夕方になると決まって、白鳥達は「コー コー 」と鳴きながら、次から次へと上空
を中海越しの彦根水鳥公園に帰って行きます。
今日は朝からお天気が良かったため、宍道湖・中海・白鳥ロード・浜佐田平野等
の白鳥スポットを一巡して来ました。
今日は久し振りに陽の射す陽気、いつもより多目の白鳥達が彼方此方に出掛け、
終日、気持ち良さそうに泳いだり、餌を啄んだりしていました。
浜佐田平野では、二番穂や農家の人がわざわざ刈り残してくれた稲穂が、まだ豊
富にあるためか、相変わらずたくさんの白鳥がせっせと通ってきています。
この白鳥(コハクチョウ)、毎年10~4月の間、約4000Km離れたシベリアから、
日本(北海道)に約2週間掛け、途中で休み休み渡って来ます。(島根までは約50
00Kmも)
コハクチョウは、シベリアでツンドラの氷が解けて湿原となる夏に雛を孵し、更に約
3ケ月掛けて、餌の取り方や飛び方などを教え、9月に入ると日中でも氷点下の氷
に閉ざされて餌が食べられないため、越冬、子育てのため日本に渡って来ます。
今日も何事もなかった様に、優雅に泳いでいる白鳥にも、「種の保存」と言う使命に
命掛けで頑張っているんですね。
それにしても最近の世相は、この白鳥の生活から、人間達が見習うべきところが大
きい様です!
~今日も良い一日であります様に~