先住民族関連ニュース

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(北海道)札幌駅にアイヌ・モニュメント設置

2014-02-03 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2014年2月3日03時00分
 さっぽろ雪まつりを前に札幌の玄関口、JR札幌駅構内の西コンコースに2日、アイヌ文化のモニュメント像が設置された。アイヌ文化への関心と理解を深めてもらうため、アイヌ民族のあいさつ「イランカラ●(小文字の「プ」)テ(こんにちは)」を北海道のおもてなしの合言葉にしようと、政府や関係団体が進めているキャンペーンの一環。アイヌアートの第一人者らが制作に携わった。
 モニュメントは「ウレ●(小文字の「シ」)パモシ●(小文字の「リ」)北海道 イランカラ●(小文字の「プ」)テ」像。釧路市阿寒町の藤戸竹喜さんが制作した「弓の舞」を踊って祈りを捧げるエカシ(長老)像と、平取町の貝澤貢男さんら6人が作った祭具「イクパスイ(捧酒箸)」からなる。
 藤戸さんは「昔のアイヌの人々の顔を思い浮かべて作った」といい、本体が約1・6メートルあるエカシ像は顔の表情や衣のひだなどがリアルに彫り上げられている。クスノキを使い、半年かけて彫り上げたという。
(続き 会員)
http://www.asahi.com/articles/ASG2244DTG22IIPE00H.html

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JR札幌駅にアイヌ長老像を設置 観光客歓迎の舞踊る

2014-02-03 | アイヌ民族関連
琉球新報 2014年2月2日
 札幌市のJR札幌駅に2日、北海道の先住民族アイヌのエカシ(長老)像が設置された。弓を持った長老が、札幌市を訪れた客を歓迎する舞を踊るデザイン。
 アイヌ文化を紹介するキャンペーンの一環で、アイヌの歴史などを研究する団体が、JR北海道などの協力を得て作った。像は木彫りで、台座を含め高さ約2・5メートル。
 この日は民族衣装をまとった札幌大の学生が「カムイノミ」と呼ばれる伝統儀式で神に像の設置を報告した。像を制作したアイヌの彫刻家藤戸竹喜さん(79)は「先人の顔を思い出しながら彫った。多くの人が行き交う札幌駅に設置され誇らしいです」と話した。
(共同通信)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-218759-storytopic-1.html

