雨のバラード:湯原昌幸
エナガの幼鳥
野鳥撮影を始めてから約1年半が経ちますが、何と言っても、種の識別には、苦労をしております。 このエナガの幼鳥を撮った時も、この時期、森の木々の葉が生繁っている上に、小さな野鳥ですので、見付けること自体が難しい上に、忙しく動きまらるので、なかなか撮ることが出来ません。 最初は、尾っぽが長いので「エナガ」かな? とも思いましたが、背中や尾は焦げ茶色なので、あれ! 違うかな?。。。帰宅後、早速リサーチして見ますと、やっぱりエナガの幼鳥でした。
目の周りから顔(頬)・背中にかけて焦げ茶色、瞼の真っ赤が特徴の幼鳥でした。 私の既成イメージとしては、成鳥の黒・白ツートンカラーでした。
※『換羽』とは・・・古い羽毛が抜け落ちて、新羽に替ることを言います。 換羽は、繁殖時期や渡りの時期と関連し,成鳥は少くとも年1回、大半の鳥では、 繁殖前 と 繁殖後の年2回、少数の鳥では、年3回換羽する。 幼鳥は巣立ち後冬までの間に、幼羽から成鳥羽になる。 換羽は一般に翼、尾、体羽の順で起り、体の両側で同じ種類の羽毛が少しずつ抜け替っていく。 そのため大半の鳥は生活上、特に支障をきたすことはないが、ガン・カモ科の鳥は風切が一時に抜け替り、一時飛べない時期がある。 ※
この様に一口に「換羽」と言っても、一時飛べない時期がある。のは、野鳥にとっては死活問題です。(餌が捕食出来ない。・天敵に襲われても逃げられない。)
瞼が☟赤いのが特徴
以上、今日の野鳥は、「エナガの幼鳥」でした。