(中日新聞 2011年3月4日 01時13分)
【クライストチャーチ=村上一樹】ニュージーランド・クライストチャーチ市の地震で、行方不明者の救助活動打ち切りを発表した同国政府は3日、日本の行方不明者28人の家族らにも日本外務省を通じて決定を伝達した。今後は遺体収容作業に移行するが、身元確認が進まない中、一部の家族は帰国の途についた。
同国政府はこの日午後3時(日本時間午前11時)、「生存者がいる可能性はもはやない。現実に向き合わなければならない」と発表した。
一部の家族はこの日午前、遺体安置所のある陸軍基地を訪ね、花や思い思いの品を供えたが、安置所には入れなかった。先住民マオリの宗教者による祈りの儀式も行われた。
家族の帰国は2日から始まり、3日もクライストチャーチ国際空港から13人が日本へ向かった。
外務省の現地対策本部は、28人の身長などのデータや写真、歯型、DNA資料、指紋を採取する歯ブラシなどの提供を家族から受け、国際基準に合わせた身元確認資料を地元警察に提出。身元確認作業は長期化するとみられ、外務省は家族の帰国後も支援体制を取る。
地元警察の発表によると、3日までに確認された死者は161人で、ニュージーランド人以外で初めて2人がイスラエル人と特定された。CTVビルで見つかった遺体は90人。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030490011325.html?ref=rank
【クライストチャーチ=村上一樹】ニュージーランド・クライストチャーチ市の地震で、行方不明者の救助活動打ち切りを発表した同国政府は3日、日本の行方不明者28人の家族らにも日本外務省を通じて決定を伝達した。今後は遺体収容作業に移行するが、身元確認が進まない中、一部の家族は帰国の途についた。
同国政府はこの日午後3時(日本時間午前11時)、「生存者がいる可能性はもはやない。現実に向き合わなければならない」と発表した。
一部の家族はこの日午前、遺体安置所のある陸軍基地を訪ね、花や思い思いの品を供えたが、安置所には入れなかった。先住民マオリの宗教者による祈りの儀式も行われた。
家族の帰国は2日から始まり、3日もクライストチャーチ国際空港から13人が日本へ向かった。
外務省の現地対策本部は、28人の身長などのデータや写真、歯型、DNA資料、指紋を採取する歯ブラシなどの提供を家族から受け、国際基準に合わせた身元確認資料を地元警察に提出。身元確認作業は長期化するとみられ、外務省は家族の帰国後も支援体制を取る。
地元警察の発表によると、3日までに確認された死者は161人で、ニュージーランド人以外で初めて2人がイスラエル人と特定された。CTVビルで見つかった遺体は90人。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030490011325.html?ref=rank