NHKの朝ドラ「あさが来た」がだんだん面白くなってきました。
宮あおいは、さすがに若手演技派女優の旗手である。
このドラマの中では、珍しく主演ではなく、ヒロイン・あさ(妹)を盛りたてる姉役で助演し、がっちりと脇を固めるこ
とに徹している。
幕末から明治へと時代の過渡期、京都隋一の商家・今井家の次女・今井あさ(波瑠)を中心に、姉・は
つ(宮あおい)のそれぞれの人生模様も絡める形で物語は展開して行く。
姉、妹は、それぞれに商家に嫁いで行き、「家」や商家の「しきたり」等をかせに、波乱の人間模様を描いてい
る。
お転婆で好奇心旺盛な、妹「あさ」を優しく暖かく見守る、ゆかしく聡明な姉の役どころを、宮は見事に演じてい
る。
私が宮あおいと言う女優を知ったのは、随分昔のことだが、同じ局の連続ドラマ「篤姫」で、篤姫の娘時代か
ら、老年に至る役どころを、あの童顔で一体どう演じるのかと、興味津津であったものだが、これが何の違和感
もなく見事に演じ切ってみせた、ほぉ~・・・これは大変将来性豊かな女優さんが出て来たものだと思ったもの
である。
先日、「あさイチ」のプレミアムトークに宮あおいが出演していて、女優として人として生きる上で感銘を受けた
詩として、やなせたかし氏(アンパンマン)の『詩とメルヘンの世界』から、『えらくなっちゃいけない』の一節を紹
介していた。
『えらくなっちゃいけない』
星のいのちにくらべれば
ぼくたちみんなちっぽけな
ほんのはかないいきものさ
お金持ちでもえらくない
えらいひとでもえらくない
みんなだれでもえらくない
えらくなっちゃいけない
みっともない
ひとときだけのこのいのち
きずつきやすいこころなら
ふゆかいなことしたくない
ひげはやしてもえらくない
いばっているひとえらくない
みんなだれでもえらくない
えらくなっちゃいけない
みっともない
ちいさなちいさなゾウリムシ
めにもみえないプランクトン
それらもみんな仲間たち
名もないひとのその中で
名もないひとでくらしたい
みんなだれでもえらくない
えらくなっちゃいけない
みっともない
この詩の中で・・・えらくなっちゃいけない みっともない・・・の部分に共感し、「自分もそんな生き方がしたい」と語
っていた。
そんな一面からも、女優・宮あおいは、とても好感のもてる女優さんである。
先日、孫が飼っている「ニャンニャン」 と初対面してきました。
とても神経質なにゃん子で、孫の部屋に入るとこんな顔で身構え、やがてベッドの下
に潜り込んで隠れてしまいました。
私のよくお邪魔するブロ友さんのブログから、「猫は狭い所に入るのが大好き」、と言
うことなので、家にあった黒い箱をカッターナイフで丸く切り抜き、そっと置いてやると、
とても気に入った様で、早速入って寝ていた様です。
~今日も良い一日であります様に~
アナ・コスタで「ノーヴォス・アウヴォス」