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“消滅の危機”「アイヌ語」を伝える アイヌ文化フェスティバル アイヌ民族の歴史や文化などを披露 札幌市(北海道)

2019-08-25 | アイヌ民族関連
STV 8/24(土) 17:54配信

アイヌ民族の歴史や文化などを披露するアイヌ文化フェスティバルが札幌市で開催されました。
アイヌ語で歌を披露したのは、平取町の二風谷地区でアイヌ語を学ぶ子どもたちです。「アイヌ語」は、消滅の危機があると言われていて平取町では、全国に向けて発信する活動を進めています。会場では、子供たちによる古式舞踊や伝統楽器のムックリによる演奏も紹介されました。このほか、訪れた人は、アイヌの工芸作りの実演なども楽しんでいました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190824-00000258-stv-hok

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道の事業再評価 政治判断で前例打破を

2019-08-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/25 05:05
 鈴木直道知事が、高橋はるみ前知事時代からの事業を再評価する「事業レビュー」に着手した。
 複数の部局で重複する事業を統合して効率化したり、効果が不明確な事業を再編したりして、公約の実現に向けた予算を捻出するのが狙いだ。
 4期16年に及んだ高橋道政で硬直化し、停滞が指摘される事業もある。それを検証し、見直すことは必要だろう。
 だが、道職員同士が内部でやりとりしても、自身の仕事を統廃合する結果になるため、抜本的な見直しができない可能性がある。
 組織の外から道庁のトップになった鈴木知事が前例やしがらみにとらわれず、政治判断で大胆に切り込んでいく覚悟が求められる。
 道財政は一時の危機を脱したとはいえ、依然厳しい。借金である道債の残高は6兆円に迫り、高齢者福祉などの義務的経費も増え続けている。
 税収の大幅増も望めない中で、知事が独自の施策を展開するには、既存事業を思い切って削る決断が不可欠だ。
 レビューは、アイヌ文化復興拠点の民族共生象徴空間(ウポポイ)への100万人集客を掲げた「アイヌ施策」や、来道外国人観光客の年間500万人を目指す「観光戦略」など10分野を対象に行う。
 多くは前知事が決定したもので、分野ごとに類似の事業がないか、知事の公約実現への効果は十分かを点検するという。
 道職員は中堅でも、道政史上最長の任期を務めた高橋前知事しか知らない人がほとんどだ。
 これまで正しいと思って進めてきた事業を、白紙の状態から客観的に検証し、中止を含めた見直しができるのか。疑問が残る。
 外部の専門家など第三者の意見を採り入れることも考えるべきではないか。
 事業の統廃合は道庁内部だけでなく、利害関係のある業界や道議会などの抵抗も予想される。
 かつて全国的に注目を集めた道の事業再評価制度「時のアセス」では、士幌高原道路や日高横断道など大規模事業の中止に道内選出の国会議員や道議が強く反発した経緯がある。
 今回のレビューで、こうした抵抗を恐れて判断を回避するのでは意味がない。
 レビューは道職員の仕事に取り組む姿勢や道議会、利害団体などとの関係を見つめ直す機会にもなる。意識改革の面からも、しっかりと取り組んでほしい。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/337917

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音楽や舞でアイヌ文化実感 札幌でフェス

2019-08-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/25 05:00
 アイヌ民族への理解を深める「アイヌ文化フェスティバル2019」(アイヌ民族文化財団主催)が24日、札幌市中央区のかでる2・7で開かれ、約500人が伝統的な音楽や舞踊などを楽しんだ。
 世界口琴大会への出場歴もある釧路市の「阿寒口琴の会」がアイヌ民族の伝統楽器ムックリ(口琴)や弦楽器トンコリの演奏を披露。関東などで活動する釧路市出身者らの「アイヌルト☆テ」は「クリ☆セ」(弓の舞)で「鳥の羽ばたく姿があまりにきれいで矢を放つことができない」という物語を表現した。
 このほか、日高管内平取町の二風谷アイヌ語教室の子どもたちがアイヌ語の歌などを披露し、会場から手拍子が起きた。口承文芸も紹介された。
 千葉県の主婦八幡智子さん(67)は「感動した。若い世代にも伝承してほしい」と話した。(先川ひとみ)
☆は小さい「ム」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/337857

