昨日のブログ記事で、「写真は、時代の証人」と書きしましたが、その続
編です。。。
冒頭の4枚の写真は、松江市(当時は八束郡)の牡丹の島で有名な「大根
島」、その入り江に、冬場に打ち寄せる大波の、消波提の代わりにと、沈め
打ち捨てられた木造船、その役目を終えた「廃船」群を昭和58年に、写した
ものである。
この時は、市美術展に出品する日本画作品の、取材を兼ねて下絵のスケッチ
に出掛けた際のものである。
当県の昭和の大事業であった「中海干拓事業計画」も、結果的には、生態
系が失われること等から、不評でもあって中止となったのだが、「廃船群」
はその後も放置されたままとなり、朽ち果てるものへの郷愁を誘い、全国か
ら廃墟(廃船)ファン達が続々と押し掛けたものである。
長崎県の「軍艦島:端島」ほどではないものの、ひと頃はTVドラマのロ
ケに使われたり、2011年にもNHKが~大根島の廃船~に関する放送もして
おり、知る人ぞ知る写真撮影スポットの一つであった。
ちなみにネットで検索して見ると、そのほとんどが、2000年代前後に撮
影された写真ばかりで、その多くの船が、まだその姿を留めている画がない
ことから、敢えてここに記録して置こうと思う。
~貴方にとって、今日も良い一日でありますように~
この胸のときめきを/ダスティ・スプリングフィールド