呑む気オヤジ/病窓より望む蔵王連峰便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

ストライプネクタイ&三つボタン段返り=トラデイッショナル

2008-05-15 | 徒然なるままに

気がついたら、普段気に入って締めているネクタイの何本かが結構痛いんでいた。
剣先やサイドが擦り切れ始めている。
う~ん、腹が出ているから、デスクとお腹に挟まれて擦れてしまうのかなぁ。
お気に入りはしょっちゅう締めているからなぁ・・・。
まともなネクタイがほとんどない。

ということで、先日しばらくぶりにネクタイを買いに行った。
お金があるときには新宿伊勢丹メンズ館。お金があまりないときには、ヨーカドーのChaps。
伊勢丹はブランド物の長尺ネクタイが揃っている。
今回はお金はないけれど、カードで買えばどうせ支払いはボーナス時期になるから伊勢丹に行った。
で、購入したのが画像の2本。
僕は大体ストライプか、ドット柄にしている。トラッドの定番ですね!
今回はちょっと気張りましたよ!
紺のストライプは「Brooks brothers」、グリーンのドットは「伊勢丹オリジナル」

ここ10数年、仕事着のスーツ類はトラッドに統一している。
いつの間にそんなにお洒落に拘るようになったって?
そんなんじゃないですよ。
一つのパターンに統一すると、とても楽なんだね。
スーツはいつも「三つボタン段返り・フックベンツ・ズボンの裾はダブル」
Yシャツは基本的に「ボタン・ダウン」
ネクタイは「ストライプorドット」
靴はドラッドっぽいの・・・。
決めておけば迷うこともなく、流行に左右されることもない。
ホントに楽だ。
それとトラッドって、ズボッとしていて(寸胴で)デブには合うんだよね。

ところで、ひとつウンチクを。
ネクタイのストライプって、法則があるってこと知ってますか?
今回僕の買ったネクタイ、ストライプの方向が自分から見て右上から左下に流れています。
逆に左上(バッジホール)から右下に流れているストライプもあります。
この違いはなんでしょうか・・・!?
ハイ、正解は僕の買ったネクタイはアメリカン・トラッドということです!
RALPH LAUREN とか BROOKS、J・PRESSなどのアメリカンは、ほとんどがこのパターン。
逆にBURBERRYとかAQUASCUTUMなどのヨーロピアンや日本のメーカーは、逆です。
この違いが分かると、ヨーロッパかアメリカかの区別が大体つきます。
上司のネクタイを「あら課長、今日のネクタイはPOLOですか?Jプレス?素敵ですね!」なんて言ってあげたら、あなたの株が上がることは間違いなしです。多分。
僕はスーツもネクタイも、アメリカントラッド。
ヨーロピアンはウエストが絞り気味で、オジサンには合わない・・・。



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ひ、皮肉かぁ~!!

2008-05-15 | 健康の話

当社の仕事用パソコンの、最近のスクリーンセイバー。

な、なんなんだ!
呑む気オヤジに対する皮肉か!?
言われなくたって気にしてるわい!!
今度の健康診断は覚悟しているわい!!
毎日見せられたからって、そう簡単にメタボから抜け出せんわい!!!

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ヴォイス・トレーニング~その3

2008-05-15 | コンサート・LIVE・演劇などの話
ヴォイス・トレーニングの第3回目。
いよいよ本格的な「歌唱」訓練が始まる。

まず最初は、いつものように発声練習。
口を縦に開けて、両側の奥歯を真ん中に近づけるつもりで、上唇を上げて、鼻の穴を開くように!
その口の形で息を吸い込み、お腹に緊張感を持たせて発声する。
口から喉、お腹まで一本の太い管が通っているイメージで声を出す・・・。
う~ん、なんとなくイメージは分かるんだけどねぇ。
確かに喉に直径15cmぐらいの真直ぐな管が通っていて、その奥から声を出す感じでやると良い声が出ているようだ。

