呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気父さんの読書感想文・その11~「失踪症候群」

2006-01-10 | 本の話
失踪症候群

双葉社

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★『失踪症候群』貫井徳郎著 双葉文庫

本屋に著者の「症候群」シリーズ3部作が揃って平積みされており「これを読まなきゃ損!」みたいなキャプションが付いていたので、思わず買ってしまいました。「症候群」3部作の第一作です。
う~ん、amazonの「お勧めリンク」を載せておいて言うのもなんですが、「読まないと損」と言うほどの内容ではなっかたですね。ストーリーの詳細は省略しますが、気になる点がいくつかあります。
第一に、「なぜ若者たちが失踪しなければならなかったのか?」が伝わってこない。第二に、「失踪して別人に成りすますなんて、本当に可能なのか?戸籍を取り替えて安心できるのか?」という疑問。第三に、「仲介者の存在感が曖昧」etc…。
優れた小説を読む醍醐味は、どんどん先を読みたくなるストーリー展開と、最後のセンテンスを読み終わったときの「かぁ~やられたぁ~!!」という感動(この感覚、分かりますかね?)なのですが、ちょっとその辺が希薄でした。
でも佳多山氏(何者?)の解説によれば、著者のデビュー作である「慟哭」は秀作のようなので、もう少し読みたい本を読み終えて余裕ができたら、「症候群」シリーズとともに読んでみてもいいかな・・・?
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明日は札幌!ワクワクワク!!

2006-01-06 | 徒然なるままに
★札幌行きの前に病院へ

今日は夕方から病院です。血液検査の後、診察。血小板の数は60万個まで減少しました。「まあしばらくこのまま投薬を続けるとして、やっぱり痩せないとね!標準体重に少しでも近づくよう頑張りましょう!」ですって。
今後も一応の各種検査を行い、アルコールはやっぱり肝臓に負担をかけるので、あまり良くないから極力呑まないように!!とのこと………。
札幌では『極力』呑まないように努力いたします。

飛行機の中で聴く落語がまた乙なんですよ。さて明日の札幌便の演目はなんだろう。これもまた楽しみです。
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晩酌をしないと眠くならない・・・

2006-01-06 | 徒然なるままに
★お酒のない食事の、なんと味気ないことよ!

節酒中の呑む気父さんは、12時になっても眠くなりません。だからブログを書いてます。
なんかつまらないなぁ~。1日が終わった気がしないなぁ~。ツマラナイナァ~。
明日は病院で、また血液検査です。明後日は『札幌』で~す!呑んじゃうよなぁ。だって『呑む気満々ツアー』だもんなぁ。
札幌ツアー顛末記は、またご報告いたしますね!眠くないけどもう寝ます。。。。




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引き続き、落語の話

2006-01-05 | 徒然なるままに
「タイガー&ドラゴン」を見て本物の落語が聴きたくなった…。

落語は若い頃から好きでした。初めて新宿末広亭に行ったのも、もう20年ぐらい前。といってもこれまでに、末広亭は5~6回、上野に1回、浅草に1回程度です。
でも生はいいですよ。寄席はそれなりに入場料を取りますが(末広亭で2,700円)、十分に(4時間も!)楽しめます。落語だけでなく漫才や漫談、奇術、講談など多種多様で飽きません。
でも寄席の時間帯がもう少し早めだといいですね。というのは大体夜の部が9時ぐらいまでで、終わってから呑みに繰り出すには少々遅い。これがせめて8時ぐらいに終わってくれると十分に呑めるのですが…。
やっぱり夕方早めに軽く引っ掛けて、それからいい気分で夜の部の落語を聴く、これが良いのかな…。

以前に会社の仲間と「浅草散策&落語鑑賞ツアー」を行いました。雷門から仲見世を冷やかし、浅草寺をお参りして昼飯はもんじゃとお好み焼きで軽く1杯、その後伝法院通りや六区辺りを散策、そして浅草演芸ホールで落語鑑賞。夜は六区のちょっと浅草らしくないしゃれた店(店名は忘れた)で〆の一杯…。とても楽しい一日でした。
浅草は不思議で、魅力的な街ですね。たまに無性に行きたくなる街です。
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呑む気父さんのDVD鑑賞記 「タイガー&ドラゴン」

2006-01-04 | 映画(DVD)の話
★恐るべし“クドカン”、「タイガー&ドラゴン」

今年の正月は長男が受験だったり、妻が「私も小遣いが欲しい!」と郵便局のバイトを始めたりで、どこにも行かず寝正月でした。それで前からまとめて見たかったドラマ「タイガー&ドラゴン」のDVDを借りてきました。
いやぁ~、出ている役者(というか、本業はアイドル?)がみんな上手いですね!特にTOKIOの長瀬君とV6の岡田君なんて、何であんなにヒートアップして上手なんでしょう!そして鶴瓶さんや西田さんは言うに及ばず、伊東美咲ちゃんなんか最高!!美咲ちゃんはあのキャラが『地』じゃないですかね。
それにしても宮藤官九郎って、すごい才能ですね。古典落語をこんなに上手くドラマの筋書きに練り込んで、更に劇中劇までやらせてしまう…。台詞のテンポといい場面の切替わりのタイミングといい、勿論演出家の腕もあるだろうけれど、脚本に勢いがあるせいだと思います。他の脚本のドラマや、監督作品をぜひ見てみたいものです。

落語はいいですねぇ。このドラマにも1話ごとにひとつの噺が盛り込まれています。まだDVD3枚(6話分)しか見ていませんが、「芝浜」「饅頭こわい」「茶の湯」「権助提灯」「厩火事」「明烏」と古典の名作噺が出てきます。あぁ~、本物の落語を聴きたくなった。末広亭か浅草演芸ホールに行きたいな。軽く蕎麦屋で一杯やって、寄席で「権助提灯」を…なんて、乙だねぇ~。
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呑む気父さんの健康談義

2006-01-03 | 食べ物・お酒の話
★本態性血小板血症

「呑む気父さんが呑めないって?いったいどうしたの?」というご質問を多数いただいております。そのことについて、ちょっとご報告を…。

12月に入って定期的に通っている(何しろ成人病の見本のような体なものですから)J先生に「いつも血液検査をすると、血小板が以上に多いんだよね。一度血液内科の先生に診てもらったほうがいいと思うので紹介状を書きますよ。」と言われました。近所の総合病院に週一度だけ血液内科の先生が出張するというので、翌週行ってきました。
血液内科の先生はJ先生の紹介状と血液検査の結果を見るなり「なるべく早く大学病院に行きなさい!」・・・がぁ~ん、そんなに急ぐの?と言う感じでしたが、先生曰く「本態性血小板血症だと思いますが、場合によっては慢性白血病も有り得ます。大学病院で骨髄液の検査をしてもらってください。」・・・白血病?いくら僕が儚(はかな)げな、病的な体質だからといって(ここは笑うところです!)それはないでしょう!と思いましたが、やっぱり怖いので2日後に西新宿の東京医科大付属病院に行きました。

そこで見てもらった先生はやはり同じ判断。「万が一慢性白血病だと、かなりの確率で急性骨髄性白血病に進行します(要は本田美奈子状態ということ)。詳しくは『骨髄穿刺』という検査で骨髄液を取ってみないと何とも言えませんが…。背中からボールペンの先ぐらいの針を指して骨髄液を取ります。なに麻酔をするからほとんど痛くないですよ」(ほとんど~?)「ただ骨には麻酔が効かないので、骨髄液を取るときにちょっとだけ痛いかもしれません。」(ほらほら来たよ~、痛くないわけないじゃないか…)「でもあなた、相当ウエストありますよね。普通の針で届くかな。普通5~6分で終わるんだけど、10分ぐらいかかるかなぁ~」(おぉい、やめてくれよ~)
先生がやめてくれる訳もありません。結局年末ぎりぎりに骨髄穿刺の検査となりました。当日はドキドキしながら検査に赴きました。

