ふろしき王子のブログ◎
出前講座開催☆
http://furoshikiouji.asia
メール isamix@gmail.com
 



巣を入れた十姉妹のカゴに、
こんどはシュロの毛を入れてみた。

すると、6羽のジュウシマツが一丸となって、
床に散ってるシュロの毛を1本ずつ巣に運ぶ。

さて、昨日書いた通り
今日は有楽町の東京国際フォーラム前の
大江戸骨董市へ行って参りました。
きょうも晴れてよかったですね。

11/12(金),13(土)に、表参道の国連大学ビル1階で
開催される棚田フェスティバル
の野良着ファッションショー(こちらは11/13土)で
女性に着てもらうための紺絣の着物を探す目的もありましたが、
さすがに骨董市はほんま物揃いで、値段が秋空のように高いわけです。
単にコスプレ的に着るならどこかで安物を…なんて考えても、
やっぱり本物を着たときの魅力には変えられないので、
布を得て、自分で簡単きものを作ろうと思ってます。

以前にも買い物した露店で
麻の蚊帳のはぎれを買いました。
網状ですが、これを2幅つないで
70cmくらいの風呂敷にして、ひもを結んで
前かけにしたら、えもいわれぬ味わい深いものになるでしょう。
腰巻には色っぽすぎる(シースルー)。

やっつけ仕事で、運針もおそく不器用な僕ですが、
信念があるとすれば、布を四角いまま使うことです。
曲線に切ってしまうと、その後の転用が難しい。
ひもも縫いつけず、必要なときに結んでは、またほどく。
いつでも、多機能多目的のシンプルな布に戻ります。

こうして、野良着は今後の課題として
蚊帳だけ買い、帰ろうか迷いながら
ぶらぶらしてたら
同じ店の裏側に、珍しく柄の大きい
紺絣の布が垂れている☆
野良着以上に高価な予感。
昔のものだろうけど、あまりすすけてない。
白ぬきの模様が水色でなく
すかっと白いので、本藍染めでしょう。
(化学藍混じりだと、洗ったときに
色が移って、白ぬき部分も染まりやすい)
まあ、とにかく魅力むんむんです。

観るだけみせてもらおうと
取ってもらったら、
5幅(160cmくらい)×2mの
大きな布!
こういう布ははぎれでも数千円するので、
こんな引越し用ふろしき並のサイズだと
常人には理解され難き価格でしょう。

ところが、その布は飾ってある感じで
値段を付けていない。
店主の女性が「いくらなら買う?」と尋ねるので
「僕が店の人だったら○万円です」と答えた。
店主さんが近所のブースの人に布を見せて
相場を聞いたら、同じだったので
その価格に決定。
さて、僕は

買わせていただきました!
(江戸っ子はきっぱりと決める!)

動機は
・ひと目惚れ
・今、日本で同等の布(国産綿×本藍染×大きい絣模様)は
 作っていないだろう(あったとしてもさらに高価)
・生かす自信をもてる

麻のふろしき財布をほめていただいた。
大変な布と結ばれてしまった責任から
一氣に顔が引き締まり、同時にわくわく感もみなぎる。
お腹がへって、銀座のナタラジというインドカレー屋の前まで
歩いてきたけど、メニューをみながら
「昼食代で、すてきな糸を買ったほうがよいかも」

ピエールマルコリーニ(ちょこ屋)を横目に
骨董市へ引き返し、紅花染めの刺し子糸を買いました。

この大きな布は、使いやすいサイズの
ふろしき数枚に縫い改める予定。
ちょうどミシンが修理中なので、
オール手縫いで、薄紅色の刺し子糸もつかいます。
縁のあった方、一緒に愛でましょう。
もちろん、人が持って羽織ることで
美しさが時めきます(朝の青い光が最高)。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )