タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪鈴の鳴る時ゃ 何と言うて出ましょヨーホイ~♪

2012-11-12 | 植物

今、庭のサンシュユ(山茱萸)の木に、赤い実がたくさん生っています。

別名・ハルコガネバナ(春黄金花)と言い、庭先等に植えられていて、

早春、いち早く黄金色に燃え上がって春を告げ、見る人をやかな

気持にしてくれます。

その米粒に似た黄色い花が、秋には真っ赤なグミに変身するとは、ち

ょっと想像できにくいかもしれません。

サンシュユ(山茱萸)といえば・・・・・

 稗搗節 (宮崎県民謡)

 ♪庭の山椒(サンシュユ)の木

  鳴る鈴かけてヨーホイ

  鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれヨー

鈴の鳴る時ゃ 何と言うて出ましょヨーホイ

 駒に水くりょと 言うて出ましょヨー

恋の別れの 那須大八がヨーホイ 

 鶴富捨てて 目に涙ヨー

泣いて待つより 野に出て見やれヨーホイ

 野には野菊の 花盛りヨー

 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

と口ずさんでしまう、あの「サンシュユ」です。

この歌には、源平合戦の一つ、「壇ノ浦の戦い」に敗れた平家の落

・鶴富と、追討の武将・那須大八との人目を偲ぶ恋物語、サンシュ

の木に付けた「鈴が鳴れば、今日は逢える」の合図・・悲恋の物語が

歌い込まれています。

南九州地方には昔から、山椒(サンショウ)の木に鈴を掛ける風習が

って、その木に神が取り付くと言われているそうです。

鎌倉の昔から、地元に語り継がれた民話を、昭和初期に歌にしたも

のですがその長い長~い歌詞には、その昔の情景が偲ばれます。

稗搗節は山椒(サンショウ)の木のことを歌っていますが、この中国

原産のサンシュユ(山茱萸)とが、どこでどう取り違えられた(私を含め

て)のでしょうか?

                                  (今年3・27、ブログUPしたサンシュユの花です)

             

              ~今日も良い一日であります様に~