路 ロ・じ・みち 足部
解字 「足(あゆむ)+各(いたる)」の会意形声。各は「夂(下向きの足)+口(場所)」で、天からいたる、または向こうからいたること、それに足がついた路は、いたる「みち」を表す。音符で「(天と)つながる」イメージがある。
意味 (1)みち(路)。じ(路)。「道路ドウロ」「遠路エンロ」「路頭ロトウ」「家路いえじ」「旅路たびじ」「山路やまじ」 (2)方向。方面。「針路シンロ」「販路ハンロ」 (3)物事のすじみち。道理。「理路整然リロセイゼン」
イメージ
「みち」(路)
「(天と)つながる」(露・蕗・鷺)
音の変化 ロ:路・露・鷺・蕗
(天と)つながる
露 ロ・ロウ・つゆ 雨部
解字 「雨(水滴)+路(天とつながる)」の会意形声。雨(水滴)が途中の経過なしで直接、天とつながったように物の表面から出てくる「つゆ」のこと。つゆは屋外で出ることから、おおいがない意ともなる。
意味 (1)つゆ(露)。夜半または早朝、戸外にある物の表面につく小さな水滴。「雨露あめつゆ」(雨と露)「結露ケツロ」(冷たい物の表面にふれた空気中の水蒸気が凝結して水滴がつく現象) (2)つゆのようにはかないもの。「露命ロメイ」 (3)おおいがない。「露天ロテン」「露営ロエイ」「露店ロテン」 (4)あらわす。あらわ(露)。あらわれる(露れる)。さらけだす。「露出ロシュツ」「披露宴ヒロウエン」 (5)国名。「露西亜ロシア」の略。「露文ロブン」
鷺 ロ・さぎ 鳥部
解字 「鳥(とり)+路(天とつながる)」の会意形声。天から来た鳥の意。サギという鳥は「雪客セッカク」という異称があり、雪のように白い、天から来た客(神)と考えられていた。
意味 さぎ(鷺)。サギ科の総称。形は鶴に似てやや小さい。「白鷺しらさぎ」「朱鷺シュロ」(トキの異称)
蕗 ロ・ふき 艸部
解字 「艸(葉)+路(直接つながる)」の会意形声。葉が葉柄で地上と直接つながった形をしているフキ。茎は地上には伸びず、地中で地下茎(生姜やアヤメのような根塊)となり横に伸びる。フキは日本原産で、蕗ロは中国で香草や甘草の意。この字をフキに当てるのは、字の本質をふまえた見事な命名。
秋田蕗
意味 (1)[国]ふき(蕗)。キク科の多年草。茎は地上に伸びず地中にあって、葉柄が直接地上から伸びてきて、大きな葉をつける。早春に葉に先立ちフキノトウを生じる。葉柄とフキノトウは食用。「山蕗やまぶき」(山間に生える蕗)「蕗の薹フキノトウ」(早春、葉の伸出より先に根茎から伸び出す花茎。ほろ苦さを賞味する) (2)香草の名。また、甘草。
<紫色は常用漢字>
<関連音符>
各 カク・おのおの 口部
解字 「夂チ(下向きの足)+口サイ(神へ祈る言葉をいれる器)」の会意。音符「各カク」を参照。
解字 「足(あゆむ)+各(いたる)」の会意形声。各は「夂(下向きの足)+口(場所)」で、天からいたる、または向こうからいたること、それに足がついた路は、いたる「みち」を表す。音符で「(天と)つながる」イメージがある。
意味 (1)みち(路)。じ(路)。「道路ドウロ」「遠路エンロ」「路頭ロトウ」「家路いえじ」「旅路たびじ」「山路やまじ」 (2)方向。方面。「針路シンロ」「販路ハンロ」 (3)物事のすじみち。道理。「理路整然リロセイゼン」
イメージ
「みち」(路)
「(天と)つながる」(露・蕗・鷺)
音の変化 ロ:路・露・鷺・蕗
(天と)つながる
露 ロ・ロウ・つゆ 雨部
解字 「雨(水滴)+路(天とつながる)」の会意形声。雨(水滴)が途中の経過なしで直接、天とつながったように物の表面から出てくる「つゆ」のこと。つゆは屋外で出ることから、おおいがない意ともなる。
意味 (1)つゆ(露)。夜半または早朝、戸外にある物の表面につく小さな水滴。「雨露あめつゆ」(雨と露)「結露ケツロ」(冷たい物の表面にふれた空気中の水蒸気が凝結して水滴がつく現象) (2)つゆのようにはかないもの。「露命ロメイ」 (3)おおいがない。「露天ロテン」「露営ロエイ」「露店ロテン」 (4)あらわす。あらわ(露)。あらわれる(露れる)。さらけだす。「露出ロシュツ」「披露宴ヒロウエン」 (5)国名。「露西亜ロシア」の略。「露文ロブン」
鷺 ロ・さぎ 鳥部
解字 「鳥(とり)+路(天とつながる)」の会意形声。天から来た鳥の意。サギという鳥は「雪客セッカク」という異称があり、雪のように白い、天から来た客(神)と考えられていた。
意味 さぎ(鷺)。サギ科の総称。形は鶴に似てやや小さい。「白鷺しらさぎ」「朱鷺シュロ」(トキの異称)
蕗 ロ・ふき 艸部
解字 「艸(葉)+路(直接つながる)」の会意形声。葉が葉柄で地上と直接つながった形をしているフキ。茎は地上には伸びず、地中で地下茎(生姜やアヤメのような根塊)となり横に伸びる。フキは日本原産で、蕗ロは中国で香草や甘草の意。この字をフキに当てるのは、字の本質をふまえた見事な命名。
秋田蕗
意味 (1)[国]ふき(蕗)。キク科の多年草。茎は地上に伸びず地中にあって、葉柄が直接地上から伸びてきて、大きな葉をつける。早春に葉に先立ちフキノトウを生じる。葉柄とフキノトウは食用。「山蕗やまぶき」(山間に生える蕗)「蕗の薹フキノトウ」(早春、葉の伸出より先に根茎から伸び出す花茎。ほろ苦さを賞味する) (2)香草の名。また、甘草。
<紫色は常用漢字>
<関連音符>
各 カク・おのおの 口部
解字 「夂チ(下向きの足)+口サイ(神へ祈る言葉をいれる器)」の会意。音符「各カク」を参照。