さてその後は、「Non ti Scordar di Me(忘れな草)」 だ。
取り敢えず1回歌ってみる。
通勤途中で楽譜を眺めながら音取りをして、何とかメロディーを大体掴んだだけなので、ちゃんと歌えない。
イタリア語の歌詞がメロディーに追いつかない。
まぁ歌詞の正確さは別として、Ⅰ先生は発声と発音の不明瞭さが気になるようだ。
「そんなに大きく口を開けなくていいですよ。却って歌詞が聴き取りにくくなってしまいます」
暫し考え込んだⅠ先生。
「人差し指の先を前歯で軽く噛んだまま歌ってみましょう!そうすると余計に口を開かなくなる」
「そのまま喉の奥を開くように。後は腹筋を意識して」

う~ん、難しいねぇ。
歌詞をつけて歌うと、発声練習したときの「喉の奥を広げる」ことを忘れてしまう。
要は「歌い込み」が必要なんだね。
しかし大きく口を開けない、というのは正直びっくりした。
そうなんだ!問題は喉の奥の広がり!
そう言えば、プロの声楽家もそんなに大きく口を開けるわけじゃない。
なるほどねぇ。でもその辺のコツを会得するまでには、まだまだかかりそうだ。
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感謝・多謝・深謝!訪問者1000人突破!!

2008-05-15 | 徒然なるままに
我が愚ブログの先週の訪問者が1,000名を越えた。
1週間で1,000名を超えたのは初めてだ。
こんな愚にも付かない中年オヤジの戯言を覗きに来て頂き、心から感謝申し上げる。
でも、嬉しい・・・。
これからも自分勝手な内容に偏ってしまうが、少しでも共感を覚えていただける内容にしてゆきたいと思う。
ご同輩諸氏、今後とも宜しくお願いいたします!
そして、なんでも結構ですからコメントを頂けると、尚嬉しいです!!
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本棚の引越し~「ブクログ」から「Cafe Bossa」へ

2008-05-12 | 本の話
「ブクログ」という面白いブログがあることはご紹介した。
要は自分の読んだ本を、「本棚」に並べて公開できるもの。
しかしtaruさんという方から、「Cafe Bossa」という別な本棚を教えてもらった。
どちらもAmazonのブックストアがらみなんだけど、Cafe Bossaの方が見やすいし、DVDを別な棚で管理できる。
なかなか楽しいね!
ぜひ見に来てください。
そしてあなたの本棚も作ってみてちょうだいね!!


呑む気オヤジの本棚
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母の日に想う

2008-05-12 | 家族のこと

昨日は母の日。
考えてみれば、今まで母の日に息子たちから母親に花を贈ったり、僕から妻に何かプレゼントしたり、ということはほとんどなかった。
なのに妻が元気な頃は、母の日やバレンタインデーには、毎回それぞれの両親に何らかのプレゼントを贈っていた。
そういうところは律儀な妻だった。

去年の母の日は、思いついて病院の売店で生花のバスケットを買い、妻のベッドの枕元に置いた。
籠の中にスポンジが入っていて水を吸収するようになっている。
土の鉢は「病気が根付く」と気にする人にも贈れるようになっているものだ。
妻は喜んでくれた。なにせ結婚してから片手にも満たない夫からの花のプレゼントだ。
その生花は結構長持ちした。
そしてその花が全部枯れる前に、妻は逝ってしまった。

今年は生花を少し買って妻の仏壇に飾ってやった。
夕飯の買い物が遅くなってしまい、スーパーにはもうカーネーションは残っていなかった。
仕方がなく、白い花が中心の「洋花セット」にした。
もっと早く買いに行けばよかったなぁ。

母に日には、せめてカーネーションでも買ってやれば良かった。
あんなに喜ぶなら、入院してすぐに病室を花でいっぱいにしてやれば良かった。
今年もちゃんと朝からカーネーションを買って、仏壇に供えてやれば良かった。
もっと妻を大切にすれば良かった。
もっと一緒の時間をいっぱい作れば良かった・・・。
もうすぐ一周忌、僕は相も変わらず後悔の日々を送っている。
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合唱団初練習

