

富士は晴れたり。
今日は風呂敷マフラーで出かけた。
この冬はフェルトのマフラーを愛用していたが、
電車の中では暑いので外していた。
風呂敷マフラーは、まず三角から斜めに折りたたんだ時点で
10枚重ねになっていて、さらに首に2周するから、
20枚のミルフィーユの層に護られる。
それを、隙間のできない「イセタン巻き(仮称)」してるので
暖かい。
だけど、適度なぽかぽかが維持されて、電車内で
暑苦しくなることがなくて快適です。
風呂敷でマフラーというと、代用品のように聞こえるが、
素材次第で非常に機能的なものとなる。
外せば即ロープとなり、
ひらけば風呂敷として、物を包み運ぶことだってできる。
僕は、風呂敷が仕事だからといえ、無理に何でもふろしきを
使おうという努力はちっともない。
はじまりは愛用者だったから。
それでも、風呂敷が本当に便利で裏切られることなく、
暮らしと密で、飽きる次元でもないから、
がんばらなくても使いつづけ、一生添いとげられそうです。
固く結ばれたままでは苦しくなるかもしれないが、
ふろしきはふわりとほどけて羽をのばし、
生死を繰り返して循環。いつでも出逢いなおしているのだな。
風呂敷の真髄は、呼吸とリラックス。
型がなくて自在。
そんな風呂敷をいちまい、身近に忍ばせておこう。
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