雨は、飲み・暮らす水の元の元であり、微生物動植物の
生態系における情報伝達触媒「水」として、空氣と同等に
なくてはならない、根源の要素である。
このごろの雨はしかし、大氣汚染(窒素酸化物、硫黄酸化物、煤塵、放射性物質等)
により汚染されているため、特に降りはじめの2時間は
雨水利用としても控えたほうがよいという。
酸性雨が恒常化している。
しかしそれでも、雨自身の必要性は変わらず、雨が降らなくなったら、
水という伝線がなくなるために、大部分の生命活動は
制御不能におちいり崩壊する。
植物にとって雨は、根より吸い上げて
土の栄養やミネラルを体内へ送ったり
蒸散して温度調節する、だけでなく
葉っぱを洗い流して清浄を保つきもちよいシャワーとして
重要な意味を持つ。
風もまた、蒸れをなくしチリを落とす役割を持つ。
室内では風もシャワーも少ないから、葉にはホコリがたまりやすく、
それが植物の大変なストレスになろう。
こまめに、風を送ったり、スプレーの水で洗い、幹や枝も
やさしくリンパマッサージのように撫でてあげれば、
動物のように嬉しいはずさ。植物にも熱くてでっかい心があるから。
「げんきかえ?」「何してほしい?」「この場所でOK?」と
植物に呼びかければ、何かこたえてくれる。
葉の色が薄すぎれば栄養不足で、
葉がふえすぎたり、緑色の濃い状態で虫が付くなら栄養過多。
その土を水に溶いて、やがて水が澄めばわるくないが、
濁ったままだと問題がある。
水も風も温度も陽あたりも栄養もスペースも、
のびのび心地よく、ちょうどよいのがよいが、
見える枝葉よりも、土と根っこの状態が上に表出される。
温泉のように、外が雪であれ、下半身がぽかぽかならば
げんきでいられるのだ。
それは、根の微生物、動物なら腸内細菌の活動できる温度が
きちんと保たれているかどうかにある。
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