前にも書いたことがあるけれど、僕の今の職場からは海が見える。
目の前に大きなビルがあるので、6Fの職場から見えるのはそのビルの両側に少しだけ。
それでも日によっては遠く君津とか房総の山々、右には富士山や伊豆の山も見ることができる。
これが14Fのラウンジに行くと、東京湾の全景を見渡せる。絶景かな、絶景哉!
東京湾の水面(みなも)はキラキラと輝き、風があれば白い波頭も見える。
そして遠くにタンカーや貨物船がの~んびり行き交う。
仕事中にゆっくり海を眺める時間はないけれど、なんかユーミンの歌みたいで
オジサンもちょっとアンニュイな気分になるね。
最近の僕の「夢」は、海が見下ろせる街に住むこと。
これまで僕はあまり「夢」って持っていなかった。
元来が現実的で、かつあまりポジティブな方ではないので
将来の夢に向かって突っ走る!なんて、前向きなことは恥ずかしくてやったことがない。
でもこのところ将来のことを少しずつ考えるようになってきた。
一つは年齢のせいもあるだろう。
人生50歳を過ぎれば先が見えてくる。
会社人生もあと10年で区切りだ。
いやいや55歳になると管理職リタイアとなり、給料も随分下がる。
本格的(片道)出向だって有り得る。もう数年後の話しだ。
そして妻のこと。
なんとなく勝手に老後は二人でのんびり暮らし、僕の方が当然先に逝くから看取って貰う気でいた。
ところがその目論見?はあっけなく崩れた。
これからの人生、基本的には一人でやって行かなければならない。
そのことについては、いろいろシビアに考えるべきことが沢山あるのだが
でも逆に言えば、誰に気兼ねすることなく自由にやれるということでもある。
だから子供が独立してしまったら、今のマンションを処分して
伊豆の別荘地に移り住むことだって十分に可能だ。
妻がいたら反対されたかもしれないが、今は誰も反対する者はいない。
伊豆で海を見下ろす高台に住みたい。
天気の良い日は大島や新島、それこそ房総半島や三宅島も見えるかもしれない。
温泉でも曳けたら最高だね。
クリアーすべき課題はあるものの、決して実現不可能な夢ではない。
最近は伊豆移住を夢見て、いろいろ想像を巡らすことが多くなった。
実現するかは別として、この時間が楽しい。
(画像は、当社14Fからの夕焼けと富士山の情景)