に負けた場合でも「辺野古埋め立て承認の撤回を視野に入れる」と言っている。もはや、日本国政府の統治が及んでいないということだ。
   ③憲法を制定する権力をどこに求めるかということについても、相当深い、哲学的な議論をしなければならない。 ④憲法改正の主体、憲法における権利享受の主体を日本国民に限定する考え方であれば、「外国人は黙っとれ」。日本国籍を持たない人間はこの議論に参加する権利はない、という乱暴な話になる。憲法改正の是非を問う国民投票権年齢と選挙権年齢は「18歳以上」に引き下げられたが、18歳未満の子どもの6人に1人が貧困状態にあるいま、子どもたちの権利はどういう形で保全するのか、ということも問題だ。

 (c)①柄谷行人氏の言説だが、「日本には憲法9条の理念が完全に染み付いているから、いくら改正しようとしても改正できないんだ」と。ただし、少なくともいまの日本の政治においては別の危険がある。
   ②2016年3月18日の横畠裕介・内閣法制局長官の国会答弁を見れば分かる。民主党(当時)の白眞勲・参議院議員の質問に対して、「核兵器の保有だけでなく、使用についても、必ずしも憲法違反ではない」という趣旨の答弁をした。これは重要な答弁だ。核保有と核使用は本質的に違う。「拳銃を持っていい」ということと、「使ってもいい」ということは違う。明らかに一線を踏み越えている。
   ③法制局のレゾンデートル(存在理由)は、「集団自衛権行使は認められない」という立場だった。安保法制の制定過程においては、それを崩すために法制局に勤務したことがなく極端な考えを持つ外務官僚の小松一郎氏(故人、前内閣法制局長官)を持ってきた。人事によって解釈を変えたわけだ。
   ④だから、法制官僚は完全にやる気をなくしている。自分たちが憲法の番人として何かやったって、そんなものは人さえ代えればいつでも変わる、と。
   ⑤2015年夏の安保法制成立までの過程の後遺症がいちばん出ているのはここだ。「憲法の番人として、自分たちが止めなければいけない」という感覚が希薄になってしまた。

 (d)ドナルド・トランプ氏が「日本が核兵器を持ったっていいんじゃないか」と発言したら、インテリジェンスの専門家なら「NPT体制【注】」が崩れた時には日本も核を持つのではないか」と考える。こういう大きな変化が生じているが、それに対して日本人はあまりにも無自覚だ。

   【注】1970年に発効した核不拡散条約(NPT)は、米露英仏中の5ヵ国を核兵器を持つ「核保有国」と認めて軍縮義務を課す一方、その他の国には核兵器保有を禁じ、代わりに原子力の平和利用の権利を認める。核兵器を持つインドやパキスタンは不参加。北朝鮮は2003年に「脱退」を宣言。非核保有国側が核軍縮が進まない現状への不満を強めるなど、NPT体制は危機に直面している。

(3)いまは、指一本触れるな
 (a)日本国憲法には「国際的な宣言」という要素もある。9条にしても、「日本をこういう国にします」と宣言しているわけだ。ポツダム宣言を受け入れ、サンフランシスコ講和条約に調印し、国際社会に復帰していく、というプロセスのなかで、日本国憲法の制定は国際社会に向けた宣言だった。憲法改正は、そんな「国際法的な側面」においても「日本は考えを変えたんだ」という意味を持つ。そのあたりの話は憲法改正でも非常に希薄だ。

 (b)①(「東京裁判史観」への批判は場合によっては日米関係をかなり毀損する可能性もあるから)安倍政権下では憲法改正は起きないのではないか。
   ②日米関係というのはアマルガム(合金)のように天皇制に組み込まれている。外務官僚の認識は、「アングロサクソンと戦争したら国体を保持できなくなりかねないから、彼らとは絶対戦争しない」というものだ。ウルトラ右翼的な、時代錯誤的な戦前回帰をすることで、日本の国体が崩れることへの恐れがある。
   ③怖いのは「ポスト安倍」だ。
   ④<例>きわめて機能主義的な考え方の政権ができて、「自衛隊って事実上の軍隊でしょ。なんで憲法に軍隊持たないって書いてるの? こんなの直しましょうよ」ということになったら。「これはきわめて技術的な話なんです。実態と違っていて、ちゃんと固定しているものは憲法上の文言でも直さないといけないんじゃないですか」といったかたちで憲法改正の議論に入ってくる。そして、「みんな天皇が一番偉いと思っているんだから、これは国家元首にしましょうか」と。9条や天皇制が、比較的軽い気持で変わっていく可能性が出てくるかもしれない。