2008-05-11 | コンサート・LIVE・演劇などの話

合唱団の練習に初めて参加した。
10月の定期演奏会の曲目が既に決まっており、その楽譜や音取りの音源を送っていただいた。
少しは歌えるようにしておこうと、楽譜を見てパート音源も聴いたが、なにせ曲数が多くてとてもついてゆけない。
ほとんど「ノーケア」状態で練習場に向かうことになった。
定演の曲目は、誰でも知っている日本歌曲とドイツ民謡、ブロードウエーミュージカルからの曲、そして男性合唱用に作曲された組曲。
聴いたことがある曲は楽譜を見ながらある程度は歌える。
でもはじめて聴く曲や、ドイツ語と英語の歌詞の曲はやっぱり無理。
まぁ練習に参加して皆さんが歌うのを聴いて、それで初めて自分のパートの音が分かるということはあるんだけれど・・・。
今回の練習から暫くは、6~7月に予定されているプチコンサートのために、一部女性を入れて混声合唱の練習をしたり、定演以外の曲もやったりで、特別練習日程だ。
なんと午後1時から夜の7時半まで!6時間半も歌ったのは初めてですよ!!
それもほとんど初見で歌うようなもので、疲れた・・・。

実は定演の曲目一覧と楽譜を頂いたとき、「赤とんぼ」や「小さい秋みつけた」「村祭」などの曲が並んでいるので、ちょっとがっかりした。
前にも書いたことがあるが、その手の曲はちょっと苦手だ。
「やっぱりオケとクラシックを歌う合唱団のほうが良かったかな・・・」という後悔。
しかし今回練習に参加して、その「後悔」は一気に吹き飛んだ。
日本歌曲の普遍的な郷愁に、男声合唱の包容力たっぷりのハーモニー。
もう自分が歌っていて、思わずウルウルしてしまった。(僕はナルシストではないよ)
あぁ~、男声合唱を始めてよかった! 赤とんぼ、いいじゃないか!!

この思いは、恒例の「反省会」に参加して、更に強くなった。
今回は人数が多かったので、2階の宴会用の座敷。他のお客さんは誰も居ない。
「さぁ乾杯の歌を!」の掛け声で「アイン プローズィット デア ゲミュートリヒカイト」が始まる。
その後はまさに「呑めや歌えや!」だ。
「これ歌おう!」「次はあれだ!」
他のお客様に迷惑がかかる心配がないので、声を抑える必要もない。
「この人たち、本当に心底歌が、合唱が好きなんだな」と実感し、また感動。
ほとんどが僕よりも年配者。でもこの合唱に懸ける情熱とか純粋さは、高校か大学のグリークラブみたいだ。
異性に気を使う必要のない「男子校のノリ」(僕は男子校出身です)で、実に楽しい。
結局終電近くまで楽しく呑んで、良い気分で帰ってきた。
次回の練習が楽しみ!
漸く僕にも一生続けられる音楽の道が、決まったような気がする。
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呑む気オヤジの読書感想文・子の10~「骨音・IWGPⅢ」

2008-05-09 | 本の話
骨音 池袋ウエストゲートパーク3
石田 衣良
文藝春秋

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♪「骨音~池袋ウエストゲートパーク3」石田衣良著 文春文庫

IWGPの第3作。

『究極の音』を求めて、ホームレスの骨を次々に砕くバンドマンたち~「骨音」
サンシャイン・アルパの噴水の前で一人で本を読んでいる少女~「西一番街テイクアウト」
池袋の商店街で現金の代わりに通用する金券の偽札が出回る~「キミドリの神様」
レイブの会場でドラッグにまみれる若者たち~「西口ミッドサマー狂乱」

前回も書いたが、IWGPシリーズも回を追うごとに次第にエスカレートしている。
暴力も過激になり、マコトの探偵振りも冴え渡り、IWGPを取り巻く人情も濃密さを増す。
マコトは久しぶりに女に惚れて、また振られる。
なんだかんだ言いながら次が読みたくなる小説だ。
しかし、最終話の「西口ミッド・・・」はちょっと胸に迫ったが、あとはやっぱり軽いな。
まさに池袋に屯するボーイズと同じだ。
もう少しオジサンの心にグサッと来る話が読みたいな。

今回の解説は宮藤官九郎だ。
さすがクドカンの解説、とても面白かった。(本編より面白かったりして)
クドカン脚本のドラマは観ていない。
今度、ぜひ観てみたい。
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GW・静岡プチ旅行その2~魚河岸丸天・生桜えび!

