カルテ番号 つ・9(6)
会社を潰すか、自分だけ離れるか考えた。
従業員は生活がある。
自分の勝手な生き方に付きあわせるわけにはいかない。
といって、この会社は自分が代表だから成り立っている割合が大きい。
一年間、準備期間として、その間に自分の代わりを任せられるようにした。
自分は会社から離れて、一から新しい分野でやっていこう。
そして、その一年は津山雅仁にとっても様々な勉強と体験に追われた。
この手からの能力は、どうやら医療として充分に使える。
だが、医療分野は様々な規制があり、資格が必要になる。
治療法が危険を伴わない場合は、医師法違反からは外れる。
津山雅仁の場合、器具も使わないし身体に圧力をかけるわけでもない。
カイロプラクティックなども民間療法だが、津山の方がずっと安全だ。
だが、治療とか治すとか医療として勝手な表現はできない。
一年後、津山雅仁は社長の座を降りて、相談役として残った。
いずれ自社株も手放すつもりだった。
同時に新たにメディカル専門学校に入学した。
3年間、鍼灸学科で東洋医学と西洋医学の基礎知識を学び、国家資格を得るためだ。
治療という表現を堂々と使って、この能力を役立てたかったからだ。
その3年間も様々な人を手掛けた。
その都度、患者さんから教わる事、病気から教わる事を生きた経験として得た。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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