 (c)カール・マルクスがルイ・ナポレオンのクーデターについて書いた本(『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の中に、こういう意味の一節が出てくる。「何時までも恐ろしい状態が続いているよりは、恐ろしい形でいいから早く終わってもらったほうがい」とね。日本もこういう感じになっている。

 (d)①おっしゃるとおり今までの護憲論がもう全然通用しない。
   ②同時に、今この瞬間においては、憲法には指一本触れないほうがいい。政治は分かりやすくないといけない。だから、いまこの瞬間においては、こんな議論もあり得ると思う。日本国憲法は基本的にいいものだと思う。いいものに何か付け加えていくならばいい。これには少し政治的な思惑もあって、「加憲」を主張している政党(公明党)もあるから。
   ③<例>ジェンダーへの目配りはやはりしないといけない。単一民族、単一国家には「家思想」があって、女性とかゲイの男性とか、トランスジェンダーの人は考慮されていない。
   ④憲法改正といっても、「悪いものを直す」という人と、「いいものに、もっといいものを付け加えていく」という人とは違う。
   ⑤だから、この憲法がいいものか悪いものかをハッキリさせたうえで議論したらいい。そのうえで、「いいものに、もっといいものを付け加えていくだけなら、今のタイミングでやる必要がある?」と言いたい。
   ⑥公明党は「いいものだ」と思っていて、いいものにいいもの(環境権)を「加憲」していくんだと言っている。自民党は口には出さないが、「悪いものだ」と思っている。「読むだけでムカつく」と思っているんじゃないか。

□姜尚中×佐藤優「あなたは日本国憲法が好きですか 改憲を語るリスクと語らないリスク」(『AERAの民主主義』、朝日新聞出版、2016/初出:2016年5月16日号)から佐藤優の発言を抜粋、要約
     ↓クリック、プリーズ。↓
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ  人気ブログランキングへ  blogram投票ボタン

 【参考】
【佐藤優】沖縄の全基地閉鎖要求・・・・を待ち望む中央官僚の策謀
【佐藤優】ナチスドイツ・ロシア・中国・北朝鮮 ~世界の独裁者~
【佐藤優】急進展する日露関係 ~安倍首相が取り組むべき宿題~
【佐藤優】日露首脳会談をめぐる外務省内の暗闘 ~北方領土返還の可能性~
【佐藤優】殺しあいを生む「格差」と「貧困」 ~「殺しあう」世界の読み方~
【佐藤優】一時中止は沖縄側の勝利だが ~辺野古新基地建設~
【佐藤優】情報のプロならどうするか ~「私用メール」問題~
【佐藤優】テロリズムに対する統一戦線構築 ~カトリックとロシア正教~
【佐藤優】北方領土「出口論」を安倍首相は訪露で訴えよ
【佐藤優】ラブロフ露外相の真意 ~日本政府が怒った「強硬発言」~
【佐藤優】プーチンが彼を「殺した」のか? ~英報告書の波紋~
【佐藤優】北朝鮮による核実験と辺野古基地問題
【佐藤優】サウジとイランと「国交断絶」の引き金になった男 ~ニムル師~

