(2014年2月24日 読売新聞)
企画展や出版物刊行 松阪市
北海道の名付け親として知られる松阪出身の探検家・松浦武四郎(1818~88年)の業績を紹介する松阪市小野江町の「松浦武四郎記念館」が、7月に開館20周年を迎えることから、市などは新年度に記念イベントを計画している。23日には、同記念館で恒例の「武四郎まつり」が開かれた。
同記念館は1994年7月、合併前の旧三雲町が、松浦家から寄贈された武四郎関係資料を展示する施設として開館した。
江戸時代後期に蝦夷地(北海道)を6回にわたって詳細に調べた武四郎が残した紀行文や地図など、同館所蔵の資料1503点は、国の重要文化財に指定されている。
市などは、開館20周年事業として、記念企画展(6月中旬~来年3月下旬に2回)、記念式典(7月6日)、記念特別展(10月7日~12月7日)、記念講演会(来年3月)、記念出版物の刊行などを予定。このうち記念特別展では、東京の「静嘉堂文庫」に保管され、最近、武四郎が使用したものとわかった「大首飾り」などを展示する。
同館の山本命(めい)学芸員は「静嘉堂文庫の武四郎関係資料が地元で展示されるのは初めて。考古学が好きだった武四郎が収集した県内出土品も里帰りするので、この機会に見てほしい」と話している。問い合わせは同記念館(0598・56・6847)。
一方、まつりでは、地元の小学生が、アイヌ民族と深くかかわった武四郎の偉業を描いた劇を上演。北海道の様似(さまに)民族文化保存会が、国の重要無形民俗文化財に指定されているアイヌ古式舞踊を披露した。
アイヌ文様の切り絵やアイヌ民族に伝わる口琴「ムックリ」などのコーナーもあり、来場者は武四郎の功績をしのびながら、アイヌ文化を体感していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20140223-OYT8T00978.htm
企画展や出版物刊行 松阪市
北海道の名付け親として知られる松阪出身の探検家・松浦武四郎(1818~88年)の業績を紹介する松阪市小野江町の「松浦武四郎記念館」が、7月に開館20周年を迎えることから、市などは新年度に記念イベントを計画している。23日には、同記念館で恒例の「武四郎まつり」が開かれた。
同記念館は1994年7月、合併前の旧三雲町が、松浦家から寄贈された武四郎関係資料を展示する施設として開館した。
江戸時代後期に蝦夷地(北海道)を6回にわたって詳細に調べた武四郎が残した紀行文や地図など、同館所蔵の資料1503点は、国の重要文化財に指定されている。
市などは、開館20周年事業として、記念企画展(6月中旬~来年3月下旬に2回)、記念式典(7月6日)、記念特別展(10月7日~12月7日)、記念講演会(来年3月)、記念出版物の刊行などを予定。このうち記念特別展では、東京の「静嘉堂文庫」に保管され、最近、武四郎が使用したものとわかった「大首飾り」などを展示する。
同館の山本命(めい)学芸員は「静嘉堂文庫の武四郎関係資料が地元で展示されるのは初めて。考古学が好きだった武四郎が収集した県内出土品も里帰りするので、この機会に見てほしい」と話している。問い合わせは同記念館(0598・56・6847)。
一方、まつりでは、地元の小学生が、アイヌ民族と深くかかわった武四郎の偉業を描いた劇を上演。北海道の様似(さまに)民族文化保存会が、国の重要無形民俗文化財に指定されているアイヌ古式舞踊を披露した。
アイヌ文様の切り絵やアイヌ民族に伝わる口琴「ムックリ」などのコーナーもあり、来場者は武四郎の功績をしのびながら、アイヌ文化を体感していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20140223-OYT8T00978.htm