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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

先住民イヌピアットが初優勝 アラスカの犬ぞりレース

2011-03-17 | 先住民族関連
cnn.co.jp2011.03.16 Wed posted at: 11:57 JST

(CNN) 米アラスカ州で開かれた犬ぞりレース「アイディタロッド・トレイル」第39回大会で15日、アラスカ先住民イヌピアットのジョン・ベイカーさん(48)が記録的タイムで初優勝した。アイディタロッド38年の歴史の中で、イヌピアットが優勝したのは初めて。
 ベイカーさんは現地時間の15日午前9時46分、州北西部の町ノームのゴール地点に到着。約1800キロの行程を8日と19時間46分49秒で完走し、これまでの大会記録を3時間以上縮めた。ベイカーさんにとって10位以内の入賞は12回目だが、優勝は初めて。
 ベーリング海に面したノームはイヌピアットが多く住み、狩猟や捕鯨などの伝統的な生活を営んでいる。ベイカーさんと犬10匹のチームが見えてくると、待ち受けた大勢の観客が歓声を上げ、先住民の言葉で声援を送った。
 先頭を走った犬とともに表彰台に上がったベイカーさんは、賞金5万400ドルと新車のトラックの鍵を受け取った。
 ベイカーさんの初優勝は先住民の誇りをかき立て、村の長老は大会情報サイトに「イヌピアットの子孫がレース史上初めて、われわれの伝統的な生活への野心を満たしてくれた」とコメントしている。
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002163.html

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アイヌ刺しゅうの「優秀工芸師」

2011-03-17 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 2011年03月16日 14時58分

 【幕別】アイヌ民族でアイヌ刺しゅうの作品制作に励む山本みい子さん(56)=幕別町内在住=が、道アイヌ協会(札幌)から管内初の「優秀工芸師」に認定された。「身に余る光栄。後世に技術を伝えたい」と意欲を新たにしている。
 優秀工芸師は同協会主催の道アイヌ伝統工芸展で優秀賞以上を3回受賞すると認定され、アイヌ文化に理解を深めてもらう活動や後継者育成に努める。山本さんを含め道内で18人いる。
 山本さんは2003年から同展の伝統工芸品部門に毎年応募。06年、着物に帯状の布で直線的な模様を作り、布の上に刺しゅうも施した「チカルカルペ」で優秀賞、10年には帯状の布で模様を付けた着物「ルウンペ」で最高賞の道知事賞。さらに今年2月の同展では前たれ(前掛け)が優秀賞を受けた。
 山本さんは02年2月にタイで行われた先住民族の交流に参加。持参したアイヌ民族の着物が借り物だったことから、「自分の着物を持たなければ」と思い、仲間と一緒に基礎から学ぶ講座を思い立った。
 同年6月、アイヌ文化振興・研究推進機構の支援を受け、当時、自身が支部長だった同協会幕別支部の主催でアイヌ刺しゅう講座を開講。年間10回前後の講座を5年間にわたり受講し、技術習得と向上に励んだ。
 着物をはじめ、マタンプシ(刺しゅうを施した鉢巻き)や前たれなどの伝統工芸品の他、バッグなども作る。「先人・先輩の作った刺しゅうを参考に、自分は作らせてもらっている。敬意を払い、一針一針感謝しながら縫っている」という。
 山本さんは「優秀工芸師となったことで、もう一度、初心に帰って勉強する。アイヌ刺しゅうを広げ、将来に伝える手助けができれば」と話している。
http://www.tokachi.co.jp/news/201103/20110316-0008336.php

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豊浦・カムイチャシが国指定名勝ピリカノカに正式認定

2011-03-17 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2011年3月16日(水)朝刊】

 豊浦町礼文華にある町文化財のアイヌ遺跡「カムイチャシ」が、国指定名勝ピリカノカとして正式に認定された。認定を記念して町中央公民館で15日から、特別展「カムイチャシとアイヌ文化」が始まり、町民に貴重な文化遺産の存在をアピールしている。
 ピリカノカは、アイヌ民族の文化的背景と結び付く名所的、学術的価値の高い景勝地群の総称で、国が昨年度から指定している。
 「神の・砦(とりで)」を意味するカムイチャシは、大岸と礼文華のほぼ中間の噴火湾に突き出た岬上に位置。ほぼ垂直の断崖に囲まれ「天然の要塞(ようさい)」として戦闘用の形態を残しながら、祭場や見張り台としての役割もあったと考えられている。
 アイヌ文化を象徴するチャシは道内に500カ所ほどあるが、カムイチャシは保存状態が極めて良好で、自然景観が美しく、江戸時代から多くの文献に登場するなど、学術的にも高く評価。昨年11月、文化庁の文化審議会が文部科学省へピリカノカへの追加を答申し、このほど正式に認定された。
 町ではこれを記念し、特別展を実施。町内で昭和56年に発見された200点余りの祭司器一式(町指定文化財)、遺跡の解説パネルなどを展示している。さらに同公民館で26日午前10時から、郷土史研究家の福田茂夫さん(町教育委員会)が、歴史や文化遺産的価値について記念講話する。特別展は4月10日まで。
(菅原啓)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/03/16/20110316m_07.html

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