2008-05-07 | 食べ物・お酒の話

さて今回のプチ旅行のメインイベント、「丸天」に到着した。
Yokochanさんのブログで拝見したお店だ。
このお店は本店が沼津漁港にあり、支店はここと、あと静岡の郊外に1店。
どの店も午前中から開けていて、オリジナルの刺身大盛りの丼とか定食をやっている。
今回も5時過ぎには店に入ったが、もう既に7~8割方席が埋まっている。
呑んでいるというよりは、カップルや中年夫婦が丼物で夕飯を・・・という感じだ。

さぁ~、呑むぞ、食うぞ!!
ビールはキリンの一番搾りとエビスの大瓶がある。
嬉しいねぇ大瓶は!中瓶だと物足りないし、中瓶2本は多い。
まずはエビスと、今回の目的である「生桜えび」を注文した。



おぉ~、山盛りだぁ!これで399円だぁ~!
「酢醤油でどうぞ」とのこと。たっぷり掬い取って酢醤油を少し付けて口の中に放り込んだ。
うめぇ~~!多少口中でチクチクするかと思いきや、サクサクと柔らかい。
そして上品な磯の香りが口の中に広がる。ホントに旨いね。

そして生シラス。



こっちは桜えびよりももっと磯の香りが強い。
しかし新鮮なので全然気にならず、温めの燗酒にぴったりだ。
シラスは350円。画像ではちょっと分かりにくいかもしれないが、大根のツマの上に乗っかっているので、見た目ほど量はない。
でも一人なら十分の量だ。

その他、ブリ刺しの「小」(ハーフサイズ=5切れ)としめ鯖を注文。
ブリもしめ鯖も、一切れの厚みが優に1.5cmはある。
う~ん、気の利いた言葉は出てこないね。とにかく旨い!
これらの肴に静岡の地元の日本酒「君盃」が、また良く合う。
普通の瓶詰めの本醸造酒なんだけど、燗で呑むとちょうど良い味わいだ。
甘過ぎず辛過ぎず、口に含んで少し転がしてから嚥下すると、鼻腔に味わいと香りがふわ~っと抜ける。うん、旨い酒だ!



この他に「あら煮」を頼んだ。ぶり、鮪、鯛などがごっちゃ煮になっているが、これまた凄い量だった。それで420円!
とても一人では食べ切れず、折り詰めをお願いした。
このお店は、鮨でも刺身でも持ち帰りが出来るようだ。パックに詰めてくれる。
これから暑くなるとどうか分からないが、下手に「生ものはダメ」なんて言わないところが嬉しいね。

エビスビール大瓶と君盃2本、それに上記の肴で7時前にはすっかり満腹になった。
それで〆て約4,500円だ。安い、旨い、大満足!
ご同輩諸氏の皆さん、今度はぜひご一緒いたしましょう!




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GW・静岡プチ旅行その1~東海道線鉄チャンの旅

2008-05-06 | 徒然なるままに

ゴールデンウィーク、どこへも行かないのはつまらない。
前に企画した「静岡or沼津&桜えびツアー」は断念するはずだったが、どうしてもこだわりがあった。
5日の朝まで迷って、やっぱり行くことにした。
まぁ足の調子もまあまあだし、大丈夫だべ!

朝まで迷っていたくらいだから、スタートが遅れた。
結局元の計画よりほぼ1時間遅れの、川崎駅10:10発の東海道線に乗った。
この電車は熱海止まり。
沼津港の「丸天」に行っても良かったのだが、どうも連休中はめちゃ混みのようだ。
だったら東海道線を乗り継いで、静岡まで行こう!
熱海で沼津行きに乗り換える。沼津から島田行きに更に乗り換え。
途中少し遅れたりして、静岡着は13:20ぐらいだった。
約3時間の電車の旅。全然長いと思わなかった。
平塚までは以前良く乗った路線だ。小田原までは一度乗ったことがある。
でも小田原以西の東海道線は初体験だ。
う~ん、天気が悪くて途中で雨が降ってきたけれど、なかなか楽しい旅だ。
ただ長距離の鉄道に乗るのなら、やっぱり「お見合い席=ボックスシート」だね。
普通の長いすだと、景色も良く観ることが出来ない。
今回はずーっと長いすの旅。途中途中で寝てしまった。
熱海から先は、東海道線もなんと3両編成だ。
こうなると「お見合い席」もあったもんじゃない。


