苫小牧民報 2019/8/2配信
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アイヌが狩猟時に利用した仮小屋の作り方を学ぶ教員ら
道内の学校教員にアイヌ文化を学んでもらう「子どもたちに伝えたいアイヌ文化講座」(アイヌ民族文化財団、白老町など主催)が7月31日と今月1日の2日間、白老町内で開かれた。道内各地から参加した教員らは、アイヌ民族の食事作りや漁など伝統の営みを体験し、先住民族文化への理解を深めた。
先住民族アイヌの伝統文化を教員に学んでもらい、学校教育の中で子どもたちに伝えてもらうことを狙いとした企画。2日間で4講座を設定した。
初日はポロトの森キャンプ場を会場に、「アイヌ民族の暮らしぶりを学ぶ」をテーマにした2講座を用意。地元白老町をはじめ、札幌市や帯広市、三笠市、日高町、空知管内長沼町など各地の小中学校教員ら約50人が参加した。
教員らはまず、一般社団法人白老モシリ関係者の指導でアイヌの食文化について学習。チェプオハウ(サケの汁物)やチマチェプ(サケの串焼き)など伝統食の調理に挑み、狩猟採集の食材で多様な料理を作った昔の暮らしを想像しながら試食した。
続いてキャンプ場のそばに流れるウツナイ川付近に場所を移し、アイヌの男たちが狩猟時の野営で利用したクチャ(仮小屋)作りに挑戦。アイヌ文化に詳しい町内在住の長谷川繁美さん(81)の助言の下、ヤナギの枝やイタヤの幹などで骨組みし、フキの葉で屋根をふいて小屋に仕上げる作業に臨んだ。川では、ペラアイと呼ばれる弓矢で川魚を取る伝統漁法に臨み、ヤマメ漁を疑似体験した。
講座に参加した札幌市の平岸高台小のぞみ分校教諭、野原良美さん(23)は「アイヌ文化に興味があり、受講しました。学校で子どもたちにアイヌの暮らしについて教えたい」と話した。
2日目の1日は同町コミュニティーセンターを会場にアイヌ文様の刺しゅうを体験し、来年4月オープンの民族共生象徴空間(ウポポイ)の概要について関係者から説明を受けた。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16853/
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アイヌが狩猟時に利用した仮小屋の作り方を学ぶ教員ら
道内の学校教員にアイヌ文化を学んでもらう「子どもたちに伝えたいアイヌ文化講座」(アイヌ民族文化財団、白老町など主催)が7月31日と今月1日の2日間、白老町内で開かれた。道内各地から参加した教員らは、アイヌ民族の食事作りや漁など伝統の営みを体験し、先住民族文化への理解を深めた。
先住民族アイヌの伝統文化を教員に学んでもらい、学校教育の中で子どもたちに伝えてもらうことを狙いとした企画。2日間で4講座を設定した。
初日はポロトの森キャンプ場を会場に、「アイヌ民族の暮らしぶりを学ぶ」をテーマにした2講座を用意。地元白老町をはじめ、札幌市や帯広市、三笠市、日高町、空知管内長沼町など各地の小中学校教員ら約50人が参加した。
教員らはまず、一般社団法人白老モシリ関係者の指導でアイヌの食文化について学習。チェプオハウ(サケの汁物)やチマチェプ(サケの串焼き)など伝統食の調理に挑み、狩猟採集の食材で多様な料理を作った昔の暮らしを想像しながら試食した。
続いてキャンプ場のそばに流れるウツナイ川付近に場所を移し、アイヌの男たちが狩猟時の野営で利用したクチャ(仮小屋)作りに挑戦。アイヌ文化に詳しい町内在住の長谷川繁美さん(81)の助言の下、ヤナギの枝やイタヤの幹などで骨組みし、フキの葉で屋根をふいて小屋に仕上げる作業に臨んだ。川では、ペラアイと呼ばれる弓矢で川魚を取る伝統漁法に臨み、ヤマメ漁を疑似体験した。
講座に参加した札幌市の平岸高台小のぞみ分校教諭、野原良美さん(23)は「アイヌ文化に興味があり、受講しました。学校で子どもたちにアイヌの暮らしについて教えたい」と話した。
2日目の1日は同町コミュニティーセンターを会場にアイヌ文様の刺しゅうを体験し、来年4月オープンの民族共生象徴空間(ウポポイ)の概要について関係者から説明を受けた。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/16853/