タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

白鳥は かなしからずや 空の青 うみのあをにも 染まずただよふ。~若山牧水~

2012-12-14 | その他

夕方になると決まって、白鳥達は「コー コー 」と鳴きながら、次から次へと上空

中海越しの彦根水鳥公園に帰って行きます

今日は朝からお天気が良かったため、宍道湖・中海・白鳥ロード・浜佐田平野等

白鳥スポットを一巡して来ました。

今日は久し振りに陽の射す陽気、いつもより多目の白鳥達が彼方此方に出掛け、

終日、気持ち良さそう泳いだり、餌を啄んだりしていました。

浜佐田平野では、二番穂や農家の人がわざわざ刈り残してくれた稲穂が、まだ豊

富にあるめか、相変わらずたくさんの白鳥がせっせと通ってきています。

この白鳥(コハクチョウ)、毎年10~4月の間、約4000Km離れたシベリアから、

日本(北海道)に約2週間掛け、途中で休み休み渡って来ます。(島根までは約50

00Kmも)

コハクチョウは、シベリアでツンドラの氷が解けて湿原となる夏に雛を孵し、更に

3ケ月掛けて、餌の取り方や飛び方などを教え、9月に入ると日中でも氷点下の氷

に閉ざされて餌が食べられないため、越冬、子育てのため日本に渡って来ます。

今日も何事もなかった様に、優雅に泳いでいる白鳥にも、「種の保存」と言う使命に

命掛けで頑張っているんですね。

それにしても最近の世相は、この白鳥の生活から、人間達が見習うべきところが大

きい様です

              ~今日も良い一日であります様に~