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麻薬密売で中米の熱帯雨林に深刻な危機

2014-02-03 | 先住民族関連
National Geographic News January 31, 2014
Brian Clark Howard,
 違法薬物の犠牲者は、人間に限らないようだ。最新研究によると、中米の貴重な熱帯雨林が麻薬取引のために破壊されているという。
 コカイン精製用のコカ栽培のために行われる熱帯雨林の伐採以外にも、違法薬物の輸送や資金洗浄も森林破壊の一因と明らかになった。
 麻薬の密売組織は、森を切り開いて輸送用の滑走路や道路を建設する。また、地元の土地を買い占めてアブラヤシ農園や牧場に変え、資金の洗浄に利用する場合もある。前もって買収されている役人は、一切口を出さない。
「密輸ルート上の生態系が重大な影響を受けている」と研究リーダーのケンドラ・マックスウィニー(Kendra McSweeney)氏は語る。
 マックスウィニー氏は、オハイオ州立大学で人間と環境の相互作用や自然保護について研究している。2011年、気候変動に対する先住民コミュニティの取り組みを調査するため、ホンジュラスを訪れた。
 しかし、現地で目にした光景に衝撃を受ける。自然保護区の中心部で、大規模な森林破壊が急速に進んでいたのだ。
「相当な資金が動いている。しかもやりたい放題だ。誰の仕業か調べると、麻薬組織が浮かび上がった。麻薬を運ぶ、ただそれだけのために地域の生態系がメチャクチャだ」と同氏は憤る。
 ダムや道路の開発プロジェクト、森林の開墾、違法伐採、都市部の拡大など、中南米での森林破壊には、さまざまな要因が指摘されている。
「しかし、麻薬が及ぼす影響は極めて大きかった」。輸送のためなら、見境なく森林を伐採するからだ。
◆森林破壊と麻薬の関係
 マックスウィニー氏のチームには、アメリカとドイツの大学から研究者が参加している。論文によれば、特に森林破壊が進む地域はホンジュラス、グアテマラ、ニカラグアに広がり、とりわけカリブ海沿岸の低地で深刻だという。
 多様な生物が生息している中米は人口が少ない。麻薬生産地の南米から一大消費地アメリカに向けて、格好の密輸ルートになっている。
 ホンジュラスの世界遺産「リオ・プラタノ生物圏保護区」は、麻薬組織による森林破壊にさらされ、2011年にユネスコの「危機遺産」リストへ登録されている。
 グアテマラのペテン地域では、麻薬取引の増加に伴って森林破壊が深刻化。ラグナ・デル・ティグレ国立公園内でも、麻薬カルテルが所有する大農場が建設されている。
 潤沢な資金を持ち、暴力的な手段も厭わない麻薬組織の存在は、政府関係者や研究者、環境団体、先住民グループなどによる自然保護活動の妨げにもなるという。国連や国際開発機関は、あまりにも危険な現地から職員を撤収させている。
「保護団体は中米の生物多様性維持に莫大な金額を費やしてきたが、これまでの努力が水の泡になりつつある」とマックスウィニー氏。保護体制が失われれば、違法伐採者や密猟者のやりたい放題の場となってしまう。
◆麻薬政策の見直し
 マックスウィニー氏は、同僚が今回の研究を知れば、違法薬物取引に対する態度を変えざるを得ないと予想する。「長い間、われわれ自然科学者は麻薬政策など無関係だと思ってきたが、今後は政策に関与してもらう必要がある」。
 同氏によれば、対麻薬政策の改革に「明確な解答は存在しない」。ただし、需要減退に結びつく対策や、制限付き合法化に関する検討は必要と主張している。特に、密売組織の主要な収入源であるマリファナなどのソフトドラッグについては有効という。「組織の収益に打撃を与えれば、役人の買収や森林破壊を伴う資金洗浄が滞るに違いない」。研究の詳細は「Science」誌1月31日号に掲載されている。
Photograph by Gustavo Amador, epa/Corbis
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140131006

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シェル、北極海の掘削作業を今年も実施せず

2014-02-03 | 先住民族関連
(CNN) 2014.01.31 Fri posted at 10:57 JST
英蘭系メジャー(国際石油資本)のロイヤル・ダッチ・シェルは30日、米アラスカ沖の北極海での予備掘削を昨年に引き続き今年も行わないと発表した。
同社の掘削計画をめぐっては、環境への影響を懸念する環境保護団体や地元先住民が同社と米政府を相手取って掘削の差し止めを求める訴訟を提起。連邦控訴裁判所は先週、米規制当局が環境影響評価の際、原油生産量を「非現実的なほど低い量」に見積もっていたとの判断を下していた。
シェルの広報カーティス・スミス氏は「(計画の)前途に向けた明確な道筋が描けず、スケジュール上の問題もあって、2014年に安全に探査を行うために必要な準備がそろわなかった」と述べた。
一方、掘削延期の決定を受けて世界自然保護基金(WWF)で北極海の環境問題を担当するマーガレット・ウィリアムズ氏は声明を出し、「アラスカの社会や自然は少なくともあと1年、予備掘削による原油流出のさらなる危険にさらされずに済む」と評価した。
シェルは2012年夏にアラスカ沖での資源探査のための掘削を開始。だが掘削装置が流されるなどのトラブルに見舞われ、13年の掘削作業を見送っていた。
http://www.cnn.co.jp/business/35043291.html

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