貇 コン 豸むじな
解字 貇はもとから存在する字でなく、墾コンの音符として後にできた字。掲載した篆文は墾から土を省いて作成 した。篆文第一字は、「豕(いのしし)+艮(とどまる)」 の会意形声。艮コンは、邪眼ジャガン(悪意をもって相手をにらむ)に見つめられて動けなくなり、その場にとどまる意で「とどまる」イメージをもつ。これに豕(いのしし)がついた第一字は、イノシシが畑にでてきて、その場にとどまり作物を掘り起こして食べること。篆文第二字は、豕(いのしし)⇒豸(むじな)に変わった字で、これが現代字に続いている。貇は、土を「掘り起こす」イメージがある。
意味 いのこが地をかむ。
イメージ 「掘り起こす」 (墾・懇)
音の変化 コン:墾・懇
掘り起こす
墾 コン・ひらく 土部
解字 「土(土)+貇(掘り起こす)」 の会意形声。土を掘り起して新しくひらくこと。
意味 ひらく(墾く)。荒れた地を切り開く。「開墾カイコン」「墾田コンデン」「墾道はりみち」(新しく切り開かれた道)
懇 コン・ねんごろ 心部
解字 「心(こころ)+貇(掘り起こす)」 の会意形声。相手の心を掘り起こして、深く打ち解けること。
意味 ねんごろ(懇ろ)。うちとける。したしくする。「懇親コンシン」「懇意コンイ」「懇切コンセツ」(懇意を当てる。きわめてねんごろなこと。切は、親切の切と同じで、ここでは当てる意)「懇切丁寧コンセツテイネイ」
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 貇はもとから存在する字でなく、墾コンの音符として後にできた字。掲載した篆文は墾から土を省いて作成 した。篆文第一字は、「豕(いのしし)+艮(とどまる)」 の会意形声。艮コンは、邪眼ジャガン(悪意をもって相手をにらむ)に見つめられて動けなくなり、その場にとどまる意で「とどまる」イメージをもつ。これに豕(いのしし)がついた第一字は、イノシシが畑にでてきて、その場にとどまり作物を掘り起こして食べること。篆文第二字は、豕(いのしし)⇒豸(むじな)に変わった字で、これが現代字に続いている。貇は、土を「掘り起こす」イメージがある。
意味 いのこが地をかむ。
イメージ 「掘り起こす」 (墾・懇)
音の変化 コン:墾・懇
掘り起こす
墾 コン・ひらく 土部
解字 「土(土)+貇(掘り起こす)」 の会意形声。土を掘り起して新しくひらくこと。
意味 ひらく(墾く)。荒れた地を切り開く。「開墾カイコン」「墾田コンデン」「墾道はりみち」(新しく切り開かれた道)
懇 コン・ねんごろ 心部
解字 「心(こころ)+貇(掘り起こす)」 の会意形声。相手の心を掘り起こして、深く打ち解けること。
意味 ねんごろ(懇ろ)。うちとける。したしくする。「懇親コンシン」「懇意コンイ」「懇切コンセツ」(懇意を当てる。きわめてねんごろなこと。切は、親切の切と同じで、ここでは当てる意)「懇切丁寧コンセツテイネイ」
<紫色は常用漢字>
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