久し振りに山道を散歩してみると、木々が色付き始めてきていました。
甘栗は終わって・・・アケビは熟れたか・・・ムベの実はどうか・・・「あぁ~もうすっかり熟れている。」
枝の高見から山葡萄(ぶどう)のツルが垂れ下がって、すっかり紅葉した枝先に葡萄が生っている。
(実が少ないのは、鳥でも啄んだのだろうか)
この山葡萄でいつか葡萄酒を造って見たい、と思ったこともあったが未だに実現していない。
山葡萄は、普通の葡萄に比べて種ばかりで、果肉の部分が極端に少ないので、かなりの量を収穫し
て果汁を絞らないと、なかなか葡萄酒ということには成りそうになく・・・敬遠。
山葡萄は、とても日本人になじみの深い果実で、縄文時代からその絶大な薬効(豊富なビタミン、ミネ
ラル、ポリフェノールは、天然植物の中で群を抜く)が「百薬の長」として人々に愛されてき歴史がある。
山葡萄は、古事記・日本書紀にも記され、日本人には太古から縁のある植物なのですね。
医薬を司り病気を治す仏として有名な、「薬師如来像」は、別名を「葡萄如来」と言われその台座が葡
萄唐草であるように、山葡萄は古くから薬として珍重されてきた、いわば韓国の「高麗人参」に匹敵す
るような果実だったのです。
山葡萄のジュースは、少々高価かもしれませんが、現代病である糖尿病等の生活習慣病の予防にも
大変効果がある様です。
今日の里山散歩は、思わぬマメ知識の収穫でもありました。
~今日も良い一日であります様に~
先日に続いて、孫「ニャンニャン」と我が家の「ミカ嬢」の無理やり初対面~ニャン
ニャンの緊張極限の表情の割には、やがて表情も和らいできました。
アントニオ・カルロス・ジョビン「波」