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夏の2階は暑くなる。
屋根瓦の蓄えた熱と、暖かい空氣は上に昇るからだ。

それなら溜まった熱氣を逃がせばよいが、本当は真上に風の抜ける
窓なり穴があれば、下からするすると昇り龍が如く蒼天へ去る。
京都の町屋の中庭のような役割。

ただ、なかなかそんな穴は上に無いので、なるべく上方の窓をひらきたい。

2階の高い位置の窓を開けて、1階はできれば低い位置の窓をひらく。

出せば引き込む道理。2階の排氣は換氣扇がごとく、扇風機を外さ向けて回す。
窓は扇風機の幅が開いていればよい。

1階の窓からは、低い位置の涼しい風を取り込みたいので
陽の当たっていない北側の窓だとなおよい。
それが無ければよしずを垂らすなどして工夫。
(よしずの裏側に、スプレーや噴霧器をかけて湿らせたり
濡れタオルを干しておくと涼しい空氣を生む)

かくして、家の中に風の道ができれば、2階のサウナ状態が
少しく緩和されるでしょう。

1階の窓を開ける位置は、家の中を歩いて、涼しい場所が目安。
2階は逆にいっちゃん熱いところ。

扇風機の数をふやしたり、屋根に水を流せたらさらに効果的でしょう。

大切なのは循環。流れやすさが鍵で、それは体にもいえる。
ぬるぬるしたものは体内の流れさえよくするでしょう。
オクラ、つるむらさき、そしてモロヘイヤ。

べったりすると滞る。小麦のグルテンやもち米が体に重いのもそれです。

つながりにくいほうがつるつる進むが、
油の摂り過ぎは酸化したりカロリーオーバーになる(秋~冬のほうが必要)。
そば粉は(実が)とがっているので、食べ過ぎると
その人の印象さえもが、かったりとした(硬い)雰囲氣になるともいう。
確かに、頑固で寡黙な通人のイメージはある。

やはり主食としては、あっさりちょうどよいうるち米(コシヒカリよりササニシキ)。
もちもちコシヒカリでも、一緒に大麦を混ぜて炊けばあっさりする。
できれば、加工した押し麦よりも、丸麦を充分浸水させたものを。

小麦と大麦は、性質はまるで異なる。
大麦の粉は、小麦の薄力粉よりもつながらない。
だからべっとりせずに隙間を生む。

この、つながらないことによる隙間が、食物繊維のように
腸内細菌の入り込める扉となったり、水や空氣の通り道となるのか。

パンやうどんは私達の生命や文化を支えてきたものだから、
グルテンフリーの流行に一挙に同調するほどの情感はないけれど、

より抜かりなく膨らませたりつなぐために、とにかくグルテンの多い
品種改良と、外皮を削る精白に努めてきた結果として
元々のものよりも、多面的なバランスが崩れているには違いない。

そこに、正反対のものを加えることでも中庸に近づく。
新しい品種のお米に、古代からの赤米を足すとか、
もっちりコシヒカリに、さっぱり大麦を混ぜるように。

何穀米とか、お米に様々な雑穀等を合わせて炊くものもあるが、
1回に混ぜるのは1種類がよい。

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