撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

カビンブリの食堂と高原のリゾート

2008-10-03 00:41:36 | タイ王国
10月2日(木)、本日も企業戦士たる日系会社の駐在員の職務を果たすべく、外回りへと出かける。カビンブリという目的地へ向かう途上、昼どきとなり、どこか和食の店はないのかと運転手に聞くが、「旦那、こんな所にはありゃしやせんぜ」というイサーンなまりの英語がむなしく返ってくる。

やむなく国道沿いのよろず屋兼食堂へ。入り口では作業着を着たおやじが扇風機にあたりながらテレビを見ていた。

店内風景。メニューは他国者を寄せつけまいと、タイ語のみ。見ても判らんので、店員のおねいさんに「バーミーナムはあるかえ」と聞くと、「ないべ、センレックかセンミーになるべ」という返事。

しょうがないからセンレックナムを注文。やはり他国者を寄せつけないタイ風のヤツ、ダシに全く味付けがされていない。これに砂糖やトンガラシやナンプラー(魚醤油)やトンガラシ入りの酢をドバドバぶっかけて食うのがタイ風。しかし私は日本人なのでそのような事はしません。

これだけじゃ腹持ちが悪いのでトーストも注文。「コートーストーヌン」というニセタイ語が通じず、運転手が注文してくれた。これも他国者を寄せつけない、バターたっぷり、砂糖ドバドバのトースト。バターの塗りすぎでトーストがふにゃふにゃになっているのがお判りいただけるだろうか。

なにやら店内にはリゾート地の案内がある。ここから遠いのかと運転手に聞くと、二番目の訪問先へ向かう途上だという。

自分の食った分と運転手の食ったカオパッド(タイ焼き飯)、ミネラルウォーターと氷の代金、95バーツ(約295円、やっす~)を払って出発。食堂の横では水牛が草をはんでいて、なかなか油断がならない。

一軒目の訪問を終了した後、山越えの際、例の「リゾート」見学に立ち寄る。絶好のビューポイントらしいが折からの雨で眺望がきかない。大人二人が入ると目一杯という信じられないほど小さな東屋に、なぜかあんちゃんがひとりぽつんと座っていた。

斜面にあるのはバンガロー。運転手が管理人のおばちゃんに聞いた所では、一泊1,000バーツ(約3.100円)で、ベッドや風呂シャワー、炊事設備も完備だそうです。

やたらおばちゃんに根掘り葉掘り情報を聞き出していた運転手曰く、「今度ピンクラオ(バンコクにある場末の盛り場)のカラオケのおねえちゃんを連れてこっそり来ますぜ。」って、「あんた60過ぎて娘3人片付いて、孫もいるんだろう」と、思わず突っ込んでしまったのは、無理もないことであった。