ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

日本版海賊党なら津田大介か

2012年08月13日 | 政治

メディアジャーナリスト、津田大介(敬称略)はもっとも「海賊党」らしい人物に思う。著書の『Twitter社会論』で、ツイッターのもつ先見性をいち早く述べている。ツイッターの世界では、イベントや審議会等で参加者の発言などを実況中継する手法を津田大介から文字って「tsuda(つだ)る」と呼ばれ一般語にもなっている。

マスメディアだけでは不十分

政治が何年かに1度の投票だけで終わるのでなく、もっともっと政治が日常化しなくてはならない。原発報道でも明らかなようにマスメディアだけでは大事な情報が抜け落ちていて十分ではない。市民が情報発信して新しいソーシャルメディアをどう生かして行くかだ。津田は、「ソーシャルは双方向性」と言っている。社民党の福島瑞穂党首との対談で話す彼をみて、ますます「海賊党」の雰囲気を感じる=動画参照。

議員秘書の家庭で

津田大介のお父さんは、高沢寅男(1926-1999 元日本社会党衆議院議員)の秘書だった。彼の家には労働組合の人たちが友人のような感じで出入りしていたという。かといって彼が大学に入った1993年頃には学生運動はほとんど消えていた。高校では新聞部に所属。

津田はジャスラック(著作権協会)のシンポジウムに招かれそこで文化庁の著作権分科会の委員になる。政治に関わるのは投票だけでなく政策提言できる団体をつくって審議会に関わるやり方があると感じた。インターネットをつかい共鳴する人たちに声をかけグループを立ち上げる、その重要なツールにツイッターもある。

社民党もバージョンアップを

「今どんどん若者が切り捨てられている状況なのに、若者が若者のために声を上げる方法がなくて受け入れ先がない・・」と語る津田はまぎれもなく日本型ロストジェネレーション(失われた世代)の一員、そして一方“IT寵児”でもある。福島党首との対談では「市民政党としての意識のある社民党も、インターネットやソーシャルメディアを使いながらバージョンアップしていく必要があるのではないか」と指摘している。(「月刊社会民主」2012年8月号)

【写真】福島瑞穂と対談する津田大介 

動画参照 福島瑞穂X津田大介「ソーシャルメディアと脱原発」

【津田大介(つだ だいすけ)】1973年東京生まれ。早稲田大学社会科学部卒。メディアジャーナリスト。

 

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