心穏やかな日々の中で、先日、思い立って抹茶を頂きに行った。 松江城の内堀の北側の小高い山に向かって、小径をゆっくりと登って行くと、左手に松江城・第七代藩主・松平治郷(不昧公~江戸時代の代表的な茶人)の、茶室「明々庵」がある。 この明々庵に至る細い坂道は、深閑としていて最も城下町松江らしい私の好きな小径である。
「明々庵」に隣接する日本庭園からは、眼下の森に天守が望める。
受付で入園料と抹茶券を受け取って、門を潜り抜けると正面に入母屋造りの小さな「明々庵」がある。 しかし文化財なので、ここで抹茶を頂く訳けには行かないだろうと、思っていると。 奥から出て来た亭主に導かれて、対面の広い茶道会館(和室)に招かれた。 ここで銘菓「山川」と「若草」の蘊蓄を聴きながら、抹茶を頂くのだが、何んという静けさなのか。。。まるでこの空間は、憂世をぽっつり離れた、別世界なのである。 都会からお出でになった観光客の方々の姿が見られ、ここは知る人ぞ知る松江観光の穴場でもある。
先般、ブロ友さんから教わった「甘酢キュウリ」を作って見た。(きっちりレシピ通りに) だから、一晩寝かせれば噂通りに美味しい筈なのだ。
五嶋みどり:チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲第一楽章