この二つのランプは、ステンドグラスを独学(何でも我流)で始めた頃の最初の作品である。
自宅から約250キロの距離にある、広島市の『ガラスの里』に日参し、制作体験やステンド道具の
購入から入り、後は制作の手引き書と首っ引きで試行錯誤を繰り返ししながら、何とかそれらしき
物を完成させた。
その夜は、部屋の灯を落として、ステンドグラスの灯りの下でブランデーで祝杯を挙げた。(それは2
0数年も前のことになるだろうか・・・)
この作品は、マイホームの記念に新築記念にと制作した(居間の壁)ものだが、以来、灯りを入れる
のは年に2、3回 ハピ バスデー ツーユー~
と、ロウソクを吹き消す時に使うだけだが、普段
は灯りはなくても、色鮮やかなのでインテリア代わりに使っている。
また、これは初めての私的大作?で、同僚が家を新築した際に、依頼されて制作したものである。
玄関を入り見上げる中二階の位置に、取り付けた教会の窓風ステンドグラスである。
ステンドグラスは、作り始めの4、5年の間は、暇さえあれば制作に没頭し、数多くの作品を作った
が、そのほとんどの作品は、気前良く人にプレゼントしてしまって、手元にはほんの数点残ってい
るだけである。(人が喜んでくれれば、制作の意義はあったと言うもの。)
今でもその気になれば、いつでも制作できるのだがその材料はアトリエで、なが~い、長~い休眠
期入っている状態だ。・・・・
考えて見れば、写真・彫刻・陶芸・水彩・面打ち等々、いろいろ趣味はあるのだが、そのどれを取
っても中途半端だな~。
多分、これは私の飽きっぽい性格よるものだろうと思う。(トコトン熱くなるが、やがて冷める。・・・そう言え
ば、最近誰かさんがコメントでそんな性格判断をしていた様な気がする・・・(笑)
趣味の中で、私が先生に師事し本格的にやってきたのは、唯一、日本画だけである。
その他の趣味は、書を紐説き、その道の先人を訪ね歩いて教えを乞い、多くの作品を見ながら見
様見真似でやってきた。
だからあくまでも趣味の世界であって、生業ではないのだから、どんな時にも「一心不乱に熱中で
きるものがあるのがいい。
何であれ、趣味をもつと言うことは、憂さをひと時忘れて、物事に熱中させてくれる。
趣味は、向上心や情熱を育み、前向きな人生と日々の生活を豊かなものにしてくれているのだか
ら、それは幸せなことだと思う。
人生は楽しいに越したことはない。
~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~
kobayasi akiko~Fall in love