北海道新聞 08/18 05:00
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遺骨の再埋葬の前に、浜厚内生活館でカムイノミを行う浦幌アイヌ協会関係者(井上浩明撮影)
【浦幌】浦幌アイヌ協会(差間正樹会長)は17日、町立博物館と札幌医大からそれぞれ返還された遺骨計2体を町営墓園に再埋葬した。立ち会った協会関係者ら約40人は、万感の思いを込めて祈りをささげた。
同協会は再埋葬に先立ち、祈りの儀式「カムイノミ」を浜厚内生活館で行った。その後、町営墓園に移動し、町教委の久門好行教育長から受け取った遺骨1体と、9日に札幌医大から返還された1体を再埋葬した。差間会長は「私たちの習慣にない再埋葬は、あってはならないこと。先祖を地元の土に返すことができ、感慨ひとしお」と述べた。
久門教育長は「長い間、博物館で保管していたが、地元の土に戻すのが一番だと思っている」と話した。刀子(とうす)と漆片の副葬品2点は同博物館で展示される。
同協会は18日午前10時から、浜厚内生活館で先祖供養の儀式「イチャ☆パ」を行う。
また、同協会は9月にも東大を相手取り、同大が保管する遺骨の返還を求める訴訟を釧路地裁に起こす方針だ。(岩瀬貴弘)
☆は小さい「ル」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/335627
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遺骨の再埋葬の前に、浜厚内生活館でカムイノミを行う浦幌アイヌ協会関係者(井上浩明撮影)
【浦幌】浦幌アイヌ協会(差間正樹会長)は17日、町立博物館と札幌医大からそれぞれ返還された遺骨計2体を町営墓園に再埋葬した。立ち会った協会関係者ら約40人は、万感の思いを込めて祈りをささげた。
同協会は再埋葬に先立ち、祈りの儀式「カムイノミ」を浜厚内生活館で行った。その後、町営墓園に移動し、町教委の久門好行教育長から受け取った遺骨1体と、9日に札幌医大から返還された1体を再埋葬した。差間会長は「私たちの習慣にない再埋葬は、あってはならないこと。先祖を地元の土に返すことができ、感慨ひとしお」と述べた。
久門教育長は「長い間、博物館で保管していたが、地元の土に戻すのが一番だと思っている」と話した。刀子(とうす)と漆片の副葬品2点は同博物館で展示される。
同協会は18日午前10時から、浜厚内生活館で先祖供養の儀式「イチャ☆パ」を行う。
また、同協会は9月にも東大を相手取り、同大が保管する遺骨の返還を求める訴訟を釧路地裁に起こす方針だ。(岩瀬貴弘)
☆は小さい「ル」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/335627