タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

大相撲九州場所が面白くなってきた!

2012-11-19 | その他

相撲が面白い。

九州場所(福岡)も中日を過ぎて、千秋楽へ向けての星の取り合いに熱を帯びて来た。

新横綱・日馬富士は、我が「隠岐の海」に一敗をきっしたものの、その後の取り口は安定

しおり、横綱にふさわしい相撲を取っていると言えよう。

ファンの誰もが熱望する日本人横綱不在には少し不満だが、しかし、今場所も兵なが

ら負けづ嫌いな豪栄道の全勝ターン、松鳳山の闘志あふれる取り口、気合の大関・希勢

の里、ベテランのプライド相撲豊の島、新入幕の千代大龍等、日本勢も良く頑張っている。

大相撲は、子供の頃から何となく観て来たスポーツだが、歳を重ねる毎に入れ込み

くなってきている。

今では、場所が終わるとすぐ次の場所が待ち遠しいほどだ!

それに、単に勝敗だけではなく楽しみ方も変わって来て、相撲の歴史等にも関心が深まっ

て来つつある。

大相撲に欠かせない「土俵」や、この絵の「吊り屋根」などにも意外な歴史がある。

この「吊り屋根」、元々4本柱であったものが、観戦の邪魔になるとの理由でS27年秋場所

ら天井に吊り下げられたもの。

土俵は「神聖な場所」と言われるが、現在の吊り屋根は、伊勢神宮の神明(天照大神)造り

に模されており、元の4本柱には、季節と神が祀られていて、それぞれ青(春・青龍)赤(夏・

朱雀)白(秋・白虎)黒(冬・玄武)の布が巻きつけられていたものを、柱を撤去した際に、同

じ色の「房」としたもの。

また屋根に巻かれている幕は、「水引幕」といい黒(冬・玄武)から始まり、季節を巡り冬に還

ってくる巻き方となっているとか。

この様に平素、何気なく観ている本場所の舞台は、「土俵祭り」に代表される儀式によっても

明らかなように、相撲は神と深く結びついているスポーツであり、国技と言われる所以のよう

です。

品格も重んずる相撲、「豊真将」の礼に始まって礼に終わる相撲には好感が持てる!

それにしても島根出身の力士は、江戸末期から明治中期にかけて、横綱・大関・関脇・小結

などの三役力士が誕生しているが、その後は全くの不振で、「隠岐の海」は88年振りの幕内

力士だ。

今場所は星色はあまり良くないが、取組内容は悪くなく、じっくりと力を付いてきている様に思

れる。

是非とも頑張って欲しい、今後に期待だ!

           ~今日も良い一日であります様に~