タイはついに雨季に突入しました。日本と違って困るのは、急な雨に対する傘の備えです。こちらのコンビニや、駅の売店には傘は売っていません。スーパーでも見ません。デパートかブランドショップにでも行かねば傘は置いてません。
一週間ほど前、小雨に降られた折、ふと覗いた薬局の店内に何と傘が置いてあるではありませんか。あやしげな雰囲気でしたので一旦は通り過ぎましたが、意を決してきびすを返し、中へ入ってみると薄暗い店内は品数も少なく、奈良岡朋子そっくりのおばちゃんが店番をしていて、これがやたら流暢な英語を操るものですからあやしさもここに極まれり、といった感じです。
傘にはちゃんと値札が貼られていておばちゃんが「150バーツ」とおっしゃいます。高いと思いましたが、背に腹は代えられず購入しました。
150バーツ(邦貨約525円)。この国の物価からしたらやたら高い。路上屋台なら三食分食えます。
きちんと値札も貼ってあったし、何本か同じものが置いてあったのでちゃんとした売り物なのでしょう。ただ今にして思えば「NEOZEP」というのはいかにも薬の名前っぽく、薬の販促用品を売り物にしていたのではないでしょうか。そうだとしたら日本でいえば「パブ○ン」とか「キャベ○ン」とロゴの入った傘をさしているのと同じで、なんか少し恥ずかしいような気がします。