安来の臨済宗・雲樹寺にお参りして来ました。
このお寺は、1332年・三光国師によって開かれたお寺で、室町前期の禅
宗様式を留める「四脚門」等は、重要文化財に指定されていて、その昔は
「四脚門」のに至る長い参道の両側は、ゆったりと水を湛え、別名「浮道」と
呼ばれ、あたかも水に浮いたような参道であったとか。
かつては500の寺僧を抱えた、山陰の名刹である。
ひと通り寺院のお参りを終えて、広い境内を散策していると、白い花が乱れ
咲き散る樹の下に、身の丈三尺(約1米)ほどの、仏様に行き当たりまし
た。
緑に苔むした地面に、白い花が無数に散り敷き、まるで浄土を連想させる
様で、思わず手を合わせておりました。(小さな小さな、お参り)
薄ピンク色の珍しい花、この花は初めて見ました。・・・
この花は『カルミア』と呼ばれる、北マメリカ原産の「アメリカシャクナゲ」の
一種で、花言葉「優美な女性」そのままに、まるでレースの日傘を差しかけ
(蕾)、また、広げた様な美しい花姿をしていて、ハナガサシャクナゲとも言
われているとか。
お陰で、今日は気持ちのいいお寺参りが出来ました。
貴方にとって、今日も良い一日であります様に
~重文・雲樹寺「四脚門」~
ハナガサシャクナゲ:カルミラ
ネット画像をお借りして来ました
星空のブルース