タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~イタリアの名女優「ソフィア・ローレン」~

2015-11-26 | その他

                    イタリアの名女優「ソフィア・ローレン」

1950~90年代にかけて映画、TVで活躍した、イタリアの大女優:ソフ

ィア・ローレン、この時代の映画は私も随分たくさん観て来た。

ちなみにB・バルドー、イングリット・バーグマン、ジャックリーヌ・ササー

ル、O・ヘップバーン、エリザベス・ティラー、キャサリン・ヘップバーン、

グレース・ケリー等など、次から次へと主演女優の名前が出て来る。

中でも、このソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」の印象は強い。

「ひまわり」の本邦公開は、昭和45年と言うから、週休の日にでも映画

館に足を運んで観たのだろうが、定かではない。(その後、何回もTV放

映されている。)

当時、イタリアの二大スターであったソフィア・ローレンと、二十世紀のイ

タリアを代表するマルチェロ・マストロヤンニの主演で、名匠ヴィットリ

オ・デ・シーカのメガホン、あのンリー・マンシーニが音楽担当と言う、こ

上ない才能が結集した映画で・・・あの一面に咲くひまわり畑の中を行

く、ソフィア・ローレンの映像は今も強烈に目に焼き付いている。

映画は、戦争(第二次世界大戦)によって引き裂かれた、愛し合う夫婦(ジョ

バンナとアントニオ)の行く末を、悲哀たっぷりに描いた作品で、エンディ

ングで地平線にまで続く一面のひまわり畑の中を行くシーンが、当時、

大変好評を得たものである。

~戦後、行方不明となった夫・アントニオの帰りを、老いた母親を励まし

ながら待ち続ける妻・ジョバンナ・・・遂にジョバンナは、愛する夫の生存

をその目で確かめるため、ソ連へと足を運ぶのだが・・・夫アントニオは

戦争が引き起こした運命のいたずらで、すでに新しい家庭を持っている

ことを悟る。・・・傷心のジョバンナは帰りの駅に向かうが、汽車から次々

に降り立つ、労働者たちの中にアントニオの姿があった。・・・しかしジョ

バンナは、そのまま何も言わずに汽車に飛び乗り、涙を流し去って行

く。・・・・・

そんな映画であったように思う。

ソフィア・ローレンは、その肉感的で堂々としたプロポーションから、初期

の映画では、それを強調した様な作品が多かったが、後に良い監督との

出会いもあって、アカデミー主演女優賞を手にするほどの、演技派の大

女優の座についている。

 

ヘンリー・マンシーニ:「ひまわり」