モザイカルチャーとは植物を使ったアート。
フランスで生まれ、カナダで育った造園アートで、植物を使って美しい構図の絵画や躍動感のある立体像を作ります。
3年に1回世界大会が開かれ、今年は9月に浜松で開催されます。
27日、ARIYAM、MIZUTAN、I の3人で浜松まで見学してきました。
池袋西口駅前にこのモザイカルチャーを置いて、待ち合わせ場所、池袋名物を作りたいとの意向でアイポイントから提案をしています。
みなさまご承知の通り、来年9月までには駅前歩道が大幅に拡幅され、広場のようになります。
(モザイカルチャーのエッフェル塔。草の刈り込みを見せて頂きました。先端は取り外してあります。)
(今の時期は生長が早い。色の異なる種類を植え、骨組みも表現されています。)
私たちには残念な話しなのですが、歩道が広がっても植栽帯は減ってしまいます。
最大の理由はふくろ祭りで使用する(平面でなければ神輿もよさこいも出来ない)ことと、地下街があるために構築物が出来ないという理由からです。
駅前景観整備事業はワークショップも検討委員会も開催され、地元合意がなされ、議会でも承認済み事業ということですが、緑化に関してはお粗末というか誰も考えてこなかったのが現状でしょう。
(長崎平和祈念像の下半身部分です。)
これから先、駅前の使用方法も変わるかもしれませんが、限られた範囲で有効利用するためにこのモザイカルチャーと芝生化を提案しています。
この提案に対して豊島区も私たちより先に見学に行き、それなりの理解を得られたように思われます。
(長崎平和祈念像手の部分を作成中でした。鉄筋で組んでナイロン網を張り、土を入れていきます。ここに植物を埋め込んでいきます。)
ただメンテナンスに関してはアイポイントで行うことになりそうなので、今回は特に維持管理について話しを聞いてきました。
行き先は遠州森の石松で名の知られる、掛川からローカル線に乗り、遠州森駅にある森下建設さんです。
この会社が4,5年前から製作し始め、ノウハウを一番蓄積しているようです。
(森町体験の里アクティ森入り口に設置されたカブトムシと馬のモザイカルチャー)
社長と常務にいろいろ説明を受け、製作工程、管理の仕方、設置場所も案内していただき、池袋でも出来ることに自信を深めることができました。
今回、モザイカルチャーもさることながら、浜松市の花や緑に対しての姿勢には驚かされました。別に役所の人に話しを聞いたわけではありませんし、駅前だけしか見ていませんが、花に飾られたまちは美しいし、そうしたいという意志をドンと感じることができました。
(浜松駅前広場に構えるモザイカルチャー。よく手入れされていました。)
植物だけでまちは活性化出来ないかもしれませんが、「浜松市へようこそ!」とおもてなしを感じられました。
池袋西口駅前にヒマワリを植えたり、花を整備していることが、何とかわいらしい手作り作業でしょうか。
(浜松駅の壁面緑化。手間もお金も掛けています。)
モザイカルチャー報告は何回かに分けてしていきます。