(2015.10.16 秋鹿無人駅:素描)
しばらくの間、所用で出掛けておりました。
こんなに長い間、家を留守にするのは久し振りのことす。・・・帰途、宍道湖沿いを車で走っていると、左手に一畑
電鉄北松江(出雲大社)線が真近に並走して来ます。・・・(あぁ~帰ってきたな~と言う感じがします)
朝靄(もや)の湖上に、シルエットとして浮かぶ「シジミ舟」、そしてこの一畑電車は松江の風物詩の一つです。
この電車は、路線開通時から約70年も活躍した日本最古級の電車(デハ1)で、1998年まで現役で走り続けて
来ました。(今は後継車両が運行しています。)
この「風景・人情」を後世に遺したいと、地元出身の監督が『RAILWAYS』で映画化したほど、市民の生活に染
み込んだ路線なのです。
人と人、人と自然の細やかな「絆」を、今に残すローカル線の景色、赤字路線ですが何とか存続して頂きたいも
のだと思います。
我々がいつも「何気なく見る景色」、最近は手元(?)ばかりに集中して、風景そのものをじっくりと見ることが、と
ても少なくなった様に思います。
風景の中で生きる老若男女それぞれの時代を、この大切な風景から様々な事を学んで来たはずです。
この一畑電鉄の駅もかつては駅員が改札をしていたものですが、今は経費削減で、ほとんど無人駅となってしま
いましたが故に、その景色が一段と郷愁を誘います。
今日も良い一日であります様に
留守中ミカ嬢は娘一家に預かってもらいました~夜勤明けで休む娘の
布団の上で不安そうな顔してます。
テレーザ・クリスチーナ