昨晩の激烈の雨、そして雷に洗われて、
街も空氣も清浄な、居るだけでげんきになる日でした。
家族は裏高尾へ散策に行きましたが、
僕は留守番しながら、麻のマスクを縫ったり
庭でいきものを観て過ごし、
夕飯を手がけました。
明日は午前中に縫いものをし、
午後は借りている、山の畑に行く予定。
まだ桑の実あるかな。
本日は、裏庭のセリで育ったキアゲハが羽化しました。
いきものたちは食べ盛りの季節で、
3匹の亀はミミズや団子虫に食らいついている。
姫睡蓮の甕から、久しぶりに、トウキョウダルマガエルが
顔を出していた。
まだ比較的小さな、子どもの蛙だが
どこから来たのか不明。
ひとけを感じれば、シュッと水中へ潜ってしまうものですが、
不思議と末っ子が手を伸ばしても逃げず、
なんとカエルの額をぴとっと撫でていました。
動植物の反応は、人次第で変わる。
まだ見せたことのない動向がたくさん隠されていて、
そこが今世紀最大の秘境ではなかろうか。
それは人にもいえること。
ふわふわと微笑んでいるような人も、
扉がひらけば、熱くて激しい思いを
投げかけてくることだってある。
自分のまなざしが変わることで、
見慣れた風景がまるで新鮮に映り、そして
その見え方にふさわしい状況がしぜんと訪れる。
物は、自分に丁寧に、こまめに手をかけてくれる存在を愛する。
もしも、物がその氣になったら、
生きもの以上にエネルギーを発して、
望む在り方を実現するだろう。
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