静岡に着いて、さぁどうしよう!?
丸天に直行しようか、それとも前の計画の通り山奥の温泉に行ってみようか・・・。
最初は帰りも各駅停車と思ったが、やっぱりそれはきついので新幹線にすることにした。
それなら時間はたっぷりある。さぁ温泉に行こう!
いちばん小さくて安いレンタカーを借りて、「湯の島温泉」を目指した。

静岡市営の『湯の島温泉』は、湯船こそ男女一つずつしかないが、「山奥の鄙びた温泉」然とした、良いお湯だった。
この日は小雨に山が煙り、新緑に靄も掛かり神秘的な眺めだ。
ひとつの湯船にみんなで浸かって和気藹々、体も心もほぐれる。
湯船に浸かりながら、下を流れる蓼科川を眺められるともっと最高なんだけどね。
レンタカーを飛ばして来た甲斐がありました!


静岡駅前に戻ってきて、レンタカーを返す前に駿府城址を一回りした。
さすが徳川家康の居城、立派なもんだね。


レンタカーを返して、さぁいよいよお目当ての「丸天」だぁ!!


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呑む気オヤジの読書感想文・子の番外編 「マエストロ1~3」

2008-05-06 | コンサート・LIVE・演劇などの話
マエストロ 2 (2) (アクションコミックス)
さそう あきら
双葉社

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♪「マエストロ1~3」さそうあきら著 双葉社

「ピアノの森」の15巻をAmazonで予約しようと探していて、この作品を見つけた。
どうやら昔「アクション」に連載されていたらしい。
なかなか面白そうなので、1~3巻をまとめて注文してしまった。(本箱に入れました)

日本屈指のオケ「中央交響楽団」はスポンサーの倒産により、解散を余儀なくされる。
主力メンバーは他のオケに移ったが、海外オケ入団準備中のコンマス香坂や残りのメンバーに「中響」再結成による集合の声がかかる。
しかし練習場に指定されたのは、大田区の町工場倉庫。
指揮者は見たことも聞いたこともないジイサンの天道徹三郎…。
最初に香坂の指示で合わせた「運命」を聴いて、天道は「血の通わんちんちんみたいな音楽やのう」
そして天道が一旦タクトを振り下ろすや、信じられないようなフォルテシモが響き渡った!
個性的なメンバーの実力を最大限引き出す天道。みんなその実力に驚愕し、感動する。

その後紆余曲折はあるが、なんとか復活第1回目のコンサートを開催することが出来た。
聴衆も主力の抜けた中央交響楽団の演奏にはあまり期待していなかったが、演奏が始まるや、あまりの激しさ、厳しさ、一体感に一気に引き込まれる。
聴衆もオケのメンバーも、ホールに居合わせた全ての人が感動に翻弄された。
そして二日目のコンサートは、一般客にはチケットを売らず、天道の貸切だった…。

いやぁ~、なんと感動的で素晴らしいクラシック音楽漫画でありましょう!
こんな作品があったなんて知らなかった。
「のだめ」とは全く切り口の違うクラシック音楽の話。
オケの各パートの「裏話」もたくさん出てくる。
ファゴットは他の楽器とハモルことが多く、その時の相手によって微妙に音程を調整して和音を響かせる。
ティンパニーは音が下がりやすく、演奏途中で他の楽器が出している音を頼りにチューニングを繰り返している。
ティンパニーのように奥に離れている楽器は指揮やヴァイオリンの音に合わせると聴衆には遅れて聴こえるので、コンマスと目配せをして心持早めに叩く。
ホルンは常に「朝顔」の部分にこぶしを入れているので、長年の間に汗や脂で金属が薄くなって音色が変わる、etc…。
「へぇ~」というエピソードもたくさん入っていて、マニアックで面白い。