【佐藤優】矛盾したことを平気で言う「植民地担当相」 ~島尻安伊子~
【佐藤優】陰険で根暗な前任、人柄が悪くて能力のある新任 ~駐露大使~
【佐藤優】世界史の基礎を身につける法、決断力の磨き方
【佐藤優】国内で育ったテロリストは潰せない ~米国の排外主義的気運~
【佐藤優】沖縄が敗訴したら起きること ~辺野古代執行訴訟~
【佐藤優】知を身につける ~行為から思考へ~
【佐藤優】プーチンの「外交ゲーム」に呑まれて
【佐藤優】世界イスラム革命の無差別攻撃 ~日本でテロ(3)~
【佐藤優】日本でもテロが起きる可能性 ~日本でテロ(2)~
【佐藤優】『日本でテロが起きる日』まえがきと目次 ~日本でテロ(1)~
【佐藤優】小泉劇場と「戦後保守」・北方領土、反知性主義を脱構築
【佐藤優】【中東】「スリーパー」はテロの指令を待っている
【佐藤優】東京オリンピックに係るインテリジェンス ~知の武装・抄~
【佐藤優】分析力の鍛錬、事例、実践例 ~知の教室・抄(3)~
【佐藤優】武器としての教養、闘い方、対話の技術 ~知の教室・抄(2)~
【佐藤優】知的技術、情報を拾う・使う、知をビジネスに ~知の教室・抄(1)~
【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(2)~
【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(1)~
【佐藤優】日本のインテリジェンス機能、必要な貯金額、副業の是非 ~知の教室~
【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~
【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
【佐藤優】『佐藤優の実践ゼミ』目次
『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』
 ★『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』目次はこちら
【佐藤優】サハリン・樺太史、酸素魚雷と潜水艦・伊400型、飼い猫の数
【佐藤優】第2次世界大戦、日ソ戦の悲惨 ~知を磨く読書~
【佐藤優】すべては国益のため--冷徹な「計算」 ~プーチン~
【佐藤優】安倍政権、沖縄へ警視庁機動隊投入 ~ソ連の手口と酷似~
【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~
【佐藤優】冷静な分析と憂国の情、ドストエフスキーの闇、最良のネコ入門書
【佐藤優】「クルド人」がトルコに怒る理由 ~日本でも衝突~
【佐藤優】異なるパラダイムが同時進行 ~激変する国際秩序~
【佐藤優】被虐待児の自立、ほんとうの法華経、外務官僚の反知性主義
【佐藤優】日本人が苦手な類比的思考 ~昭和史(10)~
【佐藤優】地政学の目で中国を読む ~昭和史(9)~
【佐藤優】これから重要なのは地政学と未来学 ~昭和史(8)~
【佐藤優】近代戦は個人の能力よりチーム力 ~昭和史(7)~
【佐藤優】戦略なき組織は敗北も自覚できない ~昭和史(6)~
【佐藤優】人材の枠を狭めると組織は滅ぶ ~昭和史(5)~
【佐藤優】企画、実行、評価を分けろ ~昭和史(4)~
【佐藤優】いざという時ほど基礎的学習が役に立つ ~昭和史(3)~
【佐藤優】現場にツケを回す上司のキーワードは「工夫しろ」 ~昭和史(2)~
【佐藤優】実戦なき組織は官僚化する ~昭和史(1)~
【佐藤優】バチカン教理省神父の告白 ~同性愛~
【佐藤優】進むEUの政治統合、七三一部隊、政治家のお遍路
【佐藤優】【米国】がこれから進むべき道 ~公約撤回~
【佐藤優】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか」「【佐藤優】プーチンのメッセージ
【佐藤優】ロシア人の受け止め方 ~ノーベル文学賞~
【佐藤優】×池上彰「新・教育論」
【佐藤優】沖縄・日本から分離か、安倍「改憲」を撃つ、親日派のいた英国となぜ開戦
【佐藤優】シリアで始まったグレート・ゲーム ~「疑わしきは殺す」~
【佐藤優】沖縄の自己決定権確立に大貢献 ~翁長国連演説~
【佐藤優】現実の問題を解決する能力 ~知を磨く読書~
【佐藤優】琉球独立宣言、よみがえる民族主義に備えよ、ウクライナ日記
【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
【佐藤優】ネット右翼の終わり、解釈改憲のからくり、ナチスの戦争
【佐藤優】「学力」の経済学、統計と予言、数学と戦略思考
【佐藤優】聖地で起きた「大事故」 ~イランが怒る理由~
【佐藤優】テロ対策、特高の現実 ~知を磨く読書~
【佐藤優】フランスにイスラム教の政権が生まれたら恐怖 ~『服従』~
【佐藤優】ロシアを怒らせた安倍政権の「外交スタンス」
【佐藤優】コネ社会ロシアに関する備忘録 ~知を磨く読書~
【佐藤優】ロシア、日本との約束を反故 ~対日関係悪化~
【佐藤優】ロシアと提携して中国を索制するカードを失った
【佐藤優】中国政府の「神話」に敗れた日本
【佐藤優】日本外交の無力さが露呈 ~ロシア首相の北方領土訪問~
【佐藤優】「アンテナ」が壊れた官邸と外務省 ~北方領土問題~
【佐藤優】基地への見解違いすぎる ~沖縄と政府の集中協議~
【佐藤優】慌てる政府の稚拙な手法には動じない ~翁長雄志~
【佐藤優】安倍外交に立ちはだかる壁 ~ロシア~
【佐藤優】正しいのはオバマか、ネタニヤフか ~イランの核問題~
【佐藤優】日中を衝突させたい米国の思惑 ~安倍“暴走”内閣(10)~
【佐藤優】国際法を無視する安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(9)~
【佐藤優】日本に安保法制改正をやらせる米国 ~安倍“暴走”内閣(8)~
【佐藤優】民主主義と相性のよくない安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(7)~
【佐藤優】官僚の首根っこを押さえる内閣人事局 ~安倍“暴走”内閣(6)~
【佐藤優】円安を喜び、ルーブル安を危惧する日本人の愚劣 ~安倍“暴走”内閣(5)~
【佐藤優】中小企業100万社を潰す竹中平蔵 ~安倍“暴走”内閣(4)~
【佐藤優】自民党を操る米国の策謀 ~安倍“暴走”内閣(3)~
【佐藤優】自民党の全体主義的スローガン ~安倍“暴走”内閣(2)~
【佐藤優】安倍“暴走”内閣で窮地に立つ日本 ~安倍“暴走”内閣(1)~
【佐藤優】ある外務官僚の「嘘」 ~藤崎一郎・元駐米大使~
【佐藤優】自民党の沖縄差別 ~安倍政権の言論弾圧~
【書評】佐藤優『超したたか勉強術』
【佐藤優】脳の記憶容量を大きく変える技術 ~超したたか勉強術(2)~
【佐藤優】表現力と読解力を向上させる技術 ~超したたか勉強術~
【佐藤優】恐ろしい本 ~元少年Aの手記『絶歌』~
【佐藤優】集団的自衛権にオーストラリアが出てくる理由 ~日本経済の軍事化~
【佐藤優】ロシアが警戒する日本とウクライナの「接近」 ~あれかこれか~
【佐藤優】【沖縄】知事訪米を機に変わった米国の「安保マフィア」
【佐藤優】ハワイ州知事の「消極的対応」は本当か? ~沖縄~
