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舞台 アイヌルーツ、主人公描く 宇梶剛士さん作・演出「永遠ノ矢」 「矢」は人の思いの象徴 /北海道

2019-08-20 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年8月19日 地方版
 俳優の宇梶剛士さんが自身のルーツであるアイヌ民族をテーマに作・演出を手掛けた舞台「永遠ノ矢(トワノアイ)」が21、22の両日、静岡県で上演される。東京都内でも今月上旬に上演された。宇梶さんが主宰する「劇団パトスパック」の21作目で、アイヌのイソンクル(弓の名手)が天に放った矢(アイヌ語でアイ)を巡る、時代を超えたストーリーだ。
 物語はアイヌにルーツを持つ主人公・海を軸に、現代の北海道と遠い昔のアイヌモシリ(アイヌ語で北海道を…
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https://mainichi.jp/articles/20190819/ddl/k01/040/039000c

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写真で見る世界の先住民たち 文明社会との「幸福な接点」はあるか

2019-08-20 | 先住民族関連
5TH Forbes 2019/08/19 19:00
気候変動や地球温暖化といった地球的な問題が差し迫るなか、われわれが環境を守り、この地球での暮らし方に対する考えを変えるために、先住民の知恵から多くを学べることは事実である。
だがこの1世紀、多くの民族が自分たち固有の土地や伝統から追われ、多数決主義的な人生観を押しつけられてきた。だが彼らは今、程度の差はあるものの、人工的で「便利な」情報社会で暮らすわれわれ現代人の、時代や進歩についての方針や考え方と折り合いをつけようとしているように思われる。
時代と向き合おうとする世界の部族たちの姿を写真で追ったフォーブス・インドの記事と写真を、以下転載する。
狩りの矢の準備をするアンダマン・ニコバル諸島のジャラワ族の人たち(インド)
未接触部族のほとんどは、過去に現代人とのネガティブな経験がある。強制的に退去させられ、居住地を減らされるなどしたのだ。また彼らは、外部の人間が持ち込むインフルエンザやはしかなどの病気への抵抗力が極めて低い。1858年にはおよそ3500人のアンダマン人がいたが、初期の入植者と接触した結果、2011年の調査では44人にまだ減ってしまった。

