水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「母のこと・141」

2011-12-13 18:18:57 | Weblog



私が怪我をしても、母は特に何も言わなかった。
兄弟達も、特に何も言わなかった。
我が家は、お互いが過干渉にならない距離でいるのが当たり前だった。
私も子供達や本妻や愛人達には同じ事を言う。
大きな病気、大きな怪我をしなければ、何をしてもいい。
(大きな病気、大きな怪我は自分で防げるから)
もちろん、他の人の生きる道を侵さなければ。

膝の怪我により、行動の仕方が変わった。
変わるなら、ついでだぁ、と仕事も変えようと思った。
この頃、技工の仕事が何でも無難にこなせるようになった。
難しい注文がある時はよかったが、何でも出来ると飽きる。
どうせ一度の人生だもの。
と、多感な時期をアンポ闘争に巻き込まれた私達は思ってしまう。
社会も、世界も、いつ、ひっくり返ってもおかしくない。
いつでも、そんな意識があるのだ。

茶道は辞めたが、コーヒー職人のマスターからコーヒーの味を教えられた。
私の周りには、相変わらず20人以上の仲間がタムロしている。
そうだ、次は喫茶店をしてみよう。
アイツ等の居場所も兼ねて・・・
29歳にもなったのに、世間知らずの私は、実に安易に計画していた。
ここから、社会に生きる能力の低さを実感する人生が始まった・・・


(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します)
コメント
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