聯 レン・つらねる・つらなる 耳部
解字 篆文は「耳(みみ)+糸糸(ひも)」の会意。戦場で切った敵の耳を紐でつないだ形。楷書から、糸糸⇒「幺幺(糸の略体)+丱カン(あげまき結び)」に変化した聯レンになった。丱カンは、少年が頭髪を左右に分けて両方に輪を作った髪型。二つの輪があることから貫カン・串カン(つらぬく)に通じ、耳を糸でつらぬく意となる。聯レンは耳をいくつも紐で通したかたちで、つらねる意となる。また、丱カン(左右のあげまき結び)から、左右のつながり(一対)の意味でも使われる。
意味 (1)つらねる(聯ねる)。つなげる。「聯合レンゴウ」(=連合)「聯珠レンジュ」(①珠をつらねる、転じて、美しい詩文をつくる。②日本では五目ならべ) (2)つらなる(聯なる)。並んで続く。続く。「聯綿レンメン」(長く絶え間のないさま=連綿) (3)二つがそろう。合わせて一つにする。「聯璧レンペキ」(一対の璧玉ヘキギョク:平らで円形の玉)「対聯ツイレン」(中国で、新年に家の玄関の左右の柱に対句を飾ること。=春聯シュンレン)
関 カン <せき>
関[關] カン・せき・かかわる 門部
解字 金文は、「門(もん)+串カン(つらぬく)」で、門のかんぬきに棒を通した形。門を閉ざしてかんぬきをかける意を表わす。篆文と旧字は、門の中が、串カン⇒同じ発音の「幺幺(糸)+丱カン(あげまき結び)」(=聯の右辺)に変化した。さらに新字体は、門の中が「关」に簡略化された関になった。意味は、門の扉にかんぬきをして門を閉ざすこと。転じて、街道上の要地に門を設けて開閉し通行人を検査する施設をいう。つなぎめ、かかわる意ともなる。
意味 (1)かんぬき。閉ざす。しめる。 (2)せき(関)。せきしょ(関所)。出入り口。「関門カンモン」「関税カンゼイ」「難関ナンカン」(3)つなぎめ。「関節カンセツ」 (4)かかわる(関わる)。「関係カンケイ」「関与カンヨ」
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 篆文は「耳(みみ)+糸糸(ひも)」の会意。戦場で切った敵の耳を紐でつないだ形。楷書から、糸糸⇒「幺幺(糸の略体)+丱カン(あげまき結び)」に変化した聯レンになった。丱カンは、少年が頭髪を左右に分けて両方に輪を作った髪型。二つの輪があることから貫カン・串カン(つらぬく)に通じ、耳を糸でつらぬく意となる。聯レンは耳をいくつも紐で通したかたちで、つらねる意となる。また、丱カン(左右のあげまき結び)から、左右のつながり(一対)の意味でも使われる。
意味 (1)つらねる(聯ねる)。つなげる。「聯合レンゴウ」(=連合)「聯珠レンジュ」(①珠をつらねる、転じて、美しい詩文をつくる。②日本では五目ならべ) (2)つらなる(聯なる)。並んで続く。続く。「聯綿レンメン」(長く絶え間のないさま=連綿) (3)二つがそろう。合わせて一つにする。「聯璧レンペキ」(一対の璧玉ヘキギョク:平らで円形の玉)「対聯ツイレン」(中国で、新年に家の玄関の左右の柱に対句を飾ること。=春聯シュンレン)
関 カン <せき>
関[關] カン・せき・かかわる 門部
解字 金文は、「門(もん)+串カン(つらぬく)」で、門のかんぬきに棒を通した形。門を閉ざしてかんぬきをかける意を表わす。篆文と旧字は、門の中が、串カン⇒同じ発音の「幺幺(糸)+丱カン(あげまき結び)」(=聯の右辺)に変化した。さらに新字体は、門の中が「关」に簡略化された関になった。意味は、門の扉にかんぬきをして門を閉ざすこと。転じて、街道上の要地に門を設けて開閉し通行人を検査する施設をいう。つなぎめ、かかわる意ともなる。
意味 (1)かんぬき。閉ざす。しめる。 (2)せき(関)。せきしょ(関所)。出入り口。「関門カンモン」「関税カンゼイ」「難関ナンカン」(3)つなぎめ。「関節カンセツ」 (4)かかわる(関わる)。「関係カンケイ」「関与カンヨ」
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