世の中には、自分が知らない「面白いもの、素晴らしいもの」がたくさんあるんだね。
やっぱりアンテナをちゃんと立て、ネットワークも広げて情報収集をしないと損をする。
さそうあきらには、天才ピアニストの少女を描いた「神童」(全4巻)という代表作もある。
こっちは去年の春に、成海璃子と松山ケンイチで映画化されたらしい。
このことも知らなかった…。
当然取り寄せて読み始めました!こっちも面白いよ!
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呑む気オヤジの読書感想文・子の9~「少年計数機・IWGPⅡ」

2008-05-06 | 本の話
少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 (文春文庫)
石田 衣良
文藝春秋

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♪「少年計数機・池袋ウエストゲートパークⅡ」石田衣良著 文春文庫

優香さんにいただいた石田衣良シリーズを読み始めた。
本作は「IWGPⅡ」にあたる。(「オヤジの本棚」に入れました)

ネットの「覗き部屋」に出てくる女の子をストークするエリート会社員(妖精の庭)
常に計数機を持ち歩き、何でもカチカチと数える少年の誘拐譚(少年計数機)
連続引ったくり事件にマドンナが巻き込まれ、解決を依頼してきた老人たち(銀十字)
風俗店の売り上げを強盗する「前科」のある少年たち(水の中の目)…

マコトは、相変わらず池袋を舞台としたいろいろな事件に巻き込まれ、多少危険な目に遭いながらも、スパスパと解決してゆく。
前作にも増して、マコトの名探偵振りが冴え渡る。
自分のことを、出来が悪くカッコも良くない不良青年と言うが、傍から見れば「ブクロのカリスマ」になりつつある。
前のときも書いたが、どんなに自分を卑下してもマコトがやっぱりインテリに見えてしまう。
ちょっとした違和感。(これ、石田さんの文体のマネ)

でも「ただ軽いだけか」と思いながら読み進めたら、最後の「水の中の目」のラストは結構重かった。
しかし「IWBP」シリーズも、段々重く過激になってくるようだ。
やっぱり先が気になるので、結局読んでしまいそう…。
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観る・聴く・丸呑み!~「NANA2」(DVD)

2008-05-06 | 映画(DVD)の話
NANA 2 スタンダード・エディション

東宝

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前作がとても良かったので、そのうち続編も観ようと思っていた。
キャスティングは、中島美嘉、成宮寛貴、玉山鉄二らは前作と変わらないものの、宮崎あおい、松田龍平が交代。
う~ん、奈々(ハチ)はやっぱり宮崎あおいがいいなぁ。

しかし映画としては、前作同様なかなか良かった。
中島美嘉は、相変わらずちょっと演技に不安はあるものの、ライブシーンなどさすが!と感動する。
二人のNANAの女の友情(?)、ノブの奈々に対する恋心、奈々に対するタクミの危うげな優しさ…。
市川由衣も宮崎の後を受けて遣り辛かったろうが、好演したと思う。
成宮はホントに良い役者になったね。
玉山は、こういう「女たらし」の役、上手いねぇ。(地か?)

こういう映画を観ていると、ロックもいいなぁと思う。(挫折したからね)
原作、読んでみようかな…。
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観る・聴く・丸呑み!~「ラ・フォル・ジュルネ」上海交響楽団

2008-05-05 | コンサート・LIVE・演劇などの話

有楽町の東京国際フォーラムで開催中の「ラ・フォル・ジュルネ」に行ってきた。
ラ・フォル・ジュルネとはフランスの地方都市で始まった音楽祭で、『世界でもっともエキサイティングなクラシック音楽祭』らしい。
日本では今年4回目を数える。
確かにGW中に国際フォーラムを中心に、約1,700人の音楽家が集まり400以上のコンサートを開催するというから相当デカイ音楽祭だ。
パンフを見ると、国際フォーラムのHallAからGまでの全ての会場を使って、毎日朝から晩までコンサートがある。
オケから室内楽、ピアノのソロ、連弾 、合唱 etc…。
どれも約45分ずつで、いろいろハシゴが出来るようになっている。
今年は「シューベルトとウィーン」がテーマだ。

