地下鉄サムヤーン駅下車後すぐ。観光寺院というよりはタイ人御用達のお寺です。
境内の様子 クルマでいっぱい。参拝者のクルマがひっきりなしに出入りしていました。冷たいジュースを売る屋台まで出ていました。
本堂内部。タイのお寺はどこもそうですが、厳粛な中にもどこか心がなごむところがあります。日本のお寺と違って明るいからでしょうか。外は暑かったのですが、中は快適。
敷地内にあるタイの二大ボランティア団体のひとつである泰国義徳善堂。ボランティアといっても交通事故や災害発生時の救命救急救援活動、行き倒れの救助、貧民街での炊き出しなど、かなり大がかりで組織的です。右側に半分だけ写っているのは義徳善堂のレスキュー車。
右半分は義徳堂という中華風のお堂になっていて中で仏様を拝んだりおみくじをひいたりすることができます。
左半分には義徳善堂の寄付受け付け所が入居。寄付は志ですのでいくらでもOK。タイの人たちは信仰心が強く、功徳を積む事が信仰の重要な一部を占めています。こういった理由からか、たくさんの人が寄付をしていました。
受付で寄付をするとお札のようなものをくれます。寄付金は身寄りのないまま亡くなった人のお葬式代になるそうです。お札をもって写真奥の人だかりのしている方へ入っていくと、棺桶がたくさん積んであります。この棺桶に、お札に糊を塗って張ります。棺桶がお札でいっぱいになったら係のあんちゃんが来て、ばりばりとお札をはがしていきます。そのあとからまた新しいお札が貼られるという、この繰り返しが何回も続きます。
義徳堂前で参拝者をあてに商売をするタンブン(功徳)屋。籠の中の小鳥(雀の幼鳥のようでした)や、たらいの中のミドリ亀を買って放してやると功徳を積んだことになるらしい。日本でいえば放生会みたいなものでしょうか。
同じく宝くじ屋。「情けは人のためならず」の言葉通り、功徳を積んだ後に宝くじを買えば大当たりするかも?