「はい○○さん、ズボンをお尻の少し上の方までずらしてうつ伏せに寝てください。」(は~い、いやだなぁ)
「お尻のほっぺたの上あたり肋骨のところから取りますよぉ~。」
「はい、それではまず麻酔をします。すこしチクッとしますよ~。」(チクッ!う、来たぁ)
「痛いですかぁ~?」(だいじょうぶですぅ…→なんか『のだめ』みたい)
「はい、じゃあもう1本麻酔します~、今度はもう少し深いところに針刺しまぁ~す。どおですかぁ?」(ううう…ど、鈍痛が…いててててぇ~)
「ああ痛いですかぁ、じゃあもう少し麻酔しましょうねぇ~。」
「はい、それでは骨髄液を抜く針を刺しまぁ~す。液を抜くときにちょっとだけ痛いかもしれません。でも数秒ですから我慢してくださいねぇ~。」(い、いやだぁ~)
「ゆっくり深呼吸をしますよぉ~。息を吸ったときに一緒に液を取ります。はい、では息を吸ってぇ~、はい止めて、はい吐いてぇ~。はいもう一度ぉ~」(す~、はぁ~)
「はい終わりましたぁ、お疲れ様でした。痛かったですかぁ~?」(いえ、全然…)

と言う状況でありました。実際に骨髄液を取るときは特に痛みはありませんでした。30分ほど止血をして、その後は会社まで15分ほど歩いて帰ったくらいです。ああ~良かった!検査の結果は3週間後にならないとわからないそうですが、「まあ、白血病は多分ないでしょう…」との先生の弁であります。
自分で言い訳するようですが、この病気(多分本態性血小板血症)は、暴飲暴食が原因ではなく生まれつきの体質が関係しているようです。そう私が飲みすぎだから、デブだから、ではないんですよ。でも血が固まりにくくするために(血栓ができないようにするために)は、やはり肥満からくる高脂血症や脂肪肝などは改善すべきとのこと。それと今飲んでいる薬が肝臓と関係があるため極力肝臓を休ませる必要があるので、「なるべく飲酒を控えるように、できれば禁酒!」と言われてしまったのです。
あぁ~これでは『呑む気父さん』じゃなくなってしまう。皆さんすでにお気づきの通り『呑む気』=『のん気+飲む気』であり、呑まなければこのブログも終わってしまいますぅ~、なのだが仕方がない、当面は酒を控えることにします。でも年末年始の禁酒、節酒はキツイよなぁ~。と言うことで、この正月は近年に覚えのないほど節酒正月でありました。今日から6日まで禁酒です。でも…7~9日は札幌に『呑む気満々』ツアーなのです。先生、ごめんなさい、極力節酒いたします。許してくださぁ~い!

まだ今回の検査の正式結果は出ていませんが、いずれにしろ血液ドロドロでいつ詰まってもおかしくない状況と言うことです。要は脳血栓や心筋梗塞の心配ありということで、これはやっぱり生活習慣や食生活を改善しないといかんなぁ~と本気で思いました。それと『骨髄穿刺』を経験してほとんど痛くなかったので、骨髄バンクに登録しようかなと思いました。実際には骨髄移植の処置とは違うのかもしれませんが、これなら怖くないと…。自分が白血病かなどと言われたこともあり、自分だけでなく世の中全体の『健康』にも気づかされる経験でありました。
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新年ご挨拶

2006-01-03 | 徒然なるままに
皆様、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は私の拙い、かつ自堕落なそして身勝手なブログにお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。本年も皆様の叱咤激励を糧に『呑む気父さん』を続けてゆく覚悟であります。なにとぞ宜しくお願い申し上げる次第でございます。
さて『呑む気父さんの粋酔記』の今年の編集方針は以下の通りであります。