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日高の景観、味覚を満喫 札幌のコンサルが初のバスツアー 2町の牧場など巡る

2019-08-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/25 05:00
 【新冠、新ひだか】日高の魅力を再発見しようと、札幌の地域コンサルタント会社の代表が軽種馬牧場などを巡るバスツアーを企画し、新冠、新ひだか両町で24日、2日間の日程で始まった。札幌などの20~60代の参加者が、日高の味覚も堪能した。今後は全国から集うツアーに育てたい考えという。
 新たな観光客の誘致を模索していたホテルローレル(新ひだか)の多田敦子常務(52)が、日高の魅力を道内外に伝えるひだか観光大使で、まちづくり観光デザインセンター(札幌)代表のかとうけいこさん(56)に数年前から相談していた。趣旨に賛同する牧場主らも現れ、今回のバスツアーが実現した。
 同日は札幌発着の高速バスで来た男女11人がJR静内駅に集合。マイクロバスに移り、牧場巡りをした。新冠町明和の総合牧場ビッグレッドファームでは、芝がきれいに刈られ、約270ヘクタールと広大な敷地を自由に散策。馬を見つけてはカメラに収めていた。
 牧場巡りは初めてという道職員三井あやさん(29)=札幌在住=は「牧場とは思えない美しい庭園のようで驚き。草をはむ馬を見ていると心も癒やされます」と笑顔だった。
 夕食は地場の海産物をはじめ、エゾシカ肉を使った料理も味わった。25日はアイヌ文化も学ぶ予定。
 かとうさんは「日高の魅力はまだ伝え切れていない。参加者の感想なども聞き入れ、さらに充実したツアーを多く作っていきたい」と話した。(升田一憲)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/337847

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アイヌ新法施行3カ月 地域計画 自治体手探り 丁寧な合意形成が課題

