朝日新聞 2014年2月7日00時00分
「国民的料理」の決め手がなかったオーストラリアで、先住民アボリジニーが食べてきた食材が見直されている。独特の風味に注目した人気シェフたちが、数年前から野菜や果物を使い始めたのが発端だ。最近は「ブッシュフード」として、一般家庭にも広がりつつある。
シドニー湾に臨む高級レストラン「キー」。カリスマシェフとしてテレビ番組などで人気のピーター・ギルモアさん(45)によるフュージョン料理が売りだ。
ギルモアさんは特別コース料理のため、タスマニア産の白身魚の上に見慣れない野菜をのせていた。バリラ、マニェルー、シーパセリ、カルカラ……。どれもオーストラリアの海岸に生える野菜で、「魚との相性は最高」という。雑草のような外見だが、かむと少し塩味がしてみずみずしさが口に広がった。
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http://www.asahi.com/articles/ASG1H3SX9G1HUHBI00V.html?iref=comtop_list_int_t
「国民的料理」の決め手がなかったオーストラリアで、先住民アボリジニーが食べてきた食材が見直されている。独特の風味に注目した人気シェフたちが、数年前から野菜や果物を使い始めたのが発端だ。最近は「ブッシュフード」として、一般家庭にも広がりつつある。
シドニー湾に臨む高級レストラン「キー」。カリスマシェフとしてテレビ番組などで人気のピーター・ギルモアさん(45)によるフュージョン料理が売りだ。
ギルモアさんは特別コース料理のため、タスマニア産の白身魚の上に見慣れない野菜をのせていた。バリラ、マニェルー、シーパセリ、カルカラ……。どれもオーストラリアの海岸に生える野菜で、「魚との相性は最高」という。雑草のような外見だが、かむと少し塩味がしてみずみずしさが口に広がった。
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