
古い倉庫を始末し、新しく設置した際、古い倉庫から出てきた本の一。
南島に憑かれた文化人類学者が、インドとスリランカで出会った日本人「手品師」、「髭」、「海賊」たちとともにスリランカの南南西の島々、すなわちモルジブ諸島をめぐる。
島の暮らしは、21世紀の日本の生活水準からすれば貧困のきわみ、最低生活だ。
だが、住民は心あたたかで、のびのびと暮らしている。
ちなみに、スリランカ料理のカレー味の決め手モルジブ・フィッシュ(鰹節に似た乾物)の魚は、このあたりで獲れる。
□藤沢高治『インド洋の小さな国 ~モルジブ諸島文化誌~』(晶文社、1981)
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