呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

GW・静岡プチ旅行その1~東海道線鉄チャンの旅

2008-05-06 | 徒然なるままに

ゴールデンウィーク、どこへも行かないのはつまらない。
前に企画した「静岡or沼津&桜えびツアー」は断念するはずだったが、どうしてもこだわりがあった。
5日の朝まで迷って、やっぱり行くことにした。
まぁ足の調子もまあまあだし、大丈夫だべ!

朝まで迷っていたくらいだから、スタートが遅れた。
結局元の計画よりほぼ1時間遅れの、川崎駅10:10発の東海道線に乗った。
この電車は熱海止まり。
沼津港の「丸天」に行っても良かったのだが、どうも連休中はめちゃ混みのようだ。
だったら東海道線を乗り継いで、静岡まで行こう!
熱海で沼津行きに乗り換える。沼津から島田行きに更に乗り換え。
途中少し遅れたりして、静岡着は13:20ぐらいだった。
約3時間の電車の旅。全然長いと思わなかった。
平塚までは以前良く乗った路線だ。小田原までは一度乗ったことがある。
でも小田原以西の東海道線は初体験だ。
う~ん、天気が悪くて途中で雨が降ってきたけれど、なかなか楽しい旅だ。
ただ長距離の鉄道に乗るのなら、やっぱり「お見合い席=ボックスシート」だね。
普通の長いすだと、景色も良く観ることが出来ない。
今回はずーっと長いすの旅。途中途中で寝てしまった。
熱海から先は、東海道線もなんと3両編成だ。
こうなると「お見合い席」もあったもんじゃない。


静岡に着いて、さぁどうしよう!?
丸天に直行しようか、それとも前の計画の通り山奥の温泉に行ってみようか・・・。
最初は帰りも各駅停車と思ったが、やっぱりそれはきついので新幹線にすることにした。
それなら時間はたっぷりある。さぁ温泉に行こう!
いちばん小さくて安いレンタカーを借りて、「湯の島温泉」を目指した。

静岡市営の『湯の島温泉』は、湯船こそ男女一つずつしかないが、「山奥の鄙びた温泉」然とした、良いお湯だった。
この日は小雨に山が煙り、新緑に靄も掛かり神秘的な眺めだ。
ひとつの湯船にみんなで浸かって和気藹々、体も心もほぐれる。
湯船に浸かりながら、下を流れる蓼科川を眺められるともっと最高なんだけどね。
レンタカーを飛ばして来た甲斐がありました!


静岡駅前に戻ってきて、レンタカーを返す前に駿府城址を一回りした。
さすが徳川家康の居城、立派なもんだね。


レンタカーを返して、さぁいよいよお目当ての「丸天」だぁ!!


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呑む気オヤジの読書感想文・子の番外編 「マエストロ1~3」

2008-05-06 | コンサート・LIVE・演劇などの話
マエストロ 2 (2) (アクションコミックス)
さそう あきら
双葉社

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♪「マエストロ1~3」さそうあきら著 双葉社

「ピアノの森」の15巻をAmazonで予約しようと探していて、この作品を見つけた。
どうやら昔「アクション」に連載されていたらしい。
なかなか面白そうなので、1~3巻をまとめて注文してしまった。(本箱に入れました)

日本屈指のオケ「中央交響楽団」はスポンサーの倒産により、解散を余儀なくされる。
主力メンバーは他のオケに移ったが、海外オケ入団準備中のコンマス香坂や残りのメンバーに「中響」再結成による集合の声がかかる。
しかし練習場に指定されたのは、大田区の町工場倉庫。
指揮者は見たことも聞いたこともないジイサンの天道徹三郎…。
最初に香坂の指示で合わせた「運命」を聴いて、天道は「血の通わんちんちんみたいな音楽やのう」
そして天道が一旦タクトを振り下ろすや、信じられないようなフォルテシモが響き渡った!
個性的なメンバーの実力を最大限引き出す天道。みんなその実力に驚愕し、感動する。

その後紆余曲折はあるが、なんとか復活第1回目のコンサートを開催することが出来た。
聴衆も主力の抜けた中央交響楽団の演奏にはあまり期待していなかったが、演奏が始まるや、あまりの激しさ、厳しさ、一体感に一気に引き込まれる。
聴衆もオケのメンバーも、ホールに居合わせた全ての人が感動に翻弄された。
そして二日目のコンサートは、一般客にはチケットを売らず、天道の貸切だった…。

