「神話博しまね」は入場者数が当初の目標を上回り、先日60万人に達した様です。
出雲大社には時々お参りするのですが、神話博も終盤にきたので今日は出掛けて
きました。
映像館前の次から次へと行列が出来る盛況ぶりを横目に、今回は古代出雲歴史博
物館を一通り観ると、大社の境内を丁寧かつ隈なく(出雲教北島国造館も)歩いて、
神域の清浄で冷え冷えとした空気に触れ、身を清めて来ました。
本殿正面に来ると、石段下に記された「心御柱・宇豆柱」模様(跡)を指しながら、観
光の方から尋ねられたので、恥ずかしながら貧識を前置きし・・・
~出雲大社の本殿は、現在修理中ですが、この本殿は古代の高床式住居と同構造
となっている関係で、大国主大神の御神座も西向きとなっているそうです。
現在の本殿は1744年に造られ、高さ24メートルあって、神社として破格の規模の建
造物と言われています。
かつての(平安、鎌倉・大和時代頃)本殿は、、16~32丈(約48~99メートル)あった
と伝承され、この事から想像される神殿は、まさに天空に向かって多数の柱が伸び、
その上に社が建つという、不思議な高層本殿であったようです。
しかし、2000年5月にその心御柱・宇豆柱が発掘された現状を目の当たりにしたり、
何度も倒壊したとの伝承からしても、当方としては単なる古代ロマンとは思えません。
(その後の検証で、1248年造殿の可能性が高いという)
古代、空に向かって伸びる柱は、人と神を結ぶ架け橋だったのでしょうか!~
こんな調子で、心もとないにわかガイドをする羽目になってしまいました。
~今日も良い一日を~