
比企郡小川町大塚地内にある「半僧坊大権現堂」の羅漢を訪ねてきました。
小川盆地内の東西にのびる八幡台と呼ばれる高台にあり、お堂は15世紀後半の築城と言われる「中
城跡」と呼ばれるこの城跡の櫓台跡と推測される場所に建立されています。
また、ここは仙覚律師が「万葉集註釈」を完成させた比企郡北方麻師宇郷の比定地とされ、「仙覚
律師遺跡」にもなっています。
左側にある石碑「半僧坊大権現霊堂建設記念碑」で、昭和17年4月17日建之とあります。

もしかしたら羅漢像とのコラボが楽しめるかと訪ねたわけでして・・・
この右側にテニスコートがありますが、元は中城の本郭跡と言われています

群生とまではいかないまでも咲いています

中城の櫓台跡言われる場所に建立されている半僧坊大権現堂

彼岸花と羅漢のコラボにはちょっと難しい状況です

羅漢像は46体あると言われます。数えたら確かに45~46体はありました。

こんな感じで両側に並んでいます

同上

半僧坊大権現堂

お堂の前から

全部の羅漢を紹介したいところですが、無理筋ですので何体かを


半僧坊大権現堂と書かれたものを持った羅漢

台座にはそれぞれ寄進者の名が刻まれています



藪蚊がすごくて半袖の腕の何カ所も刺されながら撮った写真ですので・・・

半僧坊とテニスコートの間にあるポンプ式古井戸
かつてはここに一軒の民家がありました。テニスで喉が渇いたりしたら「お水をください」と井戸
を使わせていただいたとの話です。

仙覚律師遺跡

越郭跡付近に群生していた彼岸花

散策日:令和5年(2023)9月26日(火)