2019-08-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/24 10:29



 アイヌ民族を法律で初めて先住民族と位置づけたアイヌ施策推進法の施行から24日で3カ月を迎えた。アイヌ文化の保存・継承や観光振興につながる地域計画を策定した市町村は国から交付金を支給され、施策の拡充が期待される。ただ、計画を策定するかや、どういう施策を実施するかは自治体の裁量次第で、地域によってはアイヌ民族の意向が十分に反映されていないとの批判も出ている。同法がうたうアイヌ民族の「誇り」とどう向き合うか自治体の姿勢が問われる。
 日高管内平取町は推進法施行をにらんで昨春から計画策定の準備を進めてきた。計画内容や交付金の使い道は、町や平取アイヌ協会、経済団体でつくるアイヌ文化振興推進協議会の会議などで議論を重ね、アイヌ文化を体験する滞在型観光やアイヌ工芸の商品開発を計画に盛り込む方向だ。
 7月には文化保存会や民芸組合などアイヌ民族の各団体にも計画案を示して意見交換し、川上満町長は「観光客誘致はもちろん、アイヌ文化を次世代に引き継ぐ事業にしたい」と力を込める。協会の木村英彦会長も「さまざまな団体と協議し、要望を広く反映させることが大切だ」と、今後もアイヌ民族を尊重した施策推進を求める考えだ。
■40市町村が関心
 内閣官房によると、交付金制度には道内を中心に約40市町村が関心を寄せている。一部は早期の施策展開のため年度内の計画策定を目指すが、短期間でアイヌ民族の要望をどう反映するか苦慮する自治体もある。
 来年4月にアイヌ文化復興拠点となる民族共生象徴空間(ウポポイ)開業を控える胆振管内白老町は、波及効果で町全体の観光客が増えることを期待し、本年度はウポポイと町内の観光施設を結ぶ循環バスの導入など総事業費4700万円の5事業を計画案に盛った。
 町は5月から5回行った白老アイヌ協会幹部との意見交換を踏まえ、文化伝承の人材育成やアイヌ文化を生かした商品開発も計画案に盛り込んだ。協会の山丸和幸理事長は「町の発展とアイヌ民族の双方に有意義となるよう、今後も協議を継続してほしい」と期待する。
 ただ協会内では「幹部にしか意見を聴いていない」と不満がくすぶる。今月の町議会全員協議会でも町議から「町内のアイヌ民族全体に向けた説明会を開くべきだ」との声が出たが、町は対応を留保したままだ。
 合意形成は他の自治体にも課題で、「各部局と調整が必要」(帯広市)、「アイヌ民族関係団体との意見交換に時間をかけたい」(旭川市)と本年度中の策定を見送る自治体もある。
■「腫れ物」扱いも
 一方、十勝管内のアイヌ協会会長の1人は地元自治体に計画策定を求めたが、「担当できる部署がない」と難色を示され、知り合いの職員から「『腫れ物には触りたくない』と敬遠する職員もいる」と言われたと明かす。
 会長は「門前払いのような対応で、検討する気すら感じなかった。アイヌ民族の権利を保障するはずの施策が、自治体の裁量に左右されるのはおかしい」と訴え、「腫れ物」発言は差別だと憤慨する。
 神奈川大の山崎公士名誉教授(人権政策論)は国や自治体の責任を明記する推進法を踏まえ、「各自治体はアイヌ民族を多数加えた審議会や、有識者として採用する専門部署を設けるなど当事者が参画できる枠組みを早急に整えるべきだ」と促している。(金子文太郎、川崎博之、斉藤千絵)
■北大大学院・小田教授に聞く 差別撲滅へ具体的措置を
 アイヌ施策推進法はアイヌ民族の「誇り」を尊重すると明記し、差別や権利侵害を禁じた。だが、今でもアイヌ民族の先住性や存在を否定する差別発言がネットにあふれている。北大大学院の小田博志教授(人類学)に先住民族の概念や法が抱える課題を聞いた。
 先住民族に厳密な定義はありませんが、国際労働機関の「独立国における原住民及び種族民に関する条約」(1989年)や「先住民族の権利に関する国連宣言」(2007年)を踏まえ、近代以降の植民地化などで不利な状況に置かれた人々というのが国際的な共通認識になっています。
 単に「先に住んでいた人々」ではなく、独自の文化や言語などを否定され、土地や資源を奪われるなど抑圧された人々を指す概念です。日本で言えば、明治時代の開拓使事業報告など複数の通達や書状が示す通り、アイヌ民族が土人と差別的に呼ばれ、日本語教育を強いられ、強制移住などで不利な状況に置かれたことは疑いようがありません。
 アイヌ民族は混血や同化が進み、民族と呼べないとの言説もありますが、アイヌ民族も和人を含む他の民族も生物学的に一つの種に属しつつ、歴史の中で民族として分かれてきたのです。民族を血統や遺伝子で区別するのは不可能で、「純血」の定義は存在しません。民族は固有の文化や言語、(どの民族に属するかという)自認など複合的な要素で形成されるものです。
 そもそもアイヌ民族の文化や言語が危機に追いやられた原因は同化政策にあります。同化が進んでいるからアイヌ政策は必要ないという論理は本末転倒です。日本人は着物や刀を身に着けなくても日本人です。伝統的な暮らしをしていないことは民族の存在を否定する根拠にはなりません。
 法はアイヌ民族への差別は違法だと明確にしました。差別された人を救済し、今ある差別を撲滅する具体的な措置が求められます。(聞き手・斉藤千絵)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/337727

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<風街だより>中標津支局長・森川純(56) サケ缶の歴史残す倉庫

