四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

岩殿観音(埼玉県東松山市)

2015年06月30日 | 神社仏閣


坂東三十三箇所十番札所「正法寺」(東松山市大字岩殿)を訪ねてみました。山号は「巌殿山」で、
真言宗智山派の寺院ですが一般には「岩殿観音」の通称で知られています。

寺伝によれば718(養老2)年に開山し正法庵と称し、鎌倉時代初期に源頼朝の命で比企能員が
復興したとのことであり、頼朝の妻北条政子の守り本尊だったと伝わっている。




九十九川に架かるここ「惣門橋」から始まる岩殿観音の参道は緩い坂道になっていて、
参道両側には約50戸の宿坊や、宿屋、商店等が並び門前町を形成していたと言います。
今は、往時の面影はないものの各戸では当時の屋号を書いた木札を吊るしています。
また、参道は石畳で、味気のないアスファルト舗装とは違った趣があります。




惣門橋のたもとに立てられている「岩殿観音門前町並」の案内板。
大分年数が経っていて文字・図が薄くなっていて見づらいです。惣門橋の惣の字が「総」になっています。




道路反対側には近年立てられた「岩殿観音参拝絵図」があります。




屋号等の書かれた木札を一つひとつ確認しながら参道を歩いてみました。
途中、参道を掃いていた方とお話をさせていただきましたが、「昔は参拝客で賑わっていたが、観音堂の裏に道が出来てからは皆な
そちらから参拝に行ってしまいほとんど人が来ない」というようなことを言っていました。裏の道とは大東文化大学前の道のこと。




坊のひとつ「正学院」です




こちらも坊の木札ですが、今は名前だけが残っているようです。




屋号の書かれた木札全部を紹介したいところですが、それだけで相当数の枚数を必要としますので、数件づつまとめて半分程度をアップします。














仁王門手前にある「丁子屋」 明治から昭和初期まで営業していた旅籠  往時の建物で残っているのはここくらいでしょう




仁王門(山門)  左手の道を行けば石段を登らずに観音堂境内に行けます






上の額には「巌殿山」と山号が書かれています






千社札が沢山貼られています




仁王像




仁王像




正法寺本堂




仁王門前から参道を




参道を額縁に




仁王門から観音堂境内に向かう石段を




石段の両端にはまだ紫陽花が咲いています




石段を登り始めて少しした左側にある「高札」  解説は解説板で




石段を登り切ったところから仁王門の屋根越しに参道を




観音堂境内




「薬師堂」(中央灯篭の後ろ)と 「百地蔵堂」(右側)








薬師堂






岩殿観音堂 1 
 
3回再建され、現在ののものは1871(明治11)年に建立
坂上田丸麻呂が奥州征伐に向かう途中観音堂に泊まり、悪龍退治した伝説がある
その退治した龍の首を埋めたのが近くにある弁天沼(鳴かずの池)であるとも




岩殿観音堂 2




岩殿観音堂 3




絵馬堂




観音堂を囲む岩壁  岩肌に掘った岩窟には四国八十八箇所のうつし本尊を祀った88体の石仏










紫陽花と石仏




紫陽花越しに見る薬師堂




樹齢700年の大銀杏 (東松山市指定天然記念物) 上までは撮れませんでした




「萱葺き屋根の鐘樓(東松山市指定有形文化財)」と「銅鐘」(埼玉県指定有形文化財)








石段から鐘樓のかやぶき屋根を望む




鐘樓のある場所から岩殿観音の参道を望む

散策日:2015(平成27)年6月29日(月)           

弁天沼の睡蓮(埼玉県東松山市)

2015年06月26日 | 花・鳥・風景


昔、坂上田村麻呂が岩殿山に住む悪竜を退治し、首を埋めたところにできたという伝説のある
「弁天沼(鳴かずの池)」(東松山市岩殿)に睡蓮があるとの情報を得たことから24日午後訪ねてみました。

蓮は池の一角に僅かにある程度で、蕾が幾つか確認できましたが開花には至っておりませんでした。
何せ沼ですから淵までは近付けず離れたところから蕾を・・・ズームが足りません。




















散策日:2015年(平成27年)6月24日(水)           

毛呂山総合公園の花はす(埼玉県毛呂山町)

2015年06月24日 | 花・鳥・風景


毛呂山総合公園のプールに蓮の花が咲いています。老巧化により閉鎖したプールに、2011年、行田市から
古代蓮16株の譲渡を受けての育成から始まり、現在では24種類もの蓮でプールがいっぱいになっています。

一般公開されるようになって3年目の今年は6月6日に開園されたようです。そんなプールに咲く蓮の花を朝早く訪ねてみました。


















































































散策日:2015年(平成27年)6月24日(金)            