1.読みやすく簡潔な短文により、できるだけ頻繁に発行する
2.画像を多用し、判りやすい内容とする
3.健康に留意しつつ美味しいお酒を飲んで、その内容をご紹介する
4.「本」や「音楽」について、もっと内容を充実させる
5.できれば「シリーズ物」を手掛ける

皆さんもぜひコメントをお寄せください。コメントは自動的に携帯メールにも届くことになっております。基本的に必ずお返事いたしますので、少し間を置いてもう一度見てくださいね。またコメント欄は仲間内の掲示板としても使用できます。いやいや仲間内だけではないのですが・・・。ぜひご活用ください!
本年も倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

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神奈川フィルハーモニー管弦楽団「第九」演奏会

2006-01-01 | コンサート・LIVE・演劇などの話
★神奈フィルよかった!&コンマスって峰龍太郎?

自分が「第九」に参加したからということもあって、今年は年末の「第九」のコンサートを2つ聴いた。
ひとつは友人Hのお姉さんが参加した「フロイデ・コーア・ヨコハマ」で、オケは尚美学園オーケストラ。自分が参加した合唱団を棚に上げて言わせていただければ、合唱は素人の域を出ていないものだった。「お手伝い」のメンバーが随分大勢いて全体の人数が多すぎる感じがした。ウチの団もそうだが、基本的にその場限り(その年限り)の素人メンバーが集まって行う合唱だから、経験も度量もバラバラで一定の限界がある。まあ半年でこれだけまとまれば大拍手!というところだ。オケも弦を中心に物足りなかった。(Hよ、ごめん!)
今年の私の「第九」の締めくくりは、神奈川フィルのコンサート。実は「神奈フィル」って全然知らなかった。アマチュアオケ?というほどの意識しかなかったのだが、後から神奈川県唯一のプロオーケストラで、しかも「題名のない音楽会」などにも出演していると聞いて、認識を新たにした。
神奈川フィルを始めて聴いたのは、やはりHのお母さんが参加した「メサイア」だった。H自身はクラシック音楽に全然興味ないのに母娘は大好き。こう言っては申し訳ないが、尚美のオケを聴いた後だったので「いやぁ~弦も管も全然違う!聴いていて気持ちいい~!」という感じだった。これまたクラシック素人のM(H夫人)も「なんか全然違うよねぇ~」と言っていたくらいだから、その差は歴然としていた。
さて神奈川フィルの「第九」、良かったですよ!私は素人なので細部の評論はできないが、全体のまとまりは大変良かったと思う。テンポも多少早めで私の好みだ。バリトンソロの宮本さんって相当のハイバリトン?もう少し重みがあっても良かった気がする。そして合唱が良かった。やはりその都度素人を集める形ではなく、オケ所属の合唱団としてメンバーを固定しているのは大きい。メンバー募集もオーディションを行っているようだ。女声合唱も高音域をきっちり出しているしバランスも良い。アルトとベース、年配者が極端に多い素人第九合唱団とは一線を画しているように思える。惜しむらくは男声メンバーが少ない。あと10名は欲しいところだろう。う~ん、練習場所がもう少し近ければ参加してみたいなぁ~!
ところで神奈川フィルのファンの間では評判らしいが、コンサートマスターの石田さんが音大を舞台とした漫画「のだめカンタービレ」に登場するバイオリンの峰龍太郎そっくりだ。茶髪(金髪?)をつんつんと立てているところや、背格好なんてそっくり!ひょっとしたら峰のモデルではないか?という声もあるらしい。「のだめカンタービレ」、ご同輩諸君知っていますか?少女漫画ではありますが、私のクラシックごころを刺激する、ちょぉ~面白い漫画です。今ベストセラーですよ。本屋で平積みですよ!この話はまた次回!!
コメント (6)
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