Thierry Falise/LightRocket via Getty Images
冷凍庫やガスコンロのそばでタバコを吸うブラジル民族の男(ブラジル)
2018年、ブラジルの環境保全を担当するブラジル環境・再生可能天然資源院が、パレシ族、ナンビクワラ族、マノキ族に合計3300万ドルの罰金を科し、4万エーカーの土地を没収した。それは彼らが、先住民ではない農業事業者と共同で、マト・グロッソ州の居留地の広大な農園で、大豆やトウモロコシなどの遺伝子組み換え穀物を栽培していたためだ。
収穫からの彼らの取り分はわずか10分の1未満だったが、パレシ族はその利益で自動車やスマートフォン、ベッド、ワイドスクリーンテレビ、冷凍庫、ブロードバンドインターネット対応のアンテナを購入できるようになった。
環境問題の専門家によれば、商業主義的な農業は、ブラジル産大豆への需要が中国などの市場で非常に高まっていることもあり、先住民の文化を破壊する可能性がある。だがパレシ族の年長者たちはそれを否定し、1800人強の部族が農業収入でよりよい教育や医療、大学への入学などを得て、進歩したと主張している。
ニヤムギリの丘の頂上に立つドングリア・コンド族の人びとと、生け贄のヤギの頭(インド)
ドングリア・コンド族の人びとは、ニヤムギリの丘を「生ける神」として崇拝している。2010年、多国籍鉱業・資源グループの英国本社「べダンタ・リソーシズ」が、オリッサ州ランジガに近い山脈、丘の近くでボーキサイトの採掘を計画したとき、部族は反対した。
べダンタ社は、「ボーキサイトの採掘計画で先住民族の権利が侵害される」という主張を否定した。計画は2013年に最高裁判所での敗訴により中止になったものの、部族の人たちは2019年の最高裁判所の判断に危機感を抱いた。土地の所有権が認められていない110万人が、中央政府によって立ち退きを命じられたのだ。
リチャード・ブランソンを歓迎するアボリジニの人々(オーストラリア)
アボリジニーの人たちが並んでイギリスの実業家リチャード・ブランソンを歓迎している。写真は2004年、ブランソンがヴァージン・アトランティック航空のロンドン=シドニー便を就航させるためにシドニー空港に到着したときの模様だ。
アボリジニーは入植者によって奴隷にされたり大虐殺されたりし、その数が急激に減少した。オーストラリアの先住民と非先住民との間の和解は、オーストラリアの政治において重要な課題となりつつある。
サンティアゴで行われたコロンブス・デー反対デモのさなか、機動隊から逃げるマプチェ族の仮面をつけた男(チリ)
2018年、クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸に到達して526年が経った。ラテンアメリカの先住民族の多くはこの日を、コロンブスが「奴隷制度や病気、植民地化、大量虐殺をヨーロッパからアメリカ大陸に持ち込んだ厄日」と考えている。
錆びついたAK-47ライフルを携えるディンカ族の牧夫(スーダン)
この牧夫が錆びついたAK-47ライフルを携えているのは、南スーダン中央部のルンベク周辺で、襲撃者から、家畜牛のコブウシを守るためだ。この遊牧民族の人びとは、数十年にわたり200万人以上が犠牲になった内戦に巻き込まれた。
そして、太古からの他の遊牧民族との対立は、今も終わっていない。武装して敵を襲撃し、群れからウシを奪う行為は昔から日常的に起きている。しかし銃が広まったことにより、戦いは槍や弓矢による衝突から、敵の姿が見えない「奇襲攻撃」へと変わってきた。
アイマラ族固有の料理「偽ウサギ」を食べるデンマーク人カリスマシェフ(ボリヴィア)
「ファルソ・コネホ」(偽ウサギ)と呼ばれるボリヴィア料理を食べるデンマーク人のシェフ、クラウス・マイヤー(左)。作ったのはアイマラ族のシェフ、イシドラ・アセンシオ(右)。アセンシオは、先住民族の活動を支援しているボリヴィア、ラパスのデンマーク非政府組織「IBIS」で働いている。
2011年、コペンハーゲンにあるレストラン「ノーマ」(世界一のレストランに何度も選ばれている)の共同創業者でありシェフのマイヤーは、ボリヴィアに行き、IBISと共同で料理学校を設立した。真のボリヴィアらしさを大切にするその学校では、ボリヴィアで通常使われている自然食品を材料にしている。
金の盗掘犯を取り押さえるムンドゥルク族の兵士たち(ブラジル)
ムンドゥルク族の兵士たちがパラー州の領地内で金を盗掘していた男をつかまえ、取り押さえている。金を求める盗掘者に自分たちの土地が荒らされていることに対し、ムンドゥルク族の人たちは、何年もかかる裁判所の判決を待つより、自らの手で制裁を加えることにしたのである。部族のリーダーたちは以前から、首都におもむいて、連邦政府に非先住民の盗掘者を領地に入らせないよう要求していた。
マンハッタンでの式典に駆けつけた先住民スー族(アメリカ合衆国)
アメリカ先住民スー族の「カヌカワクパ・ダコタ・ネーション・ユニティ・ライダーズ」の人びとが、ニューヨークのマンハッタンで開催された世界先住民国際デーの式典に馬に乗って到着したところが、国連前で撮影された。
部族の故郷というニューヨークにカナダのマニトバから馬でやってきて、現在のニューヨークを故郷としている人たちと友好関係を築き、親善を深めたいとしている。
北京でのファッションショーの舞台に立つチベットの若者(チベット)
2017年、デザイナーのアジャ・ナモは、チベットのファッションデザイナーとして初めて、北京で開催された「チャイナ・ファッションウィーク」に出品することになった。しかし彼女は、主催者側から紹介された中国の有名モデルの起用を断り、故郷のカンバ出身のチベット人の若者を抜擢した。カンバは四川省西部のチベットに近い草原の町だ。
北京におけるチベットの文化大使を自認しているナモは、中国人がチベットの人びとや文化に抱いている根強いイメージは「時代遅れ」であり、国家によるプロパガンダの結果であるとして、それを変えたいと考えている。
カザフ民族のイーグルハンターとイヌワシ(モンゴル)
モンゴル西部の都市ウルギーの近くの移動式住居ゲルの前で。モンゴル西部のカザフ民族は、ワシで狩りをすることで知られ、毎年2月から4月まで、200家族ほどが一斉に、アルタイ山脈を150キロ移動する。毎年恒例のこの春の移動中、気温は摂氏40度まで上がる。
DVDをイヤリングにしたボディ族の男性(エチオピア)
エチオピアのオモ川で6月に開かれる新年の祭りで行われるこの儀式では、男性参加者の体脂肪を測定し、もっとも太っているとみなされた優勝者に、部族の名声と賞賛が与えられる。
「マサイ・クリケット・ウォリアーズ」のキャプテンとチームメイト(ケニア)
2013年にライキピア国立公園内のオルペジェタ自然保護区で開催されたインドの「アンバサダーズ・オブ・クリケット」とのT20マッチで撮影されたもの。「マサイ・クリケット・ウォリアーズ」は地域のロールモデルの役割を担っており、女性器切除や児童婚といった時代遅れで有害な文化的習慣に反対し、マサイ族内の女性差別をなくそうと運動している。また、クリケットを通してより健康的な生活様式を普及させ、エイズについての知識を広めたいと考えている。
ブラジル、ガヴィアン族の男性に挨拶するマオリ族の女性(ニュージーランド)
2015年、ブラジルのパルマスで初めて開催された世界先住民族競技大会の閉会式で、ニュージーランドのマオリ族の女性から挨拶を受けるガヴィアン族の男性。大会を主催したカルロス・テレナは、「われわれの目的は優勝者に栄誉を授けることでも、すぐれたアスリートを発掘することでもない」と言う。「重要なのは競うことではない、祝うことだ。競争は、西側世界にやらせておけばいい」。
https://forbesjapan.com/articles/detail/29020