へメロカリス園(埼玉県小川町)

2015年06月23日 | 花・鳥・風景


昨日は、去る6月20日(土)に開園した岡本自然農園「へメロカリス園」(小川町)に行ってきました。

まだ4~5分咲きのようですが、園のご主人にお聞きしたところ、
1000品種くらいはあるが一応800品種以上と言うことにしているとのことでした。

天候が良すぎて花が光ってしまい、そうでなくとも稚拙な写真が更に出来の悪いものとなってしまったようです。
ご主人が言うには「曇りの日がいいですよ」。確かに自身もそう思いますので、機会あったらまた訪れてみようかと・・・
今回とは違った品種のへメロカリスが咲いているかも知れませんので。




























































散策日:2015年(平成27年)6月20日(土)           

あじさい寺「金泉寺」

2015年06月22日 | 花・鳥・風景


昨21日、嵐山町越畑にあるあじさい寺「金泉寺」にお邪魔してきました。
住職さんが丹精込めて育てた約100種類5000株のあじさいが境内や山に咲き誇っていました。
とても全種類の紫陽花を撮ることはできませんでしたが、出来るだけ多くのものをとアップしてみました。
















































































住職の塚本智雄さんとあじさいのことお寺さんのことなど色々とお話をさせていただきました。また写真撮影、ブログ掲載にも快く承知していただきました。
末尾になってしまいましたがありがとうございました。

散策日:2015年(平成27年)6月21日(日)           

松郷峠の芭蕉句碑

2015年06月21日 | 歌碑・句碑


小川町には8か所(8基)の芭蕉句碑があるそうです。うち7か所(7基)については6年前の2009年6月に訪ね歩いています。
川畔にある1か所については場所の特定に若干手間取ったものの、大体が神社や寺、公園といった分りやすい場所にありました。

残すは松郷峠(旧道)の1基となりましたが、この旧道というのが分らず何度か松郷峠に行ってみたものの発見ならず半ばあきらめの状態でした。

最近になり再びネットで情報を探してみたところ、6年前にはなかった情報があり、
おおよその場所が特定できたことから再度挑戦し、やっと8基の芭蕉句碑制覇となりました。




まさか藪の中に旧道がとは考えもしませんでした。現に道の跡らしきものもありません。これでは見つからないわけです。




松郷峠(道路)から藪の中へ10m程は入ったところに句碑と説明板が立っています。




句碑は道標を兼ねていて、上部に句(ほとんど読めなくなっています)下部が道標.




汚れてはいますが読めなくはありません

芭蕉の句碑   松郷峠旧道
小川町大字上古寺471ー2番地

翁 てふの飛 者可利野中能 日可げ可那
右 山王天寺
八王寺大山道

出典 笈日記
年代 貞享二年(1685)
年齢 40歳

碑陰  弘化三丙牛*(1846)3月吉日
願主  的場 吉合戸 青木

句の大意   霞わたった春の野を 折々蝶の飛び交う羽だけが、わずかに野中の日蔭である、春の光に満ちた野の様を よくあらわしている。

平成3年3月  小川町教育委員会




碑陰

余程のもの好きでなければわざわざ行かないでしょうね。




句碑はこの採石場の近くにありました。
平日ならここに出入りするダンプカーが松郷峠をひっきりなしに往復していますが休日のためダンプの往来はありませんでした。

実はこの採石場あたりは「古寺砦」があった場所。しかし、この状況ですから遺構ほとんど残ってはいないようです。

雀川砂防ダム公園の紫陽花 Ⅱ

2015年06月19日 | 花・鳥・風景


このパートⅡでは雀川砂防ダム公園のネームプレートのある場所から上の展望広場に向かう
道路際に咲く紫陽花と、林道を少し入ったところに咲く紫陽花を載せてみました。




ダム湖の見える展望広場へ向かう道から分岐した林道を僅かに進んだ所に咲く紫陽花
















展望広場に向かう道路のカーブ地点に咲く紫陽花




































散策日:2015年(平成27年)6月18日(木)           

雀川砂防ダム公園の紫陽花

2015年06月18日 | 花・鳥・風景


雨が上がったのを見計らって、ときがわ町(旧玉川村)の「雀川砂防ダム公園」まで紫陽花を愛でに行ってきました。
雀川の両岸に咲く紫陽花は雨にうたれたあとだけにいきいきとしていました。
ひと通り見終えて帰路につこうとした丁度その時、再び降り出して豪雨状態に・・・ほんとうに一歩の差でした。


















































林道際の紫陽花も撮ってきましたので、こちらは後日・・・

散策日:2015年(平成27年)6月18日(木)