♪映画「八日目の蝉」
連休最後の土日は家の片付けでもしながら大人しくしていようと思ったが、結局病院に行くついでに映画を観てしまった。
「八日目の蝉」その内容にも興味があったし、ダブル主演の永作博美と井上真央の両方が好きなので、ぜひ観たかったんです!
(以下、ネタばれありです)
不倫相手の子を身籠ったが、中絶を余儀なくされ、子供を産めない体になった希和子。
その後相手夫婦に子供が生まれると、全てを諦めるためにその子を一目見に行く。しかしその赤ん坊のあまりの可愛さに思わず連れ去ってしまう。そして疑似親子の逃避行が始まる…。
月並みな言い方だけど、親子ってなに? 母親って?父親って?、女って?男って?血の繋がりって?母性ってなに?など、いろいろ考えさせられる話でありました。それにつけても、親子の愛情には血の繋がりは関係ないのかな。誘拐犯であり「母」でもある希和子と「娘」の恵理菜(薫)は、結局忘れようにも忘れられない、切っても切れない深い絆で結ばれているんだろうか。
恵理菜は誘拐犯である希和子を憎みながらも、本当の両親の愛情を受け入れることが出来ない。大人になっても何事にも前向きになれない。
でも想い出の地の小豆島を訪れて、母と撮った最後の記念写真を目にして、恵理菜は全てを受け入れて許し、前向きに生きていく気持ちになる。(ラストシーンです)
井上真央は、今までのキャラとは随分違う無表情で生きる気力の希薄な女子大生役を好演した。でも永作博美の「母性」を絞り出すような迫真の演技の前にはちょっと霞み気味。永作は凄い!いい女優になった。今年の映画各賞の有力候補になるんじゃないだろうか。
それから子役の渡邊このみちゃんの可愛くて健気なこと!最近の子役は上手だなぁ。
ぜひ女性の皆さんに見ていただきたい映画です。女って?母って?親子って?などを改めて振りかえるのに良いかもしれませんよ。
エンディングの中島美嘉の新曲「Dear」がまた胸に染みます。
いやぁ~、映画ってやっぱり良いもんだなぁ~!
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映画を観終わって、早速原作本を買ってしまった。
原作もベストセラー作品だ。映画と違うところも結構あるようなので、読むのが楽しみだ。
それと、昨年末にNHKで連続ドラマでやったんだってね。観たかった…。オンデマンドで観れるかな?
原作は、読み終わったらまた報告します。