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珍獣発見!「人に危機の到来を告げる神」といわれる黒い十字狐

2019-08-20 | アイヌ民族関連
現代ビジネス8/19(月) 21:01配信

写真:現代ビジネス
黒いキツネには哀しい歴史がありました
 北海道では、キツネといえば、明るいオレンジ色のキタキツネ(RED FOX)が有名ですが、実は、彼らとは異なる黒いキツネ、十字狐(CROSS FOX)も生息しています。
 警戒心があまりに強く、人前にまず現れないので、その存在をしっている人は少ないようです。
 三毛狐と呼ばれることもあります。
 十字狐は、その昔、キツネの毛皮が高値で売買されていた頃、養狐場に千島列島などから連れて来られたキツネの子孫だと考えられています。
 十字狐は、背中に十文字の美しい模様があるため、その毛皮は特に高く売れたそうです。
 より綺麗な十文字を出すために、赤いキタキツネと十字狐の交雑が行われました。
 そのため、十字狐は、真っ黒な個体、キタキツネのような明るい色の部分が多い個体などさまざまな色の個体がいます。
 毛皮が売れなくなり、養狐場が衰退すると、養殖されていたキツネたちは山に放されました。
 そうして、野生にかえって交配を繰り返し、現在もたくましく生き延びている個体がいます。
 十字狐が生息する地域は限られていて、調べて行くと、やはり昔、養狐場のあった場所の近辺に生息しています。
 その歴史を知ると、十字狐は、なんだか哀愁をおびた存在に思えてきます。
 ただ、そういう説とは別に、アイヌの伝説にも黒い狐が出てきます。
 アイヌの人々に「シトゥンペカムイ」と呼ばれる黒い狐は、「人に危機の到来を告げる神」とされ、崇められてきました。
 養狐のために連れて来られる以前から、黒い狐は北海道に存在したのではないかと僕は思っています。
 シトゥンペカムイの姿は神々しく、見つけるといつも感動します。
 10年後、20年後、いや、100年後の未来まで、その血が途絶えることがなく、いつまでもその姿を見られることを祈っています。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190819-00066471-gendaibiz-sctch

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「すばらしい」義経像が修復され特別拝観 寄進から220年を機に解体・修復 北海道平取町の義経神社

2019-08-20 | アイヌ民族関連
HBC8/19(月) 16:45配信
北海道平取町にある義経神社では、古くから伝わる源義経の像が修復され、特別拝観が行われています。
平取町の義経神社は、江戸時代の1799年に探検家・近藤重蔵が、この地で「ハンガンカムイ」を崇拝するアイヌの人々に義経の像を贈ったことに由来しています。
それから220年を機に解体、修復された義経像は、弓や刀を備えた凛々しい姿によみがえりました。
「ガラッと変わって、すばらしいなと」(平取町民)
「平取において大事なものとしての御神像という意味合いもあるが、それぞれの地域にある大事なものを思う機会にもなれば」(義経神社・楡田美浩宮司)
義経の像の特別拝観は来月1日まで行われます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000010-hbcv-hok

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