上海交響楽団のシューベルトの「未完成」と「さすらい人幻想曲(オケ+ピアノ版)」を聴いた。
上海のオケって、一体どんな演奏をするんだろう…と興味があった。
後から調べたら、ナント100年以上の歴史があるらしい。
その頃から西洋音楽をやっていたのかは分からないが、日本にオケなんて存在しない頃から結成されていたというのだから凄い!
演奏は…、素晴らしいの一言!
ヴァイオリンもチェロも音色が統一されていてとてもきれいだった。
管だって大したものだ。
「未完成」をきっちりと聴かせてくれた。
ただ「さすらい人」は、オケと客席の間にピアノが入って、その音がカーテンのようにオケの音を遮断してしまった。
これってオケのせい?それともホールのせい??
いずれにしても日本の一流と言われるオケと全く遜色がない。
このオケのベートーヴェンとかブラームスが聴いてみたい。
しかしHallAはクラシックコンサートにはデカ過ぎだ。(5,000人以上入る!)
なんか遥か遠くでオケが演奏している感じ。もう二回りぐらい小さいホールが善いね。

その他にもベトナム国立交響楽団とかもコンサートをやっている。
う~ん、聴いてみたかったなぁ。
一つのコンサートが大体1,500~2,000円で時間も45分程度。
いろいろな催し物もやっているし、これは一日中居ても飽きない。
面白い音楽祭だ。


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観る・聴く・丸呑み!~「I'm not there」&「NEXT」

2008-05-05 | 映画(DVD)の話

今年のゴールデンウィークは「映画&音楽三昧」になりそうだ。
まず映画第1弾、学生時代以来?ハシゴしてしまった。たまには良いさ!

♪「I'm not there」

時間がぽっかり空いたので、有楽町で何かちょうど良い映画はないかと物色していて見つけた。
ボブ・ディランの半生を綴った伝記物。
「へぇ~、ディランの半生か…」と思わずチケットを買ってしまった。

しかしただの伝記映画ではなかった。
詩人、ロックスター、無法者、映画スターなど6人の全く違うキャラクターの人生を描くが
それが全てボブ・ディランなのだ。
要するにそれだけディランが多面性を持っているということらしい。
う~ん、ディランが好きな人、詳しい人が見ると良く分かるんだろうが
それほど彼に傾倒していない僕が見ても、よく理解できなかった。
ただ、フォークソングで人気があったのに、ロックに転向して批判を浴びるジュード役の女優ケイト・ブランシェットが良かった。
最初映画を観ていて、女性だとは全然分からなかった。中性的だと思ったんだけど…。
それ以外の5人もそれぞれ個性的で魅力的。
ディランと結びつけるといろいろ難しくなるが、それぞれのキャラクターの人生はとても興味深い。
もっともそれがみんなディランの人生なんだけどね。
今度ボブ・ディランをじっくり聴きたくなった。


♪「NEXT」



本命の「ラ・フォル・ジュルネ(クラシック音楽祭)」のコンサートが終わって、その後の会社の友人との食事までにまだ相当時間がある。
それで映画のハシゴとなった。というかコンサートを入れれば3つのハシゴ!

「NEXT」は、ニコラス・ケイジ主演のアクション物だ。
2分先に自分の身に起こることが予知できる能力を持つ男。
その能力に気づいたFBIが、核爆弾を米国内で爆発させようとしているテロ集団阻止に利用しようとする…。
ちょっと荒唐無稽ではあるが、スピード感も迫力もあり面白かった。
ニコラス・ケイジが相変わらずカッコよく、相手役のジェシカ・ビールもなかなかの美人で魅力的だ。
最後は、ちょっと安易じゃないの?と思って観ていたら、予想を覆すラスト!
う~ん、これだから映画は止められない。

しかし映画って一人で観ると1,800円。
最近は映画館のシートも良くなってゆったりリラックスして観られるが、やっぱり高いな。
「夫婦割り」なら@1,000円だもの。
思わず周りの女性に「夫婦の振りしてキップ買いませんか?」と声を掛けたくなってしまう。
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