2019-08-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/24 09:01
 知床連山や国後島を望む漁港の一角に、黄色いトタン張り、三角屋根の2階建ての建物がある。根室管内別海町本別海、別海漁協の資材倉庫。「ここが明治時代の缶詰工場です」と、郷土史に詳しい漁師、福原義親(よしちか)さん(70)が中に入れてくれた。
 度重なる改装で外観に特徴はないが、木の階段を上って見上げ納得した。黒く分厚い梁(はり)、屋根を支える部材には風格が漂う。
 1878年(明治11年)に開設された開拓使別海缶詰所の一部。米国出身のお雇い外国人の指導を受け、目の前の西別川河口でとれたサケ、マスを加工した。西別産のサケは、開拓使の資料に「身色紅ヲナス美味最抜秀」と紹介されている。
 建物は6年前、町の歴史文化遺産に登録された。町教委の戸田博史主幹(49)によると、石狩、厚岸、択捉島紗那などに開拓使が建てた缶詰工場で、現存する建物を見られるのは旧別海缶詰所だけ。戸田さんは「江戸時代の献上西別鮭(さけ)のおいしさは伝わっていたはず。開拓使には海岸部に住民を定着させる目的もあった」と語る。併せて、アイヌ民族とサケの関わりにも思いをはせたい。
 別海缶詰所は87年、民間に払い下げられた。後に経営者が変わり、不漁もあって1942年(昭和17年)に閉鎖。戦後は別海中校舎としても使われた。
 福原さんには、約8キロ離れた集落の走古丹(はしりこたん)も案内してもらった。風蓮湖畔の草地にれんがの構造物が残る。ここも元缶詰工場。明治から昭和にかけ、一帯では5軒ほどの民間の缶詰工場が稼働。詳細不明とはいえ、波で浸食が進む海岸などに人知れぬ「産業遺産」があったのだ。
 福原さんは2年前、鉄パイプを加工し明治期のサケ缶も復元した。約20年続く郷土史の調査は「わからないことだらけ。だから、おもしろい」と笑う。
 浜では9月に始まる秋サケ定置網漁の準備に忙しい。別海漁協で4年前に2300トンあった水揚げは昨年、一昨年は400トン台と不振を極める。ただ、同漁協が江戸時代の製法を再現して丹念につくる「献上西別鮭」は好評で、毎年約3万匹を加工し一本物や切り身として売る。
 長い歴史と物語を持つ自慢のサケ。豊漁を期待したい。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/337726

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トムラウシ山 Tシャツに 新得・東大雪荘とモンベル連携 動植物の宝庫PR

2019-08-25 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/24 05:00

モンベル社と東大雪荘によるトムラウシ山のコラボTシャツ
 【新得】大雪山系トムラウシ山(2141メートル)のふもとにある、トムラウシ温泉国民宿舎東大雪荘は、アウトドア用品製造販売大手モンベル(大阪)と連携し、トムラウシ山をテーマとしたオリジナルTシャツを発売した。
 ナキウサギやヒグマなど動物の絵柄をデザインし、アイヌ語でカムイミンタラと呼ぶ大雪山系の総称「神々の遊ぶ庭」の文字を入れた。男女兼用と女性用の2種類でサイズはM~XL。色は紺、黄、緑など計5色。吸水速乾性や通気性に優れたモンベルの独自素材を使用した。
 コラボTシャツは4月、同荘の小泉弘明総支配人がモンベルに直接提案して実現。デザインは同荘スタッフが手掛けた。小泉総支配人は「日本百名山の中でカタカナ表記するのはトムラウシ山だけ。Tシャツを通じて、動植物の宝庫でもあるトムラウシ山を全国にPRしたい」と話す。
 価格は1枚3800円。8月末までは3500円の限定価格。同荘で販売している。今後はマグカップなどのコラボ商品も予定している。問い合わせは東大雪荘(電)0156・65・3021へ。(菊地信一郎)
☆カムイミンタラのラは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/337610

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