ふろしき王子のブログ◎
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市販のふろしきは和柄が多いので、らくだ柄は珍しそうですが、
こちらは八王子の勝田ナセンさんの風呂敷ですね。

らくだ柄に好きな意味をつけるなら「ふろしきは、楽だ」が浮かびますが、
風呂敷は、何か問題が起きたとき、ラクに解決する手段です。

下記ブログ主さんは、シワにならぬようブラウスを包んだとあります。
包み方は「おつかい包み」というのかな。
風呂敷界?における結び方の名前に決まりはなく、
人や本によってもまちまちなのですが、再発見と普及の第一人者のひとりとして
敬意を表したいのは、ふろしき研究会の森田知都子先生。
それまで、観光土産や着物文化におけるサブアイテム、
お嬢様学校等のおしゃれ抑制代替バッグ??として
暮らしの中心から薄れていた風呂敷にひかりを当てた方と存じます。

小風呂敷でくるむ程度の量のブラウスはきっと軽いので、
対角線をそれぞれ結ぶ「お弁当包み」ではなく、
くるんでから一対の角だけ結ぶおつかい包みにしているのは
自然で、勝手にうれしくなります。

あれ?でも手元に本が無いので、結び方の名前が分からなくなってきました。
僕にとっては、私にとっては、で、地域によって生きものの呼称が変わるように
ふろしきにまつわる様々な名称も多様性があってよいと思います。

ブラウスを包んだときは「ブラウス包み」、
釣り上げたシイラを持ち運ぶときは「マヒマヒ包み」と、
中身によって名前を変えてもよいでしょう。
結び方も多少アレンジを加えたほうが、他人がたやすくほどけなくて
鍵の役割にもなるかもしれないから。

丁寧に結んだものは、物理的な鍵という以上に、
精神的な鍵になる。凛としたたたずまいが隙を与えず、
見る者の心まで正してゆくのだ。

furoshikigirl

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女性が泊まりの旅の荷を、ふろしきのしずく型バッグ1つで
済ますというのは、冒険心と信頼があってこそ。
中の小物も風呂敷で包んであってほっこりしますが、
布と布の接触は、すべりにくくて安定します。
包まれていて中身が見えないので、オープンでありながら
盗られにくいと思われる。

僕も学生時代から、旅によって使い方を身につけたので、
都度何にでも変身して守ってくれる風呂敷の頼もしさは
骨の髄までしみている。逆に、どんなに近所への散歩であっても
ふろしきを持っていると、だんだんとそれが旅になってゆく。

furoshikigirl

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