タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

映画「霧笛が俺を呼んでいる」    ~主演:赤木圭一郎~

2013-03-13 | その他

我が青春時代の憧れの大スター、「赤木圭一郎」の映画「霧笛が俺を呼んでいる」

「紅の拳銃」を、ほんとうに久し振りに観ました。

中学、高校時代は赤木圭一郎の大ファンで、部屋中に彼の写真やブロマイドが貼

てありました。(そう、思い出しました)

彼は、大学在学中に日活のニューフェースとして、彗星のごとくスクリーンデビュー

し、後に和製ジェームス・ディーンと言われ、当時、石原裕次郎を筆頭に、小林旭・

高橋英樹・宍戸錠・二谷英明等の看板スターが、いわゆる無国籍映画で日活の黄

金時代を築きました。

日活「第三の男」と呼ばれ、その日本人離れした風貌と一退廃的で陰のある

囲気が、世の若者達の心を捉えて、一気にスターダムを駆け上った若者でした。

彼は、前出の無国籍映画「拳銃無頼帖シリーズ」など、20本近くの主演作を撮って

いますが、彼が子供の頃からの憧れだったという「船員」の夢を、映画「霧笛が俺を

呼んでいる」で演じています。

赤木圭一郎のマドロス姿は、当時、「最もマドロス姿の似合う男」と言われていた

けに、今、観ても「孤独な男の背中」にしびれたのは、当然と思える恰好良さです。

この映画を始めて見た時、私的には「夜霧のよく似合う男」と言う強い印象がありま

した。

彼が活躍したのは、1959~61年のわずか2年間で、「激流に生きる男」の撮影中、

撮影所構内の道路で、ゴーカートを運転中、倉庫の鉄扉に激突して、21歳という

さで早世しました。(ジェームス・ディーンも車の事故で早世している)

短い人生を精一杯に生き、「彗星のごとく駆け抜けていった」そんな事もあって、

々好きになった様に思います。

彼の主演作はほとんど観ていますが、こうして久し振りに観ると、ストーリーがどうだ

とか?演技的にどうか?・・・と言うよりも、派手なアクションと男としての恰好良さ、

共演女優(芦川いずみ・笠森礼子・吉永小百合)との、劇中ロマンスが若者を惹き付

けて離さなかったのでしょうネ。

お陰で「霧笛が俺を呼んでいる」と「紅の拳銃」を観ているほんの一瞬だけ、あの頃に

かえることが出来て幸せでした・・・・・・

ただ、彼の映画スターとしての名誉のために一言・・・「紅の拳銃」のラストシーンは、

大変印象的で、今でも脳裏に焼き付いています。(素晴らしい!)

吉永小百合も、後年のインタビューにおいて、「憧れの先輩でした・・・」と、多少抑え気

味に語っています。

                       ~今日も良い一日を~