【佐藤優】米国をとるかロシアをとるか ~日本の「曖昧戦術」~
【佐藤優】エジプトで「死刑の嵐」が吹き荒れている
【佐藤優】エリートには貧困が見えない ~貧困対策は教育~
【佐藤優】バチカンの果たす「役割」 ~米国・キューバ関係~
【佐藤優】日米安保(2) ~改訂のない適用範囲拡大は無理筋~
【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~
【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~
【佐藤優】外相の認識を問う ~プーチンからの「シグナル」~
【佐藤優】ヒラリーとオバマの「大きな違い」
【佐藤優】「自殺願望」で片付けるには重すぎる ~ドイツ機墜落~
【佐藤優】【沖縄】キャラウェイ高等弁務官と菅官房長官 ~「自治は神話」~
【佐藤優】戦勝70周年で甦ったソ連の「独裁者」 ~帝国主義の復活~
【佐藤優】明らかになったロシアの新たな「核戦略」 ~ミハイル・ワニン~
【佐藤優】北方領土返還の布石となるか ~鳩山元首相のクリミア訪問~
【佐藤優】米軍による日本への深刻な主権侵害 ~山城議長への私人逮捕~
【佐藤優】米大使襲撃の背景 ~韓国の空気~
【佐藤優】暗殺された「反プーチン」政治家の過去 ~ボリス・ネムツォフ~
【佐藤優】ウクライナ問題に新たな枠組み ~独・仏・露と怒れる米国~
【佐藤優】守られなかった「停戦合意」 ~ウクライナ~
【佐藤優】【ピケティ】『21世紀の資本』が避けている論点
【ピケティ】本では手薄な問題(旧植民地ほか) ~佐藤優によるインタビュー~
【佐藤優】優先順序は「イスラム国」かウクライナか ~ドイツの判断~
【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~
【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~
【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~
【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した
【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~
【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~
【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~
【佐藤優】米国とイランの接近  ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~
【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~
【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~
【佐藤優】の実践ゼミ(抄)
【佐藤優】の略歴
【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~
【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由
【佐藤優】ロシアが中立国へ送った「シグナル」 ~ペーテル・フルトクビスト~
【佐藤優】戦争の時代としての21世紀
【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~
【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~
【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~
【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ
【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~
【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~
【佐藤優】ウクライナ東部 選挙で選ばれた「謎の男」 ~アレクサンドル・ザハルチェンコ~
【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~
【佐藤優】さりげなくテレビに出た「対日工作担当」 ~アナートリー・コーシキン~
【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~
【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~
【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~
【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~
【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~
【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~
【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず
「森訪露」で浮かび上がった路線対立
【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~
【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」
【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~
【佐藤優】ウクライナ政権の「ネオナチ」と「任侠団体」 ~ビタリー・クリチコ~
【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~
【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~
【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~
【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~
【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~
【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ
【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 
【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 
【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~
【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~