いやぁ~、なんと感動的で素晴らしいクラシック音楽漫画でありましょう!
こんな作品があったなんて知らなかった。
「のだめ」とは全く切り口の違うクラシック音楽の話。
オケの各パートの「裏話」もたくさん出てくる。
ファゴットは他の楽器とハモルことが多く、その時の相手によって微妙に音程を調整して和音を響かせる。
ティンパニーは音が下がりやすく、演奏途中で他の楽器が出している音を頼りにチューニングを繰り返している。
ティンパニーのように奥に離れている楽器は指揮やヴァイオリンの音に合わせると聴衆には遅れて聴こえるので、コンマスと目配せをして心持早めに叩く。
ホルンは常に「朝顔」の部分にこぶしを入れているので、長年の間に汗や脂で金属が薄くなって音色が変わる、etc…。
「へぇ~」というエピソードもたくさん入っていて、マニアックで面白い。

世の中には、自分が知らない「面白いもの、素晴らしいもの」がたくさんあるんだね。
やっぱりアンテナをちゃんと立て、ネットワークも広げて情報収集をしないと損をする。
さそうあきらには、天才ピアニストの少女を描いた「神童」(全4巻)という代表作もある。
こっちは去年の春に、成海璃子と松山ケンイチで映画化されたらしい。
このことも知らなかった…。
当然取り寄せて読み始めました!こっちも面白いよ!
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呑む気オヤジの読書感想文・子の9~「少年計数機・IWGPⅡ」

2008-05-06 | 本の話
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 (文春文庫)
石田 衣良
文藝春秋

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♪「少年計数機・池袋ウエストゲートパークⅡ」石田衣良著 文春文庫

優香さんにいただいた石田衣良シリーズを読み始めた。
本作は「IWGPⅡ」にあたる。(「オヤジの本棚」に入れました)

ネットの「覗き部屋」に出てくる女の子をストークするエリート会社員(妖精の庭)
常に計数機を持ち歩き、何でもカチカチと数える少年の誘拐譚(少年計数機)
連続引ったくり事件にマドンナが巻き込まれ、解決を依頼してきた老人たち(銀十字)
風俗店の売り上げを強盗する「前科」のある少年たち(水の中の目)…

マコトは、相変わらず池袋を舞台としたいろいろな事件に巻き込まれ、多少危険な目に遭いながらも、スパスパと解決してゆく。
前作にも増して、マコトの名探偵振りが冴え渡る。
自分のことを、出来が悪くカッコも良くない不良青年と言うが、傍から見れば「ブクロのカリスマ」になりつつある。
前のときも書いたが、どんなに自分を卑下してもマコトがやっぱりインテリに見えてしまう。
ちょっとした違和感。(これ、石田さんの文体のマネ)

でも「ただ軽いだけか」と思いながら読み進めたら、最後の「水の中の目」のラストは結構重かった。
しかし「IWBP」シリーズも、段々重く過激になってくるようだ。
やっぱり先が気になるので、結局読んでしまいそう…。
コメント (1)
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観る・聴く・丸呑み!~「NANA2」(DVD)

2008-05-06 | 映画(DVD)の話
NANA 2 スタンダード・エディション

東宝

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前作がとても良かったので、そのうち続編も観ようと思っていた。
キャスティングは、中島美嘉、成宮寛貴、玉山鉄二らは前作と変わらないものの、宮崎あおい、松田龍平が交代。
う~ん、奈々(ハチ)はやっぱり宮崎あおいがいいなぁ。

しかし映画としては、前作同様なかなか良かった。
中島美嘉は、相変わらずちょっと演技に不安はあるものの、ライブシーンなどさすが!と感動する。
二人のNANAの女の友情(?)、ノブの奈々に対する恋心、奈々に対するタクミの危うげな優しさ…。
市川由衣も宮崎の後を受けて遣り辛かったろうが、好演したと思う。
成宮はホントに良い役者になったね。
玉山は、こういう「女たらし」の役、上手いねぇ。(地か?)

こういう映画を観ていると、ロックもいいなぁと思う。(挫折したからね)
原作、読んでみようかな…。
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