タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

 ♪ナンキンハゼの赤い葉が、川面に彩りを映している。♪

2015-11-03 | 風景

早朝には寒さを感じて目覚めるほど、このところめっきり寒くなってきた。

寒暖の差がはっきりしてくると、公園や野山の木々が紅葉して来る。

川沿いのいつもの散歩道には、ナンキンハゼの並木があって、先日から川面に鮮やかな彩りを映し、時折吹く秋風にカラ

ッ、カラッと葉を散らし始めている。 

あぁ~ほんとうの秋がやって来たんだ。

ハゼやイチョウにモミジ等が、コントラストも鮮やかに、日毎に赤、黄、橙色に染まりつつあります。

このところ街を歩けば、紅葉が足早に秋を連れてやって来ると言う感じがする。

秋は人の心を感傷的にし、そして、年々歳々時の流れが早くなる様に思えます。

一年なんてあっと言う間だな」などと、人は感傷的に口ぐちにする。

人は歳を重ねる毎に、一年を早く感じるのは何故なのだろう? と疑問にい、以前、何かの折に調べたことがある。

それによると、これは 心理学的な感じ方 なのだそうである

フランスの心理学者(ジャネ)が、主観的に記憶される年月の長さは、子にはより長く、年長者にはより短く評価され

るという現象を心理学的に明したと言われる『ジャネの法則』というものがあり、これによれば、

人の生涯のある時期における時間の心理的な長さは、年齢に反比例る。~と言う説である。

早い話が、50歳の人にとって1年の長さは、人生の50分の1ほどであるが、5歳の子供にとっては、5分の1に当たる

と言うこと。(5歳の人間の1日が、50歳の人間の10日に当たることになる。)

ただ他にも、「充実した時間と退屈な時間」の感じ方には、相違があるとの説もあった様に思う。

~輝き・驚き・刺激・発見など記憶に残る出来事の多い、若い時は時間が早くぎるが、その一つ一つが記憶に鮮明に残

る。 これに比べて、退屈な時間はなかなか過ぎず記憶にも残らないが、後から振り返ると、とても短かった様に感じら

る。~という説であったと思う。

要するに、人間は歳をとるにつれて、『輝き、驚き、感動、新たな発見、好奇心』と言ったものから、次第に縁遠くなりがち

で、あとから振り返ってみると、「短かった」と感じるということではないのだろうか。

紅葉の話が、すっかり道を逸れてしまったが、要は老いても好奇心を持ち、人なりに充実した輝く一日一日を生きよ、と言

う教えでもあろうか。

今日も輝く一日であります様に

サラ・ブライトマンの「風の通り道」