会員限定有料記事 毎日新聞2019年8月20日 地方版
アイヌ語に由来する道内の地名を、国宝6点、国指定重要文化財33点を含む約100点の資料で考える地図の特別展が、札幌市の北海道博物館で開かれている。小川正人学芸副館長は「地名はアイヌ民族が先住していた証し。親しみのある地名を通して北海道を見つめ直す機会になってほしい」と期待する。
アイヌは地形の特徴や動植物に関係する地名を各地に付けており、道内では主に明治期以降、アイヌ語の音に合わせて読み方の近い漢字を当てた。「厚岸」(オヒョウの皮を採る所)、「稚内」(冷たい水の川)など、アイヌ語に由来する地名は北海道や東北に数多くある。
特別展は前期(25日まで)と後期(9月23日まで)に分かれ、4章で構成。第1章は伊能忠敬が作った「…
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https://mainichi.jp/articles/20190820/ddl/k01/040/195000c
アイヌ語に由来する道内の地名を、国宝6点、国指定重要文化財33点を含む約100点の資料で考える地図の特別展が、札幌市の北海道博物館で開かれている。小川正人学芸副館長は「地名はアイヌ民族が先住していた証し。親しみのある地名を通して北海道を見つめ直す機会になってほしい」と期待する。
アイヌは地形の特徴や動植物に関係する地名を各地に付けており、道内では主に明治期以降、アイヌ語の音に合わせて読み方の近い漢字を当てた。「厚岸」(オヒョウの皮を採る所)、「稚内」(冷たい水の川)など、アイヌ語に由来する地名は北海道や東北に数多くある。
特別展は前期(25日まで)と後期(9月23日まで)に分かれ、4章で構成。第1章は伊能忠敬が作った「…
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